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ピクシー(ポケモン)

登録日:2010/04/22 Thu 02:30:48
更新日:2024/11/05 Tue 17:26:23
所要時間:約 5 分で読めます





妖精の 仲間で めったに 人前に 出てこない。 気配を 感じて すぐに 逃げてしまうようだ。


ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.36
分類:ようせいポケモン
英語名:Clefable
高さ:1.3m
重さ:40.0kg
タマゴグループ:ようせい
性別比率:♂25♀75

タイプ:ノーマルフェアリー(XY以降)

とくせい:メロメロボディ(接触攻撃を受けた際、30%の確率で相手をメロメロにする。フィールドで先頭にすると異性のポケモンが出現しやすくなる)
    /マジックガード(相手の攻撃以外ではダメージを受けない)
かくれとくせい:てんねん(ダメージを与えたり受けたりする時に相手の能力変化を無視する)

種族値
HP:95
攻撃:70
防御:73
特攻:85→95(XY以降)
特防:85→90(金銀以降)
素早さ:60
合計:483

努力値:HP+3


■概要


ピィをなつかせた状態でレベルアップさせることでピッピに、ピッピに「つきのいし」を使うことでピクシーに進化する。

1km先で落ちた針の音を聞くことができるほど耳がいいという。
インド象倒したりするのと比べるとなんだが、やっぱ地味にすげぇ。
だがあまり人前に現れないらしい。
普段は静かな山奥で暮らし、満月の夜には人のいない湖で遊ぶといわれる。



■ゲームでのピクシー


進化前のピッピはおつきみやま、「青」」のみハナダのどうくつでも出現する。出現率は低いが、数多くの技を覚えてくれるため、頑張ってゲットして旅のお供にした人も多いだろう。
その後も「DPt」のテンガンざん、「BW」のジャイアントホール、「SV」の鬼が山など人里離れた山中に出現するレアポケモンといった趣が強い。
特に金銀では月曜日の夜におつきみやまでピッピが踊るイベントが存在する事を覚えているプレイヤーも多いだろう。。主人公を見つけると慌てて逃げ出してしまうが、その場に残った岩を「いわくだき」すると「つきのいし」が入手できる。
道中のトレーナーが使用するポケモンとしては、ピッピ自体はガールスカウト等がよく使うが、ピクシーはどの作品でも殆ど使われない。

XYにてライバルが最終戦でようやく使用する。
またPokémon LEGENDS アルセウスではデンボクというナイスミドルなおじさんが使用。
彼の性格や他の手持ちポケモンとは明らかに雰囲気が違う事から、本来は彼の手持ちではなかったと推測される…が、作中で語られることは無い。

色違いは耳の先端が緑色になる。


■対戦でのピクシー


初代ではノーマルタイプの中でも高めの耐久力と豊富な攻撃技により意外な強さを発揮。
同じ耐久アタッカーのカビゴンプクリンと比べて両刀型に向くのが個性。
ニンテンドウカップ99では主流ポケモンの1匹として活躍した。

金銀では「アンコール」による縛り戦術や「はらだいこ」による爆発力を獲得。

RSEではやや地味な存在だったが、DPtでは専用の強力な新特性「マジックガード」が追加。
これは、攻撃以外のダメージの殆どを無効化にするというもの。
やけどといった状態異常でも、霰や砂嵐の天候でも昆布でも効かない。
またまひ状態でもちゃんと行動できる(素早さダウンはそのまま)効果もある。
このように非常に汎用性が高く、どんなパーティにも順応できる。
「はらだいこ」のダメージも無効化できたらすごいことになっていただろうが、さすがにそんなことはなかった。

ただ特性に頼ってる部分が大きいので、それを封じられたり「スキルスワップ」や「トレース」されると痛い。

BWで、新たなマジックガード持ちのランクルスが登場。
タイプ・役割が違う為、ピクシーの立場への影響は特になかった。

また、隠れ特性で「てんねん」を会得するも、「マジックガード」に比べるとやはり微妙。
……と思いきや、相手の積み技を読んで出し、「ちいさくなる」などの起点にする型が普及してきている。
特に「じゃくてんほけん」「りゅうのまい」搭載カイリューを安定して狩れるのは大きい。
しかしそうすると「どくどく」が辛くなり、マジックガードが恋しくなるのが人情というものである。

第六世代ではタイプがフェアリーに変更され、種族名・分類名・タイプ名の全てが「妖精」を意味するようになった。
初代ノーマルらしく技は異常に豊富だが、種族値はそこまで高いわけではないので、現在の所ちいさくなるを絡めた戦法が一番有効。
特性は「ちいさくなる」の天敵である「どくどく」を無力化できる「マジックガード」と、
強力な積みアタッカーを逆に起点にできる「てんねん」。どちらも一長一短で悩みどころ。
「メロメロボディ」は耐久力の高いピクシーと一見嚙み合ってるように見えるが、
発動が相手依存である上に「ちいさくなる」との相性が良くないため、他2つと比べると微妙かも。

第八世代ではダイマックスわざによる能力バフに特性「てんねん」が刺さることから耐久型として需要が増し、ダウンロードコンテンツ解禁前にはシングルバトルで使用率ベスト30を記録したりもした。この世代で受けループを組むならまず間違いなく候補に挙がる1匹と言える。
一方この世代からかつて環境を席巻した「はらだいこ」が習得不可となってしまった。

第九世代では「碧の仮面」より参戦。
しかし新規ポケモンのラウドボーンヘイラッシャに代表される高スペックな「てんねん」持ちの増加に加え、低めの種族値を補う、性能の根幹だった「ちいさくなる」を失うという憂き目に。
やや肩身が狭い思いをするかと思いきや、最強のテラレイドバトルにおける最強ジュカインに対するトップメタとして抜擢されるように。詳しくは当該記事へ。

いずれの時代も高くない種族値を「マジックガード」or「てんねん」と、豊富な技のレパートリーで補いつつ戦うのが基本といえる。
攻撃技のバリエーションは取り揃えているとはいえ、低火力に加えて足まで遅くタイマンは当たり負けしやすいので、隙を見て積んだり「アンコール」や「トリック」で荒らしていこう。
貴重な「このゆびとまれ」を筆頭に「おさきにどうぞ」「てだすけ」「いやしのはどう」「いのちのしずく」といった横のサポート技も一通り取り揃えており、ダブル適性も悪くない。
第九世代レギュレーションHでは合体ヘイラッシャやブリジュラスコノヨザル等積みアタッカーに対して「てんねん」+「このゆびとまれ」で誘導を可能とする点、後述のピッピと違い攻撃性能を持つ点を買われ採用率を伸ばしている。


■進化前 ピッピ


満月の夜 ピッピが 集まって ダンスを 踊る様子を 見ると 幸せに なれると 言われている。

全国図鑑No.35
分類:ようせいポケモン
英語名:Clefairy
高さ:0.6m
重さ:9.9kg

タイプ:ノーマル→フェアリー(XY以降)

とくせい:メロメロボディ(接触攻撃を受けた際、30%の確率で相手をメロメロにする。フィールドで先頭にすると異性のポケモンが出現しやすくなる)
    /マジックガード(相手の攻撃以外ではダメージを受けない)
かくれとくせい:フレンドガード(ダブルバトル・トリプルバトルの時、自分以外の味方が受けるダメージを25%減らす)

種族値
HP:70
攻撃:45
防御:48
特攻:60
特防:60→65(金銀以降)
素早さ:35
合計:258

努力値:HP+2


静かな山奥で生活しており、満月の夜には仲間達と一緒に踊りだし、辺りが強力な磁場に包まれる。
遊び疲れると仲間達と寄り添って眠る。

愛らしい容姿と仕草から多くのファンが存在するマスコット的存在で、その姿を模したピッピ人形が人間のみならずポケモン達をも惹きつけるほど。
…というのが原作の設定だが、現実世界では可愛い系としてはイマイチ受けず、それよりも某漫画ギエピーの影響でネタポケのイメージが強くなった。
一応リーリエ関連でプッシュされていたり、公式も「可愛いマスコット」路線を完全に放棄したわけではないようだ。
トゲピーと共に「ゆびをふる」の代表的な使い手としても知られており、アニメや『スマブラ』でもそのように扱われている。

しんかのきせき」を持たせても「オボンのみ」持ちピクシーより耐久力は劣るが、隠れ特性「フレンドガード」が強力な個性。
上述のような大量の横をサポートする補助技を駆使し、隣のポケモンの場持ちを極限まで良くすることが可能。
一方本体の攻撃面はピクシーと比べてもさらに低く、ピッピで守る相方はピッピで失われる分の攻撃性能まで備えていることがセオリー。*1
こういった性質上禁止級伝説が使用できるルールでは、伝説のポケモン共々採用率が一気に伸びるという特徴がある。
ゼルネアスバドレックス(こくばじょうのすがた)といった、積み技+高威力の範囲打点を有するポケモンと組むことでピッピのスペックを最大限に発揮することができるだろう。

なお、特性「フレンドガード」で「てだすけ」「いやしのはどう」等を使えるポケモンとしてはプリンも存在するが、「このゆびとまれ」の有無で使用率に圧倒的な差が生まれている。
基本的にプリンは「ほろびのうた」を軸とした構築でのみお呼びがかかり、それ以外はピッピの方がスタンダード。


ポケモンユナイトでのピクシー


2022年10月13日にプレイアブル参戦。実はベータテスト版でもプレイアブルキャラとして登場しており、長らく実装がかなわなかったが、晴れて正式に実装された形となった。
回復方面に特化されたサポート型のポケモンで、範囲内の味方ポケモン全員に継続回復を与える「つきのひかり」や相手ポケモンにダメージを与えた後に近くにいる味方ポケモン1体を回復させる「ドレインキッス」など、回復尽くしであることがわかる。
回復のみならず、範囲内の相手ポケモンのムーブ技を禁止させる「じゅうりょく」や自身を標的にさせ強制的に相手に通常攻撃を行わせる「このゆびとまれ」といったテクニカルな技も完備。
耐久面はワタシラガフーパヤミラミあたりと横並びの標準クラス。つきのひかりなら自身の体力も回復させられるため、数値以上の場持ちはそこそこ期待できるもののディフェンス型ほど硬いわけではないため不用意に前線に出るのは厳禁。火力面にも期待できないため、サポート要員と割り切って運用するのが良いだろう。
ユナイト技は範囲内の味方ポケモンを減った体力に応じて回復させ、とある複数の技をランダムで1つ出せる「ゆびにねがいを」。出せる技は以下の通り。
  • はねる(低確率、何も起こらないが、消費ゲージは非常に少ない)
  • だいばくはつ(低確率、自身もダメージを受けるが、範囲内の相手ポケモンに大ダメージ)
  • ハイドロポンプ(前方の相手ポケモンにダメージを与え突き飛ばす)
  • はかいこうせん(前方の相手ポケモンに光線を発射)
  • そらをとぶ(一度上空に飛び上がり、再度入力で急降下攻撃)
  • とうせんぼう(自身が壁となり、ぶつかった相手ポケモンを突き飛ばす)
  • インファイト(前方の相手ポケモンに無数のパンチをお見舞い)

総じて味方の支援ができ、ユナイト技で様々なことができる使っていて楽しいポケモンといえるだろう。


■都市伝説


ゲンガーはピクシーにゴーストが取り憑いた姿という都市伝説がある。
理由としては、
  • 見た目が似ている
  • ゴーストまでは体重が無いに等しかったのにゲンガーから体重が増える
  • 身長がピクシーに近く、体重はゴーストとピクシーのそれを足したもの
等がある。




追記・修正はカラカラのお母さんにピッピ人形を投げずにお願いします。

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最終更新:2024年11月05日 17:26

*1 一応第九世代で「ナイトヘッド」を習得し、最低限の削り性能は確保できるようになった