天邪鬼が得をする?一級ポイントで人気ルアー投げても釣れません

一週間の勤務を終え、待ちに待った釣り前夜.....「せっかくの釣りだから、できるだけ沢山釣りたい!」そう思うのは自然なことでしょう。

では、皆さんはどのように情報を収集し、どのように明日の釣りをイメージをしますか?

現実、イメージ通りにいかないのがほどんどかもしれません。

目次

皆と同じ場所で同じルアー投げてない?

釣りの前日、ワクワクしながら道具を用意しつつ、明日の釣りのことをアングラーは考えます。

SNSや釣具店、メディアの情報で釣れている場所をチェックして、釣れると話題のルアーをセットする……

よくある流れではありますが、「情報通りに釣れた!」という方はごく稀なのではないでしょうか。

ビックリマン高田

いろんな情報を信じていざ釣り場に立ったら「全然釣れないやん!」なんて経験、皆さんありますよね?

皆が同じことをすると魚はスレる

よくよく考えてみてください。

“情報”というのは他のアングラーにも共通して届いているもの。多くのアングラーが同じポイントで同じルアーを投げるのです。

そうなるとプレッシャーも極端に高くなります。

そのルアーで釣れるはずの魚は、すでに釣りきられているかもしれません。

ビックリマン高田

情報を元に釣りを組み立てるということは、競争率の高いレースに参加しているということになります。

すべての情報が正解とは限らない

もちろん情報には根拠があります。

メディアやSNSでおすすめされるポイントには魚が沢山入ってきているでしょうし、話題のルアーはファーストインパクトでよく釣れていたり、その場所のベイトにマッチしているかもしれません。

しかし、情報にはタイムラグもあり、本当に“おいしい情報”はネットに公開されていないということも考えられるでしょう。

ビックリマン高田

現場に行ってみないと正解はわかりません。
 
現場に出ることで、「最適解が他にも落ちている」なんてことも全然ありえちゃうわけですね!

皆と違うことをすれば簡単に魚は釣れるかも

多くのアングラーが情報に左右されているのは事実でしょう。

では、もしそんな大多数のアングラーと異なる釣りが組み立てられたとしたら……

フィッシングプレッシャーを避けることができ、誰も触っていないフレッシュな魚や、有効なテクニックにいち早くアクセスできるのではないでしょうか。

ビックリマン高田

天邪鬼な筆者が、皆の逆を行く釣りの楽しさ、自分だけのゲームフィッシングの魅力を解説していきます!

現代の“情報”をどう使うか

まずはじめに誤解されぬよう説明しておくと、情報や流行というのはキッチリ頭に入れておいたほうがが良いです。

最も良くないのは、何も調べないということ。

大事なことは、情報や流行に流されないということで、有効活用すれば良いのです。

ビックリマン高田

天邪鬼…..といっても、流行を知らずには逆に進むことすらできません
 
どういった情報があってそれをどう使うかが重要なのです。
 
ここからは経験談を含めて、情報の使い方を皆さんに紹介します。

フィールド情報でおすすめされた場所は釣れない

「ここが釣れているよ!」と誰もが知っているようなポイントで良い思いをできるなんてことはほとんどないでしょう。

早朝から場所取り……なんてことをすれば別ですが、それでも良いタイミングにポイントに入ることも一苦労ですし、フィッシングプレッシャーは極度に高くなります。

では、筆者はどうしているのかというと、フィールド情報で最も人気のあるポイントは最初の選択肢から外します。(後述しますが、そこで釣りをしないというわけではありません)

フィールド情報は自分が釣りをする場所を選ぶためではなくて、人が多い場所を避けるために利用するというわけです。

ビックリマン高田

「連日入れ食い!」なんて情報があるポイントは、たしかに魚が寄る条件を兼ね備えていることが多いです。
 
そんなときは“釣れているポイントと同じような条件”に当てはまる別の場所を探します。
 
多くの場合、同じような条件の場所にも同様に魚が入るので、プレッシャーのかかっていない魚を一人で楽しむことができるんです。

流行りすぎたルアーはパワーダウンする

フィッシュイーター、とくにバスは新しい動きをするルアーに好反応を示すことが多々あります。

それゆえ新製品のルアーの中には強烈なルアーパワーで、とんでもない釣果を叩き出せるときがあります。

最初に使っている人は良い思いをできますが、どんどん流行していき皆が使い始めるとそのルアーは露骨にパワーダウンしていきます

誰もが持っているルアーは、その時点ですでに旬が過ぎているのかもしれません。

ビックリマン高田

筆者も気になる新製品は基本的に全部試します。
 
もちろん、それで強烈に良い思いをしたことは多々ありますが、その新しいルアーが流行ってしまうと、極端に釣れなくなっていくという経験を何度もしてきました。
 
流行りを追いかけながら釣果を上げるのは、なかなか難しいですね。

釣行前の情報は鵜呑みにせずその先を読む

釣行前の情報収集はとても大事です。

例えば、どのエリアにベイトが多い、ディープでよく釣れている……などなど、現代はいろんな情報で溢れかえっています。

ところが聞いていたのと違う状況になっているということも日常茶飯事。なぜならすべての情報は過去のものだからです。

たとえ前日の情報であっても、過去のものに変わりありません。大事なのは、その過去の情報から今に至るまでどのように変化したかということです。

ベイトが移動している可能性もあれば、ディープの魚はシャローに移動している可能性だってあるのです。

ビックリマン高田

自然は常に変化していくものです。
 
1日の中でも、午前と午後で大きく変わることだって珍しくないのです。

“情報”よりも大事なこと

天邪鬼だから得をする……と言っても、皆がやっていることの逆をただやればいいというわけではありません。

ただただ奇をてらって、変わったルアーを投げてもいい思いをすることはできないでしょう。

いろんなことを考えながら自分だけのゲームフィッシングを展開すれば、流行とは違う自分だけのフィッシングスタイルに自ずと変化していくはずです。

自分で現場の情報を集めながら魚を追う

自分の目でベイトを確認したり、ルアーをいろいろ試しながら魚の状態を探るというのが最も重要なことです。

その補助として、事前情報を参考にしながら目の前にあるフィールドの状況を正確に把握できれば、自分なりのポイント選択やルアー選択などができるようになるはずです。

ビックリマン高田

自分で状況を探る……というのは簡単なことではないですが、基本的にベイトフィッシュを追いかけると正解が見えてくることが多いです。
 
餌の追いかけ方は、別記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください!

▼餌の追いかけ方についてはこちらをチェック!

先入観を常に捨てることを意識する

朝はトップウォーター、濁っているからクランク、このフィールドはワカサギパターン、例年この時期はミドストが釣れる……などなど、メディアやSNSによって作り上げられた先入観というものをアングラーは誰しも持っています。

セオリーはあれどフィールドというのは常に変化していくもの

先入観が邪魔をしてその時の最適解に近づけない、ということが多々あるのではと感じています。

ルアーフィッシングにはさまざまなルアーが存在します。先入観を捨てて、目の前にいる魚が求めているものをシンプルに考えることで、自分だけのスタイルが見えてくるかもしれません。

ビックリマン高田

とくにハイプレッシャーが当たり前の現代では、オープンマインドがとても重要。
 
先入観に捉われずにあらゆる可能性を追求することが、ルアーフィッシングの醍醐味でもあります。

プレッシャーを考慮して立ち回る

誰もが知っている人気ポイント。でかい魚がいるのはわかっているけど沢山人がいてポイントに入れないし、プレッシャー高すぎて口も使ってくれない……そんなとき筆者は、皆が諦めて帰るであろう夕方や昼間の時間にそのポイントに入ったりすることがあります。

多くの人は朝イチのチャンスタイムにそのポイントに入り、釣れなくなったり、そもそも2時間位アタリがなかったりすると他の場所に移動しますよね。

魚は人が居なくなる時間を把握していることも多く、空いた時間にしれっとそのポイントで釣りをすれば簡単に釣れるということがあります。

他のアングラーの動きや心理を読んで立ち回ることも重要なのです。

ビックリマン高田

釣りは魚との遊びですが、ハイプレッシャーフィールドでは他のアングラーとの駆け引きもどうしても必要です。
 
多数のアングラーの逆を行くというひとつの手法ですね。

誰もやっていない釣りを常に探す

誰もがやっていない釣りを見つけると、バスはフレッシュな反応を示してくれます。

もちろん簡単なことではないですが、魚がどんな餌をどんな場所で狙っているのかを考えて釣りをしていけば自分だけのストロングパターンが見つかることも珍しくないです。

ビックリマン高田

完全に新しい釣り……というのは相当な経験とヒラメキがないと難しいかもしれません。
 
ですが、例えば関東で流行っているけど、琵琶湖では知られていない釣りだとかその逆だったり、他の地域の釣りを参考にするという手もあります。
 
自分が釣りをしているフィールドで、流行っていない釣りというのは経験上ハマることが多いです。

自分の釣りの軸を作る

例えば、こういう地形を魚は好むだったり、エビを捕食しているときはこんなルアーが効くなど、自分の経験で自分だけの基準を作るというのがとても重要です。

自分の釣りの判断にしっかりとした軸ができれば流行にも情報にも流されず、いい釣りができるようになるでしょう。

自分の釣りは何よりも楽しい

他のアングラーとは違う自分だけのゲームがバッチリハマったときの気持ちよさ、楽しさは何にも代えがたいものです。

情報や流行に流されるのではなく自分の頭で考えて組み立てていくことで、ルアーフィッシングがより楽しく、成立したときにはもっともっと好きになっているはずですよ!

ビックリマン高田

天邪鬼と他のアングラーに言われたとしたら、それは自分の釣りをしっかり持っているという証拠かもしれませんね!

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