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ニョロボン

登録日:2012/04/14 Sat 22:26:05
更新日:2024/12/03 Tue 14:23:59
所要時間:約 3 分で読めます





全身の筋肉を使ったパワフルな泳ぎで世界レベルの選手も追い抜いていく。



出典:ポケットモンスター、17話『ヒバニー、炎のキック!明日に向かって!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

ニョロボンとはポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.062
分類:おたまポケモン
英語名:Poliwrath
高さ:1.3m
重さ:54.0kg
タマゴグループ:水中1
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/かくとう

特性:ちょすい(みずタイプの技を受けるとそれを無効化し、HPが最大値の1/4回復する)
  /しめりけ(お互いに爆発技と特性「ゆうばく」が不発になる)
隠れ特性:すいすい(雨の時に素早さが2倍になる)

HP:90
攻撃:85→95(XYから)
防御:95
特攻:70
特防:70→90(金銀から)
素早さ:70
合計:510

努力値:防御+3


■概要


ニョロゾに「みずのいし」を使うと進化する。
分岐進化のニョロトノが真っ当なカエルになるのに対し、こちらはオタマジャクシのままムキムキに成長してしまった。
進化前と比べ攻撃等は上がったが、変わりに素早さが落ちている。

図鑑説明にはその強靭な筋肉とオリンピックの事ぐらいしか書かれてない。というかポケモン世界にもあるんだ……、オリンピック……。

トレーナーではシジマの切り札を務めるほか、ハラPWTマキシが使用する。
トウキにも似合いそうだが使われたことはない。

第九世代のSVでもDLCで追加されたキタカミの里に登場。
またそこに住まうトレーナースグリも使用する。
…しかし彼は事情によりその後パーティを1匹以外は取っ替えてしまいニョロボンも手持ちから外れるのだが、かわり?にニョロトノが入るという彼にとっては割と屈辱とも言える変更がされている。まぁニョロトノもほとんどあめふらし要員だけどな!しかしプレイヤーとのタッグバトルがある番外編では、あめふらしがこちらのパーティに与える影響を考慮してか再び手持ちに入った。
スグリの変貌の件で勘違いされがちだが、別に戦力外だから捨てたりしてるわけではなく、単にボックスに預けているのであって、必要な時に駆り出されるというだけだと思われる。要するに「お前らも同じ事やってんだろ、ガタガタ騒ぐな」という話である。

■対戦でのニョロボン


かくとうタイプとしては珍しく攻撃より防御が高いポケモンとして登場。
金銀で特防、XYで攻撃が強化され素早さと殆ど使わない特攻以外に目立った穴はなくなったが、100を超えている種族値がない。
貴重なみず/かくとうタイプであることや、特性「すいすい」を活かしたい所か。

初代では当時チートだった積み技「ドわすれ」を使えるものの、かくとうタイプのせいでメジャーになれなかった。
金銀以降はかくとうタイプが強化されたものの、ニョロボン自体は後述する技の貧弱さ等のせいでイマイチ地位は向上せず。
XYでは攻撃が10上昇し対の関係にあるニョロトノより合計種族値が高くなったが、実用性の面では相変わらず水を空けられている。

特性「すいすい」により、雨パでは「こだわりスカーフ」持ちラティすら抜き去る速さになれる。
他の同特性持ちとは豊富な技、禁止級以外で唯一のかくとうタイプという点で差別化しやすい。

…のだが、高耐久と相性の良い「ドレインパンチ」や「インファイト」「ばかぢから」「クロスチョップ」等の高威力で扱い易いかくとう技を剣盾まで全く覚えてくれなかった
比較的火力が高いのが「かわらわり」や「じごくぐるま」、それ以上の威力を出せる技は「きあいパンチ」「ばくれつパンチ」というクセの強いものしかない。
しかし、「はらだいこ」による攻撃力の底上げで「かわらわり」「じごくぐるま」の決定力不足をカバーできる。
SMからはHPを削らずに攻撃を3段階上げられる「Zはねる」も候補に上がる。
積み技に頼らず即座に高火力かくとう技を撃つ方法として「きあいパンチ」や「ばくれつパンチ」をZワザとして使う手もある。
水物理技は「たきのぼり」しか覚えないが、ひるみ効果と特性「すいすい」の相性が良く使いやすい。
サブウェポンとしては範囲が優秀でどくタイプへの打点となる「じしん」、威力は低いが同じく広範囲で追加効果も優秀な「いわなだれ」「がんせきふうじ」
ドラゴンひこうくさ対策の「れいとうパンチ」、対フェアリー用の「どくづき」、エスパーゴーストに有効な「しっぺがえし」等を持つ。
他には「みがわり」やそれと相性の良い「がむしゃら」、「さいみんじゅつ」と「きあいパンチ」を組み合わせたコンボ等も使う事が出来る。

何気に特殊技も「ハイドロポンプ」「きあいだま」「れいとうビーム」「サイコキネシス」等豊富だが、特攻種族値70では厳しい。
しかし先制技の「しんくうは」は採用の余地は十分あるだろう。

USMでは期待された一致技の追加こそなかったものの、教え技で「ダブルチョップ」と「じごくづき」を習得した。
ダブチョはともかく地獄突きは「しっぺがえし」よりも汎用性が高く「すいすい」型でも採用できるあく技として重宝するだろう。

LPLEではレベル&マシン技で念願の「ばかぢから」を習得した。

剣盾ではわざレコードで「アクアブレイク」「インファイト」「ドレインパンチ」と一気に強力な一致技を獲得。これまでの貧弱さはなんだったのかと問いたくなるほどの充実ぶりになった。


実はこのポケモン、ドーブルと共にポケモン史上初の必中一撃必殺コンボが可能なポケモンであった。

欠点は少し作るのが面倒だったことか。

●作り方

Ⅰ第一世代で「こころのめ」を覚えるレベルに達していないニョロボンを用意するか、そのニョロボンを第二世代から送る。

Ⅱそのニョロボンにサカキから貰えるわざマシンを使って、「じわれ」を覚えさせる。

Ⅲ第二世代に送り、レベルを上げて「こころのめ」を覚えさせれば完成。

残りの二つの技枠は、交代を封じる「うずしお」等が使われていた。
だが第三世代では、サカキから貰えるわざマシンが「じしん」に変わり、教え技にもならなかったので、この型は消滅した。

現在ではVC経由で作ることができる。
特性はすいすい固定だが、先手で行動できればそれに越したことはないという型なので、あまりデメリットはない。
なお、分岐進化のニョロトノも「こころのめ」と「じわれ」を覚えることはできるが、前者がタマゴ技なので正規の手段で両立できない。


■ニョロゾ



陸でも水中でも暮らせる。地上ではいつも汗をかき、皮膚をぬめぬめさせている。

全国図鑑No.061
分類:おたまポケモン
英語名:Poliwrath
高さ:1.3m
重さ:54.0kg

タイプ:みず

特性:ちょすい(みずタイプの技を受けるとそれを無効化し、HPが最大値の1/4回復する)
  /しめりけ(お互いに爆発技と特性「ゆうばく」が不発になる)
隠れ特性:すいすい(雨の時に素早さが2倍になる)

  • 種族値
HP:65
攻撃:65
防御:65
特攻:50
特防:50
素早さ:90
合計:385

努力値:素早さ+2


進化前。ニョロモに比べると造形は蛙っぽくなったが、あくまでもオタマジャクシ。
既に地上で暮らせるほど両脚が発達しているが、襲われる危険が少ない水中での暮らしを好む。
体の表面は常に粘液で覆われてぬめぬめしており、外敵に捕まってもすり抜けられる。
唯一腹部だけはすべすべしており、微妙にうねっている渦巻き模様を見つめていると眠くなる。

進化後のニョロボンとニョロトノの素早さを20上回り、スイクンフォルムチェンジしたロトムより速い。
「すいすい」使いとしてもキングドラより素早く、雨下なら無補正無振りでも実数値222と最速130族スカーフギャラドスを抜ける。
素早さがアップしたことで、「たきのぼり」による怯み効果も狙いやすくなる。

「はらだいこ」使いとしても、素早さ100のリザードンマッスグマ、素早さ93のブーバーに次いで4番目に速い。
「ちょすい」「しめりけ」は「アンコール」と相性が良く、雨パ以外でも素早さ90の催眠やアンコ、腹太鼓使いとして使える。
対戦時の見せ合いでニョロボンと区別がつきにくいという地味なメリットもある。

基本戦術としては「さいみんじゅつ」で相手を眠らせるか、「ちょすい」「しめりけ」で受けた技を「アンコール」して相手を縛る。
その隙に「はらだいこ」を積み、強化された攻撃(+雨パなら「すいすい」で上昇した素早さ)で抜きエースとして活躍させたい所。
先制技や「みがわり」、「マジックコート」、「ラムのみ」、「ふみん」等には注意。
持ち物の候補としては「しんかのきせき」や「いのちのたま」「こうかくレンズ」「おうじゃのしるし」等。
雨パでは「すいすい」がある分、(奇石型では特に重要な)耐久面に努力値を割けるが、汎用性を重視して素早さに振っておくのも手。

図鑑の説明の割に特性「ぬめぬめ」「すりぬけ」は習得していない。
もっとも「みがわり」に強くなる「すりぬけ」はともかく、素早さがウリなので「ぬめぬめ」は不要かもしれないが。

ちなみに初代ではミュウツーに次いで素早い「ドわすれ」使いであり、フリーザーを起点にすることが可能。
スターミー等の影に隠れマイナーであることに変わりはなかったが、ぶっちゃけ足が遅く格闘複合のニョロボンよりは使いやすかった。

■ニョロモ


全国図鑑No.060
分類:おたまポケモン
英語名:Poliwag
高さ:0.6m
重さ:12.4kg

タイプ:みず

ニョロゾの進化前。
まだ腕が出ておらず、尻尾も残ったままでかなりオタマジャクシに近いビジュアル。
「生えたばかりの足は歩くことが苦手」(ダイパ版ポケモン図鑑)だの「まだ脚が生えたばかり」(バイオレット版ポケモン図鑑)だの、何故か図鑑説明でちょくちょく足が生える前の段階があるような説明をされるが、今のところ足の無い個体は確認されていない。

おなかの渦巻き模様は内臓が透けて見えているもの。食後だと特によく見え、白っぽくなっていると病気の証拠。
ちなみに現実のカエルもおなかを透かしてみると渦巻き状の内臓が見え、それをデザインに落とし込んだのがニョロ族の渦巻き模様である。

ポケモンスタジアムでのニョロボン


マッスルポーズ!

知る人は知っている、ポケスタやコロシアムXDのニョロボンは待機中常にマッスルポーズをしており、
このニョロボンの印象が強く残っている方は多いのではないだろうか?

だが、ポケモンバトルレボリューションでは、待機モーションがガードしているような構えになったので、
マッスルポーズはなくなった……かと思いきや、しっかり特定の技を使う際にマッスルポーズをしている。


ポケスペでのニョロボン


詳しくはニョロの記事を参照。


■アニメでのニョロボン一族


進化前のニョロモはカスミが所持していた。
後にニョロゾ、ニョロトノへと進化していった。 

XYではサトシセレナに出会うきっかけを作ったポケモンとして登場。



追記・修正は「こころのめ」と「ばくれつパンチ」のコンボでお願いします。

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最終更新:2024年12月03日 14:23
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