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デュラハン(バキシリーズ)

登録日:2024/05/10 Fri 08:03:15
更新日:2024/08/29 Thu 06:28:56
所要時間:5分ぐらいで読みなさい!





不死者の最高位……ッ

首無シ騎士ッッ!!

デュラハンとは、『バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』に登場する敵キャラクターである。

目次



○概要


アンデッドの最高ランクのモンスターであり、烈海王と死闘を繰り広げた。

見掛けは甲冑を着た美丈夫だが、実態は首だけであり鋼鉄の甲冑は空っぽで魔力で動かしているので頭部以外に急所は存在しない。
魔物らしく異様な膂力を持つ上に、烈をして戦場レスリングの本物の使い手と言わしめる強さがあり。
金的や目突きを躊躇なく行い、蹴り技にも優れ、カンフーシューズを脱いだ烈の連蹴りを軽口を叩きながら捌くなど徒手格闘ができる。

奈落城という拠点を作っており冒険者界隈では有名な城だが、今までに踏み入って生きて帰った者は一人しかいない


○人物


騎士の矜持を度々口にするが、本人はそれを守る気など無い悪逆非道な性格。
烈の師父への仕打ちを謝罪して、煮るなり焼くなり自分を好きにしろと語った後で時魔法による不意打ちを平気でするなど、
最高位のアンデッドとしての驕りを持ち、当然の物として人間への侮辱を行う。

アンデッドの特性として陽光を嫌い、夜という成果の半分に押し込められている事に憤っており、
国を亡ぼす魔力を持つ姫を攫い、その魔力を使って太陽の時間を完全に止めて世界を闇に閉ざす事を目的としている。

○活躍


敗北した烈の師父の骨を踏み潰しながらの登場。

「その負け犬の代わりに吾輩の配下に召し抱えてやらんでもない」

烈を下僕としようと上から目線の言葉を言うが、
当然ながら憤る烈に転蓮華をかまされる事となったが、しかし。

「迷わず吾輩の首を獲りに来る判断と身のこなし、中々見どころがある」

首が取れても平然とする姿に驚愕した烈の隙を突き、血の洗礼を浴びせる。
そして烈の師父への非道を謝罪するも口だけの有様に加え、

「今の一撃を躱すかァ~~~流石はあの負け犬ガイコツに何とか勝っただけはあるなァ~~~」
「…ところで、お前の大事な者の骨を踏み潰してしまっているようだが いいのか?ん?」

散々に愚弄した末に、生きて城まで来れたら下僕として使ってやると大笑しながら去っていった。
当然のごとくこの挑発に黙って居られる烈ではなく、新たに加えた仲間と共に奈落城に向かったが。

(…何故…我が中国伝統の擂台が異世界に-----)

烈の師父から聞いた擂台を城内に作り上げて、烈達と自身の配下と戦わせる見世物を開催。
ショーとして楽しもうとしていたが、傑作の下僕を秒殺した烈に逆に挑発を返される事となる。

「今度こそ海皇の座を狙うつもりだったッッ、その私が例え紛い物だろうと、擂台の場で敗北るワケが無いッッ」

「…さあ、開始めようか」

烈の突きを躱しながら関節を取る、金的に蹴り、崩しながらの目突きを行い高い練度を持つ格闘家だと気付かせる。

(…競技化する以前の中世戦場格闘技…ッ。擂台こそ紛い物だが、デュラハンの実力は本物…ッッ)

烈が見えない目潰しを行い、乾坤一擲の寸剄をくらわせるも鎧の中は空である事を明かし。
肺も心臓も存在しない事によって疲労が存在しない体による永久連打を行うが、身を地面に付けるような低姿勢の回避からの反撃をくらい、
空中に跳ね上げられるも、マントを目晦ましにして足技による襲撃をする。

「…何百年ぶりであろうな…吾輩に足技を使わせた敵は…!」

蹴りに蹴りを合わせて迎撃する烈
そして烈が完全に本気になった瞬間であった。

「…貴様に、本当の足技…と云うモノを教えてやろう」
「4000年間磨き上げられた中国武術の素足が、どれ程危険かと云う事をッ!!!」

カンフーシューズを脱ぎ捨てて連蹴りによる攻撃を行う烈に対してまだ余裕の顔を見せるデュラハンだが。
手指を足指で掴んで、体勢を崩させつつ頭部への一撃。
蹴りを首を外して避けるも、逆の足で髪を掴まれて地面に叩きつけられる。
終いには鎧に顔を叩きつけられて、甲冑の腹部に顔を上下逆さまではめ込まれるという醜態に本気になる事を決意。

「使用か…魔法を」
「卑怯とでも言うつもりかな。だがこの戦い元々は「わたしは構わんッ」

時魔法発動による勝ちを確信したデュラハンだったが。
0.5秒の信号を読む先読みからのマッハ突きを放たれた事により、触媒の懐中時計ごと右手を破壊される。

(危機いッ 防御? 攻撃? 左手を呼び戻 どこだッ あったッッ 遠いッ)
(戻さねばッ 魔力が 今の消費で 届かぬッ 間に合わ----)

パニックになりつつも起死回生の手段を探すが、烈に顔が陥没する勢いで殴られて膝を突く。
両の手は無く、魔力も使い果たした事により敗北を認めて、
滅びる前に嘘偽りの無い騎士としての矜持で、トドメを刺す事を願うも。

(吾輩のブラフに簡単に引っ掛かりおって)

情けなのか背を向けた烈に嘲笑すると、最後の切り札として超圧縮された血の洗礼で頭部を狙おうとしたが。
それすらも読んでいた烈に避けられる。
そしてこれまでの愚弄の数々から怒り心頭の烈は。

「キサマはどこまでも中国武術を嘗めたッッ」

渾身のマッハ突きを顔に叩き込まれたデュラハンは吹き飛ばされて完全に敗北した。


昼と云う世界も夜闇で覆い尽くし

不死者の王を超え冥王となる……

吾輩の野望がたった一人の

人間如きに破壊され--------


○技


  • 【永久連打】
肺も心臓も無い体を魔力で動かしているので、息も切れず疲れる事も無いから間断無く殴り続けられる。
いわゆる本編の方で登場するスペック(バキ)が使う【無呼吸連打】のオマージュ技であり上位技。
連打を捌いても防御で精一杯のままだと限界が来るので、避けた一瞬で反撃を行うなどの動きができないと敗北は不可避。
疲労無く動き続けられるが故に、守勢に回れば攻撃側が疲労でヘトヘトになるまで待つ事も可能。
デュラハンの意表を突く攻撃が必要となる。

  • 【遠隔操作】
首から下は空の甲冑を魔力で動かしており、意図的に捕まえられた手甲を外したり、顔を狙われたら首を外しての緊急回避。
離れた所からその手甲を動かして、掴んだ相手を引き寄せたりできる。
しかし余りにも魔力を消耗しすぎると、遠くに離れた部分を引き寄せる事は出来なくなる。

  • 【時魔法】
膨大な魔力で、対象の時間の進みを一時的に1/100に遅らせる事ができる
これは敵の100倍速く動く事ができると言う事もであり、相手は何をされたか分からないまま倒される事となる。
曰く「相手は愚鈍な大陸亀同然で100倍素早い吾輩は巨針蜂の如しッ」
触媒である懐中時計の針を指で動かすワンアクションで発動できて、本来はそれは隙ですら無かった。


  • 【血の洗礼】
口から吐く呪いの血液。これを被った相手はスケルトンとなって下僕となる。
聖水による解呪が必要となり、処置が遅れたサハギンは下半身が骨となってしまった*1
一点に絞って口から吹き出すとウォーターカッターのように人体を貫通する弾丸としても使える

○配下


  • 烈の師父
本編の烈ボクシング編の烈の回想で登場した初老の男。
親子同然に過ごした中で自分を超えた烈を見て、自分も更に修行して鍛え直すために東京の地下闘技場に向かう途中。
台湾黒社会で行われた賭け試合に参加して敗北、命を落とした末に烈と同じく異世界に転移*2

この身一つで生き残る異世界の緊張感にノリノリで、ゴブリンの集団を一人で駆逐するなどその生活を楽しんでいたが。
デュラハンに敗北してスケルトンとして下僕に堕ちる事となる。

肉を完全に捨てて鍛え上げた骨のみが残った状態故に、人知を超えた素早さは勿論。
  • 腰から下を独楽のように回しての連続回転蹴り
  • 骨を縄のように捩り合わせて回転を加えた正拳
  • 180度以上反り返った踵落とし
  • 胸への突きに対して、胸骨を外して透かした後、再び骨を繋ぎ合わして相手の拳を絡め捕る
など、人体の限界を超えた動きすらも可能となっている。

しかし消力とマッハ突きまでも身に付けた烈に敗北。
デュラハンに勝った烈の前に幻影として現れ、微笑みながら「往きなさい」との言葉を残し消えていった。



  • アンデッド・ミノタウロス
元は迷宮の最深部を守る最上級の怪物。
それをデュラハンが下僕とした後は複数の怪物の肉と魔力で合成した傑作個体。
瞬時に剣が凍り付く氷や、鉄の兜が一瞬で溶ける炎すら通用しない怪物であった。

しかし生物としての構造で動く以上、関節部位を破壊されれば機能停止は必然であり。
膝頭への前蹴り、両肘関節への手刀、倒れかけた所に頭部に回し蹴りをくらわせられ1.8秒で敗北した。*3


wiki籠りの最高位……ッ追記・修正ッッ!!

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最終更新:2024年08月29日 06:28

*1 これでも生存していたが、スケルトン化のおかげか、この世界のサハギン種族の特製なのかは不明

*2 ちなみにこの戦った相手は龍書文である

*3 範馬刃牙VS郭春成のオマージュ。