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ガンダムデスサイズ/デスサイズヘル

登録日:2010/04/28(水) 21:37:46
更新日:2024/11/30 Sat 14:24:59
所要時間:約 11 分で読めます





※推奨BGM:コードネームはヒイロ・ユイ

海底に沈んだガンダムを回収するため、
連合軍マリーナは大部隊を送り込んできた。

だが、OZのゼクスは
新型モビルスーツ・キャンサーを使って、
確実にガンダムを捕捉していた。

ヒイロはその前に、ガンダムを破壊しなければならない。

しかし、深海の闇に……
もう一つのGの影が現れる!

新機動戦記ガンダムW、第2話!

死神(しにがみ)()ばれるG(ガンダム)






死ぬぜぇ、俺の姿を見た者は……!
みんな死んじまうぞぉ!!


新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツ(MS)であり、ガンダムの一機。
黒いボディ、鎌、後に羽根(マント)装着という中二病にぶっ刺さるコンボにより、視聴者の心を掴んで離さない人気MS。
その人気は未だに色褪せない驚異的なメカである。

デザインはTV版を大河原邦夫が、そのリファインであるEW版をカトキハジメがそれぞれ担当している。


■目次





◆ガンダムデスサイズ


■機体データ

型式番号:XXXG-01D
開発:プロフェッサーG
頭頂高:16.3m
重量:7.2t
装甲材質:ガンダニュウム合金
武装:ビームサイズ、バスターシールド、バルカン×2、マシンキャノン×2、ハイパージャマー×2



□アビリティレベル

ファイティングアビリティ:レベル140
ウエポンズアビリティ:レベル120
スピードアビリティ:レベル160
パワーアビリティ:レベル120
アーマードアビリティ:レベル120


■機体解説

「オペレーション・メテオ」に投入された近接戦・隠密戦用ガンダム。
機体名の「デスサイズ」とは、英語の「Death()」と「Scythe(大鎌)」を組み合わせた造語である。
OZからは「ガンダム02(ゼロツー)のコードネームで呼ばれる。


高い防御力を誇るガンダニュウム合金で作られたガンダムだが、流石に連続・集中攻撃を受ければいずれは破壊されてしまう。
特に単独行動を行うことが前提のガンダムではその危険性は非常に高くなる。

これに対し、本機の開発者プロフェッサーGの導き出した解答は、「高い瞬発力による回避・離脱速度の向上」。そして「電子的手段を用いた機体の存在の隠匿」の2つであった。

1つ目の課題をクリアすべく、反応速度と突進力を最重視した機体仕様を行い、5機のガンダムの中では随一の機動性・運動性を獲得した。
ただしその分同じ白兵格闘系列のサンドロックにはパワー面で劣り、シェンロンには汎用性と白兵継戦能力で劣る。

そしてプロフェッサーGの専門分野でもあるステルス技術を応用した電波妨害装置「ハイパージャマー」を搭載。
機体の塗装も電波・赤外線を吸収する特性を持つ特殊塗料を使用し、より隠密性が高められている。
漆黒に染められた姿と巨大な鎌でなぎ払う様は、他のガンダム以上に強い威圧と、死への恐怖感をOZの兵士達に植え付けた。

W系ガンダムの中でも特に趣味に走った外観となっているが、
  • 両胸のインテーク
  • シールドの十字模様
  • 伸縮可能な長物武器
など、何気に5機中最も「ガンダム」の意匠を持つというある意味不思議なデザインとなっている。

パイロットは、自らを「死神」と称する陽気な少年「デュオ・マックスウェル」。
彼はこの機体に相当な愛着を持っており、相棒と呼んでいた。



■武装

  • バルカン
頭部に内蔵されたバルカン砲。

  • マシンキャノン
肩部に内蔵された大型機関砲。

  • ビームサイズ
本機の象徴たる大鎌型のビーム白兵武装。ビーム発振器の角度変更により槍の形態に出来る。
水中でも平気で使用出来る程の出力を持ち、凄まじい破壊力を誇る。
実体の円筒形柄部分もそれなりに頑丈で、石突部分でリーオーの頭部を破壊してしまう場面もある。
本体だけでも機体全高に匹敵する長物だが、柄部分は伸縮可能であり非使用時にはリアスカートに懸架出来る。

  • バスターシールド
十字架の装飾を施したシールド。取り回しを考慮してか比較的小型。
先端がハサミとなっており、敵を捕縛し、ハサミを開いた中央からビーム刃を形成し確実に破壊する。
後部のスラスターによって射出も可能であり、その際はドリルのように回転しながら敵機を貫く。飛び道具の弱い本機の切り札的な装備となっている。
……替えが利くようなものでもないので射出すると一々回収するの面倒臭そうだが気にしてはいけない。

  • ハイパージャマー
本機最大の特徴である、背部に搭載された電子兵器。
特殊、強力な妨害電波を発生させ、カメラやレーダー等の電子機器をほぼ完璧に無効化する為、カメラ・レーダー等から情報を得る兵器にとっては事実上、姿が消えている。
OZの兵士の中では「ガンダムを見た者に、生き残った者はいない」というジンクスがあるが、デスサイズに関しては姿を見ぬままやられた者も多い。
ただTV版のそれはシベリアからの撤退の際何らかの粒子状の物体を散布していた事から、デザイン上は「チャフ、ないしは攪乱目的のジャミング用粒子(レイズナーで言う所のLCMパウダー)の散布システム」であった可能性が高い。
EW版は現実のECMポッド等に準拠した強電磁界発生装置の為、バルジ状パーツになっている。

  • ルーセット
敗者たちの栄光で登場した装備。
元よりスラスターを使い空中での機動や静止は可能であったが、このユニットにより完全な飛行が可能。
ウイングガンダムの羽を小型化したようなデザインで小型ゆえに航行距離は制限されるものの、
ウイングガンダムと同等の飛行能力(ウイングガンダムの背面のユニットは極超音速まで飛行が可能なもの)をもつ。



■劇中の活躍

オペレーションメテオでデュオと共に地球上に降下した後は、ハワードのサルベージ船を拠点に各地で破壊活動を行っていた。
しかし、二話にしてウイング共々ヒイロに魚雷を撃ち込まれ壊されたり、ウイングの修理のためにヒイロに部品を抜き盗られバラバラにされるなど、パイロット同様貧乏くじを引いている。

途中ヒイロ以外にもカトルマグアナック隊の面々と行動を共にするが、コロニーが人質にされてしまってからは行動を起こすことが出来なくなり身を隠す。
そして中盤にはHLVを奪い宇宙に上がるが、OZに発見されてしまい、宇宙用の調整を受けていなかったこともありモビルドール化されたトーラス部隊に苦戦。
かなりの損傷を受け出力ゼロにまで追い込まれ、最期の手段として自爆しようとするも回路不良で起動せず捕獲されてしまう。

その後、各コロニーへ映像中継される中、OZに潜入していたトロワ・バートンの手によってトーラスカノンを撃ち込まれ反抗の象徴として破壊されてしまう。



◆ガンダムデスサイズヘル



オラオラッ!死神様のお通りだぁぁ!

■機体データ

型式番号:XXXG-01D2
全高:16.3m
重量:7.4t
装甲材質:ガンダニュウム合金
武装:ツインビームサイズ、バスターシールド、バルカン×2、ハイパージャマー×2、アクティブクローク



□アビリティレベル

ファイティングアビリティ:レベル150
ウエポンズアビリティ:レベル120
スピードアビリティ:レベル170
パワーアビリティ:レベル120
アーマードアビリティ:レベル140


■機体解説

先の中継で大破した後、OZに回収されていたデスサイズの残骸を5人の科学者たちが密かに持ち出し、月面基地地下施設で宇宙用に強化・改修した機体。
基本的な部分はデスサイズが基になっているため本体の意匠は受け継がれている。
一方、頭部の装甲に装飾が追加され、肩部分は丸いシンプルなアーマーに変更。
そして追加装備「アクティブクローク」が搭載され、その姿は死神とも悪魔ともつかぬ不気味な物になった。

ヴァイエイトとメリクリウスの開発で実証された技術などを盛り込んだ各装備の改良により、ECMによる隠密行動能力の向上だけでなく防御能力も大幅に強化され、
OZの最新鋭機を上回るほどの性能を獲得している。

機体名の「ヘル」は「デスサイズが地獄(Hell)から蘇った」の意味。


■武装

  • バルカン
頭部に内蔵されたバルカン砲。強化前と同じ。

  • ツインビームサイズ
ビーム発振器が増え、二枚刃になった。
一枚目で装甲を、二枚目でフレームを破壊する事で確実なダメージを与え、更に基部に追加された小型スラスターによって瞬発的な加速を行い全体の破壊力を高めている。
こちらも伸縮しリアスカートに取り付けられる。

  • ハイパージャマー
基本性能は2倍に向上。
肋骨を模した胸の増幅装置「リブジャマー」との相乗効果により欺瞞性能が強化されただけでなく、より一層禍々しさを醸し出している。
リブジャマーは排気目的のエアインテーク近くに配置されている為、「ジャミング用粒子散布増幅システム」としてデザイン上創作設定されていた可能性が高い。

  • バスターシールド
基本の仕様に変化は無いが、先端のハサミなどが大型化し中心に実体のニードルを追加。
発振されるビーム刃の出力も強化され、全体の形状は棺桶を思わせるより禍々しい物となった。
ウイングゼロのツインバスターライフルと激突して威力を相殺できる程の頑丈さを誇る。

  • アクティブクローク
新たに追加された外套のような開閉式追加装甲。
メリクリウスと同等のフィールドジェネレーターを内蔵しており、大型ビーム砲の直撃すら防ぎ切る。
表面には対ビームコーティングとステルス塗料を付与し、防御性能と共にステルス性能も強化されている。
高機動戦闘時には前後に開き、四枚羽になったその姿はまさしく死神。
本装備の取り付けに干渉したためか、改修前に装備されていたマシンキャノンは取り外されている。
また「飛び道具の代わりに防御装備を追加する」というコンセプトは、5博士には本機が前衛担当とするという意図があったのかも知れない。
ちなみに前後左右四(厳密には横の装甲板を加えて六)分割されたデザインなので、部分的に開く事も可能な上、
閉じた状態でも腕の可動クリアランスはそれなりには確保されている。
最終話OPの羽を開くカットは必見。



■劇中の活躍

月面基地の混乱の最中、牢を脱出したデュオが搭乗。
完成度70%という状態*1でありながら、OZの新型機ビルゴ張五飛のアルトロンガンダムと共に圧倒してその能力を見せつけた。
その後はデュオと共に潜伏し、OZの輸送船を襲撃したりしつつ各種調整を行い完全な状態へ。
途中、トラントの乗るウイングゼロとも交戦し劣勢ではあったもののトラントがゼロシステムに呑まれ死亡したことで生き残った。

ピースミリオンに合流してからも他のガンダムと共闘し、ヒイロとトロワの操縦パターンが組み込まれMD化されたヴァイエイト&メリクリウスのコンビをも単機で打ち破った。

だが最終決戦では他のパイロットやガンダムが見せ場を作っていたが、この機体だけ五人の開発者を運ぶと言う微妙な活躍であった。



◆ガンダムデスサイズヘル(Endless Waltz版)



地獄への道連れは!ここにある兵器と戦争だけにしようぜ!

■機体データ

型式番号:XXXG-01D2
全高:16.3m
重量:7.4t
装甲材質:ガンダニュウム合金
出力:3,009kW
推力:75,380kg
武装:ビームシザーズ、バルカン×2、アクティブクローク、ハイパージャマー、バスターシールド×2(敗栄)



■機体解説

OVA『Endless Waltz』に登場するデスサイズヘル。
他の四機同様、TV版のデザインと区別するために「デスサイズヘルカスタム」と表記・呼称されていたが、現在は「ガンダムデスサイズヘル(EW版)」といった表記が多い。

ビームサイズが単刃のビームシザースに、バスターシールドが削除されアームガード*2にとそれぞれ変更になり、全体的にシンプルなデザインになった。
射撃武装がバルカンのみとなり、武装構成はTV版よりも近接白兵戦に特化したものに。
そのため本体部分はヘルよりもむしろ初期のデスサイズに戻ったような印象を受ける。

だが持ち前の禍々しさ・シャープさはさらにアップしており、EW版ウイングゼロと同等、あるいはそれ以上の人気を誇る。
天使のW0、悪魔のヘルは並ぶと栄える。最近では漸くMG化、是非ともEN版W0と並べて頂きたい。
きっと貴方は言いようのない感動を覚えるだろう…


■武装

  • バルカン
頭部に2門装備。

  • ビームシザース
単刃になった鎌。ただしビーム刃自体はTV版以上に太く高出力である。
本体の柄部分は角ばった形になり伸縮ギミックは無くなった。
なぜかサイズ(鎌)ではなくシザース(はさみ)。
敗者たちの栄光』では発生器部にユニットが増設され、ビーム刃が二枚のツイン仕様になった。ただし刃は横と上方向に出る形で固定されている。
また、OVAではエネルギー切れを起こし、『敗栄』ではリーオーも使用出来ていることから、ビームのエネルギーは内蔵式である模様。

  • アクティブクローク
真っ黒なコウモリの羽のような有機的な造形のクローク。両端の赤い爪のような突起が特徴。
TV版と違い一枚の翼が背面から前面にかけて覆うかたちとなり、展開時も上ではなく左右に開く。また、クロークを閉じると両肩の白いアーマーが外側にせり出すギミックもある。
ただしデザインの関係上、開く時は必ず全開にしなければならなくなり、また閉じた状態での腕の可動はほぼ不可能になった。

  • ハイパージャマー
両肩のマシンキャノンの位置に有ったパーツがハイパージャマーとリブジャマーの機能を担っている。
これは前述の通りEW版は「現実のECMポッド系に準じた強電磁界発生装置」とハイパージャマーを解釈し直したため。

  • バスターシールド
『敗栄』で両腰に装備。
アーリータイプデスサイズの物をそのまま使っている様な形となりかなり大型。
使用時には前方に向けてビーム刃を発振した状態で射出される。

『敗栄』で使用したウイングプロトゼロのビームサーベル。
シザースが手元に無かったため、たまたま近くにあったサーベルを反撃に使用した。



■劇中の活躍

廃棄ブロックで太陽に送られる岐路からカトルと共に帰還。
サンドロック改ヘビーアームズ改と共に地球に降下。
メリーメイア軍のサーペント部隊の攻撃を受けボロボロになりながらも、多数のサーペントを斬り倒した。
月をバックに翼を開きながら落下してきたり、ビームシザースの柄を構えて突撃するなど他二機同様アクションシーンも豊富。
事件終結後、サンドロック改・ヘビーアームズ改と共にデュオの手により爆破される。

尚、回想シーンで描かれたオペレーションメテオ直前のデスサイズはアクティブクロークが無いデスサイズヘルだった(つまり、EW版のデスサイズの正式な登場とはならなかった)。
一方、『敗栄』でのこの場面はアーリータイプのノーマルデスサイズに変更されている。



◇立体化

ガンプラ

五機中では二番手のガンダムということもありキット化の機会も比較的多く

TV版デスサイズ:1/144、1/100HG、HGAC
TV版デスサイズヘル:1/144、1/100、HGAC
EW版デスサイズ:MG
EW版デスサイズヘル:1/144、1/100HG、MG

EW版のMGは近年出たものなのでクオリティが高いものの、それ以外はTV版を含めて放映中に発売したものなので今見るとかなり時代遅れに思える。
しかしEW版のMGは上記の二機と、敗栄のルーセットVer.がプレミアムバンダイで立体化しており、決して不遇とは言えない。

そんな中、HGACの機運が高まりガンダムサンドロックを筆頭に次々と発売。時間の問題かと思われた矢先、2021年5月にTV版デスサイズが一般販売される事が確定した。
スイング可能でビーム刃の振れ幅に優れるビームサイズ、複雑な色分けを完全再現したバスターシールドが付属。装備面ではやや少なめに思われるが、その分本体の可動域に優れ遊ばせるには十分だろう。

ガンプラアニメのビルドダイバーズバトローグでは、デスサイズヘルを模した新作ガンプラが発売。
続いて2023年2月に突如プレバンでデスサイズヘル(TV版)のHGが発売。ヘルメットのエングレービングや特徴的なバスターシールドなどもしっかり再現されている。

ROBOT魂

TV版デスサイズヘルが一般発売。
可動域は他のガンダムと同程度でアクティブクロークの開閉も可能。
更にツインビームサイズはマウント形態の他、劇中の動作イメージを重視して真っ直ぐな柄と反り返った柄の二種類が付属する。

TV版デスサイズは2014年に受注生産された。
反り返った柄の他、ウイングの自爆装置を停止させた時に見せた短刃のビームエフェクトパーツが付属する。



ゲームでの活躍

  • ガンダムVSシリーズ
『NEXT』にてTV版ヘルが初登場。コスト2000の格闘特化機体。
高機動力と高性能な格闘を活かした“闇討ち”を得意とする。
射撃を防ぐアクティブクロークを纏えるが、この形態ではまともに戦えないため、戦うなら脱いだ方がいい。
特射は相手の攻撃の誘導を切るハイパージャマーで、クロークと併用することで高い生存力を発揮できる。

格闘はビームサイズの判定が広いが出が遅く、強引には攻められない。その分コンボは多彩で様々な攻めが出来る。
メインのバスターシールドは高い誘導を持ち、当たると相手を削ってスタンさせる。また、弾数は1発だがシールド入力で即リロードが可能。
アシストはサンドロック改。マシンガンとショーテル投げで貧弱な射撃をサポートしてくれる。
総じて高い性能を持つ機体で使用率も高いが、その性能を活かすにはプレイヤーの状況に応じた的確な判断が必要不可欠なため、一概に強機体とは言えない。

PSP版『NEXT PLUS』ではゼロカスタム(EW版ゼロ)のアシストとしてEW版ヘルも登場している。
ヒットすると遠くまで敵機を連れ去ってくれる珍しい形のアシストだった。

機動戦士ガンダム Extreme vs.ではTV版ではなくEW版のみが参戦。コストは2500で、当初はクロスボーン・ガンダムX2改と競合しての登場で、見事勝利したため先んじてプレイアブル化している。
バスターシールドが無いため、代わりに通常時の射撃武装がビームシザースから衝撃波を飛ばすという捏造武装になった他、射撃CSでTV版デスサイズヘルが行ったトーラス投げが追加された。
サブ射撃はEW版アルトロンガンダムを呼び出すが、作中的には敵側なため呼び出すのに疑問が生じた。
特殊射撃はハイパージャマー展開。相変わらずゲージ制だが、発動中はセンサー及びロック中に表示されるデータが全て消失する。代わりに被弾すると1.5倍のダメージリスクを背負う。
特殊格闘はアクティブクローク開閉。閉じている間は機動力・射撃武装・格闘武装の全てが劣化するが、全方位にゲージ制の射撃シールド属性を持つ。
格闘は派生箇所・ダメージの伸びに優れるN格闘、回り込み性能と伸びに優れる主力の横格闘、成功すると高ダメージを与えられるチャンスを得るカウンター属性の後格闘、拘束力とコンボの締めに使える前格闘、突進性能と発生に優れるBD格闘がある。どれも腐りにくく、格闘機らしい派生やダメージが得られるため、格闘を軸に立ち回りたい。
しかし基本的な射撃武装に乏しい当機は、どうしても接近するまでの方法を練らなくてはならない。警戒心が強いプレイヤーだと攻めあぐねるケースもあるため、如何に奇襲を成功させるかが肝心。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では下格闘が叩きつけのものに変更。
更にアシストがEW版ウイングガンダムゼロかEW版ヘビーアームズ改に変更され、劇中の関係からこっちの方が合理的だと評価されている。サンドロック?知らんな……

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでも調整が入った。
まずハイパージャマーが格闘CSへ移行。これは時限強化系武装が全機体共通で変更された影響で、更に攻撃中も効果が継続するよう修正されている。但し攻撃動作中は誘導切りしない。
代わりに特殊格闘にはジャンプ斬りやカウンターなど別コマンドから移行されたものが揃っている。唯一横特殊格闘が新規技だが、使用感覚は横格闘に似ている。
その余波で下格闘がビームシザーズ投擲という新コマンドへ変化。発生こそ遅いが横幅の広い攻撃判定を持ち、一回程度のステップなら引っかかるほどで差しに使える。
クローク時の特殊格闘にトーラス呼出が追加。ビームを三連射する平凡なアシストだが、射撃性能を補助する貴重な武装択なのでこれでも重宝すべき。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは、EW版はそれほど強化は受けずN特殊格闘にNEXTから復活したシザーズ回転薙ぎ払いが追加された程度。一応射撃性能が上がっているが、その射撃自体があまり当てにならない機体なので、おまけ程度と受け止めるべきだろう。

ちなみにEXVSMBからは、TV版デスサイズヘルがNEXT以来のプレイアブルとなった。コストは2000。
コスト相応に格闘性能が弱体化されているが、誘導がそこそこ良いバスターシールドを装備しているため射撃面は同等程度。NEXT時代と違ってシールドをしても弾数は回復しないが。
飛び上がって斬りかかるモーションや、アクティブクロークは常時展開こそ不可能だが突進しながら蹴り飛ばすモーションになるなど差別化されている。
むしろコスト減で相方へのリスクが減った分、ほぼ感覚的に一緒なこちらを扱う人もそこそこいた。

EXVS2移行時には一旦削除されたものの、EXVS2XBで復活。
旧特殊格闘が前(BD)格闘へ移行、格闘に新規モーションが多数追加、アシストにサンドロック改が追加、特殊射撃がハイパージャマーを展開しながら突撃攻撃などエクストラ機体特有の追加要素が豊富。
EW版もそうだがジャンプ斬りのバウンドダウンが削除されているので、格闘コンボの手順を間違えないようにしよう。

続くEXVS2OBではさほど強化こそされていないが、全体的な環境の変動により評価が爆増。元々格闘を始めとするコマンド配置が一EW版と共通で、射撃とアシストがとにかく拘束能力が高い、逃げ性能の高い格闘CS、押し付け性能がやたら高い前格闘と特殊射撃と、やたら胡散臭い武装が揃っていた。
なので現在ではEW版を使うなら低コストで同等以上の性能があるTV版で良くね?という評価が定着している。

初登場はFだがこの作品では敵。仲間になるのはF完結編からとなる。
基本的に運動性が高い上に一定確率で完全回避できる分身系能力によって回避能力はガンダムWのユニットでもトップクラス。
シリーズによって効果は違うがバリア持ちでもあるので防御力もそこそこ。
最大射程は短いものの、主力であるビームサイズ(シザース)は低燃費かつ攻撃力・クリティカル率も高めな優秀武器である事が多い。
自ターンで敵の射程ギリギリまで突っ込み、接近してきた敵を高い回避力と性能の良い武器で迎え撃つ反撃戦法を得意とする。
シリーズによっては敵小隊ユニットを全員攻撃するALL攻撃やMAP兵器まで備わっているため無双もしやすい。
浮き沈みのあるガンダムW系ユニットの中でも安定した強さを誇っている。
まぁ、油断すると全ユニット中最大射程が最低とかとんでもない事になったりするが。ボロット正義の鉄拳よりも射程が短いビームシザースってどうなんだろうか。
X」では、『魔神英雄伝ワタル』のデス・ゴッドから「死神対決」としてライバル視され、専用の特殊台詞もある。

もとより5機のガンダムは莫大な推力により空中機動、戦闘が可能なのを反映し飛行可能となっている。とはいえ空適応はどの作品でも良くないため地上にいた方がいい。
ハイパージャマーが「敵から攻撃を受けた際の回避率+10%」という効果で、ヘルは耐ビームコーディングもあるため粘り易いが、最大射程が短いので位置取りには注意が必要。
オーバーワールド以前はバスターシールドが特殊格闘属性であったため防御アビリティに阻まれなかったが、クロスレイズではビーム格闘に変更された点に注意。
クロスレイズではEW版改は最大射程2とかなり苦しいが、ビームシザースが会心効果持ちなので単独戦闘時にクリティカル率を上げる「死神」持ちのデュオであれば、他のアビリティでの補正も合わせてスパスパ切っていける。
また、ハイパージャマーが「敵フェイズ時に攻撃対象になった時、一定確率で敵の攻撃をスキップする」という効果になった。最大射程の短い本機にはありがたいが、反撃戦法には不向きになった。

GジェネNEOでは、ハイザック3機を相手にジャマーを展開して忍び寄るという、デスサイズの本領とも呼べる隠密性と敵への恐怖心を演出したムービーが収録。

Season03からガンダムWが参戦により、まずはTV版デスサイズが参戦。
地上の適性以外に水中の適性も高い。宇宙用でないため、宇宙の適性は最低ではないが、低め。
MSアビリティは出撃時に自動的に発動し、一定時間姿を隠して行動できる隠密。
姿が消えている間は敵から狙われなくなり、攻撃されなくなる。ただし姿が見えなくなっているだけで、流れ弾に当たったり、攻撃地点を指定するような攻撃アビリティを食らうとその時点で解除されてしまう。
隠密の効果により、制圧で運用すればロックオンされないことにより、速やかに排除できない制圧として、敵防衛を釘付けにでき、
防衛で運用すれば、苦手な殲滅相手にも一定時間狙われずに拠点を防衛できる等トリッキーな運用ができる。
ただし防衛だと接近して攻撃する都合上、敵の流れ弾に当たりやすく、効果時間前に解除されやすい。
このアビリティ自体はSeason01で参戦したブリッツも持っていたものだが、コスト重い割に能力値が低かったため、流行らなかった。

LINXTAGE01では、武装がバスターシールドの射撃型のデスサイズが登場。レアでもない能力値も低いカードなのだが、
アビリティの隠密を所持しながらコストが2と軽く、前述の近距離型と比べても流れ弾に当たりにくい為、時間限界まで解除されずに
時間を稼ぐことができる。
このゲームはレアリティで能力の数値が決まるのだが、レアリティ最低でありながら今も第一線で使われているという異端的な一枚である。

UNITRIBE02では、Wの後半の特集により、TV版のデスサイズヘルが参戦。
宇宙用に改修されている為、宇宙の適性が上がっている。
このゲームオリジナルのウイングガンダムゼロとの連携戦術技(合体技)に必要な機体となっており、その面で需要が高い。

同弾で追加された高レアリティのパラレル版も存在しており、デュオとヒルデの後ろに彼らと比べて逆さまの本機が描かれている。
その意味とは…*3




こう見えても追記・修正は得意でね!



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最終更新:2024年11月30日 14:24

*1 機体本体は大方完成しており、あとの30%はシステム面の調整などのみだった

*2 実は「バスタースティンガー」という小型化したバスターシールドだったということがGFFメタルコンポジットでの商品化の際に明らかになった。

*3 タロットカード「死神」の逆位置に変化を望まない恋愛の意味がある。 つまり…