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アンデッド

登録日:2018/03/08 Thu 19:10:17
更新日:2024/08/30 Fri 06:58:39
所要時間:約 6 分で読めます





アンデッド(Undead)とは、「不死者」を意味する英単語である。
ここでは、主にファンタジーにおけるアンデッドについて解説する。



【概要】

ファンタジーにおける「不死者(アンデッド)」とは、死んだあとも現世にとどまりつづける邪悪な霊魂(=生命のエネルギー)のモンスター、もしくはそれによって動かされるモンスターを指す。
前者はゴースト、レイスなどのいわゆる「幽霊」。
後者はゾンビなど、いわゆる生ける死体(リヴィングデッド)が有名。
また吸血鬼(ヴァンパイア)やリッチなどのように、呪いや邪術などによって自らの生命を邪悪なものに変質させたものがいる。
ただしワイトのように他者の霊魂によって動くものもいれば、死体ではなく人形などにのりうつってモンスター化したものもいる。

いずれにせよ「死者に由来するもの」であることが大きな条件であり、天使と言った神霊や生きている人間の生霊(もしくはそれらによって動かされる死体など)はアンデッドとは呼ばれない。
それからアンデッドとはモンスターに対して用いられる名称なので、神聖なものをアンデッドとは普通言わない。
親愛なるものの死霊もモンスター化せずそのまま出てきたのであればアンデッドとは言わないのが一般的。

なので「不死」という言葉とは意味合いがかなり変わって来る。
彼らアンデッドは多くの場合外傷や病気の影響をほとんど受けず、食事や呼吸なども必要としない。
ただ死なないかといったらそうでもなく、体を破壊されれば普通に死ぬ場合もあるし日光などの聖なる力でたやすく滅ぼされたりもする。
死ななくなったというよりは死ねなくなった、死んだまま動けるようになったというほうが正確だろう。
だから正確に訳すなら「不死」(死せず)ではなく「否死」(死を否定する)とか「非死」(死にあらず)とか言った方が近い。
おそらくニュアンス的に一番あてはまる日本語「死にぞこない」
ただし「不死の特性を持つ不死者」というのも珍しくはない。

この場合「一度死んだが、何かしらの理由で蘇った」というものを指す。「再生者」という言い方もある。
ただこの場合も奇跡であるとか医療・科学技術であるとか邪悪な霊魂によらないものは含まない。

司る属性は大抵の場合闇属性。たまに土葬のイメージから土属性である場合も。作品によっては毒属性にも耐性がある。
弱点は浄化の光属性か火葬の火属性が定番。
また、通常の生命活動が停止しているためか、回復魔法が効かなかったり逆にダメージになってしまうこともある。

「蘇った」と言ってもそのバリエーションは実に豊か。以下、代表的なアンデッドを上げていく。


【種類】

実体のないタイプ

幽霊、ゴースト

最も代表的なアンデッド。基本的に実体がないので物理攻撃は効かない(もしくは効き目が薄い)。
魔法以外での対処は非常に困難なので、「戦士殺し」系モンスターの代表格。
逆に魔法さえ使えれば雑魚であることが多い。

攻撃手段は、幽霊自身も魔法を使ってくることもあるが、精神攻撃をしてくるパターンも多い。
実体がないので幽霊の側から物理攻撃してくるのは稀(ポルターガイストしてくる奴もいるが)。

レイス

訳すと「死霊」。意味合い的にはゴーストと大差ないのだが、多くの作品ではゴーストの上位種として現れる。

即死魔法を使ってきたりと色々危険な奴が増えてくる。

ファントム、スペクター

この辺になると幽霊との区別はかなりあいまい。「実体のない何か」と言ったところか。
単なる幻覚の一種として扱われることも。
某特撮は関係ない

人魂、鬼火、ウィルオウィスプ

宙を漂って燃えている炎。人間の魂が燃えているものとする説も。
単なる現象・演出であることもあるし、意志を持った存在であることもある。
見た目からわかると思うが、コイツらには火属性はまず効かない。

餓鬼

仏教における六道の一つである「餓鬼道」で責め苦を受ける、いわゆる「亡者」。断じて知能の低いクソガキの事を表している訳ではない。
やせ衰えて腹だけが異様に膨れているという、飢餓に苦しむ人間の姿をしている。
生前は欲(特に食欲)に塗れた人間であり、死後はその業から決して満たされぬ欲望を抱えて彷徨い続けるはめになった。

本来なら餓鬼道界に居るが、責め苦の内容によっては人間界に出てくることもある。
彼らは人間が施すわずかな供え物、あるいは彼らが打ち捨てる残飯や汚物を口にして飢えを凌ぐのである。

基本は幽霊のように実体のない存在だが、作品によってはグールのような体を持つ存在だったりする。
それほど敵対的な存在ではなく飢えを癒せば(特に専用の聖なる処置が施された食物を与えれば)去っていくのがほとんど。
しかし人を貪る幽鬼と化した「ヴェータラ」「ピシャーチャ」など危険な魔物もいる。

ポルターガイスト

本来は特定の地点で物が動く・音が鳴るなどの心霊現象を指す言葉。
名前の意味は「騒がしい幽霊」であり、そこからの発想か創作では現象名でなく独立したアンデッドの一種族として扱われることもある。それっぽい和名をつけるなら「騒霊」。
その場合はあまり強いモンスターとはされないことが多く、致命的な攻撃でも家具を倒してきたりナイフを飛ばしてきたりといったところがせいぜいである。
むしろ本来の意味である心霊現象として出現した場合の方が危険度が高く、強大な悪霊が出現する前触れである可能性がある。
前者は『真・女神転生Ⅱ』の悪霊ポルターガイスト、後者は映画『ポルターガイスト』シリーズなどが該当する。
なお類似した現象として英国圏に伝わる「クイックシルバー」がある。
こちらは少女の霊とされ、自分の頭文字である「Q」をあちこちに残していくなどよりキャラクター性が強い。

一応彼女達は騒霊なのでこれに分類されるが、どちらかというと思念体に近い存在なので、文字通り騒がしい霊連中という意味か。

レギオン

大量の悪霊の集合体。個々の意識は薄れており、ひとつの巨大な霊のように振る舞う。
言葉自体の意味は古代ローマ語で「軍団」を指す。
元ネタは新約聖書。男にとり憑いた霊はイエスに名を聞かれてこう答えた。

「わたしたちは『レギオン』です。わたしたちは、大勢なのですから」

現代の創作文化でも強力な悪霊としてレギオンを登場させることは多い。
映画『ポルターガイスト2』のラストに登場する怨霊らは、明確にレギオンをモチーフとしたものだろう。
他にも女神転生シリーズや悪魔城ドラキュラシリーズなどに出演している。

あと、同じく悪霊によって動かされているゾンビやスケルトンも同様に集合体をつくることがある。
ゾンビならばメガテンシリーズの「コープス」、スケルトンなら後述の「がしゃどくろ」がこれにあてはまる。

スピリット

スピリットとは「霊的なもの」全体を指す言葉だが、アンデッドモンスターとしてのスピリットは「太古の亡霊」を指す。
滅ぼされた一族の怨みを晴らす・禁断の地を侵入者から守るといった、明確な目的をもって悠久の時を越え現世にとどまり続ける亡霊(あるいは精霊)である。
その力は絶大でものによっては半ば神に近いほどの実力を持つ、すべてのアンデッドのなかでもトップクラスの危険な存在。
もっとも有名なのは映画インディ・ジョーンズシリーズの第一作『レイダース/失われた聖櫃(アーク)』のクライマックスシーンで
聖櫃(アーク)の中から湧き出て荒れ狂いナチスの将校らを死に至らしめた無数の霊であろう。
指輪物語の「死者の軍勢」も、分類としてはこれに近い。


実体の有るタイプ

ゾンビ

アンデッドの代表格にしてホラー映画の定番。
RPGの敵として現れるタイプは、HPだけが異様に高く、それ以外のステータスが非常に低いというパターンが多い。
や麻痺攻撃を仕掛けてきたり、単なる殴り合い以外の場面で厄介なことも。
基本的に「生き返った死体」。(ブードゥー教に由来)
その為か、思考能力が皆無であったり、動きが鈍く描かれる事が多い(近年では素早く走るゾンビが登場することがある)。
とある作品では、その例の真逆の「ちょっと小粋でアドリブの利くゾンビ」なる者が登場したりしている。
また、魔装少女として活躍(?)する少年もいたりする。

ホラー作品では「感染・伝染する」という他のアンデッドにはあまり見られない特性で大活躍する。

ドラゴンゾンビ
基本的にやられ役の多いゾンビの中でもコイツは別格。
なにせあの皆の憧れドラゴンさんのゾンビなのだから。
ただし、流石に生前に比べると能力は劣化していることが多い。
というか、コイツの場合 そもそも死体を確保する のが一番大変。

人間とドラゴン、後はのゾンビ以外は滅多に見ない(グリフォンゾンビとかカッコイイと思うんだけどなぁ……)。
ただ一応巨人のゾンビ(ジャイアントゾンビ)、目玉の怪物ビホルダーのゾンビ(アンデッドビホルダー)などもいる。

ワイト

悪霊に操られた死体。燐光に覆われた歩く屍といった姿をしている。
ゾンビとの違いは、本人の精神ではなくとり憑いた悪霊の意志でもって動くということ。
なのでゾンビと違って高い知能を持ち、ものによっては魔法を使ってきたり集団で統率を取って策略をしかけてきたりする。
そしてこれに殺された人間は悪霊にとり憑かれ新たなワイトになってしまう。
元ネタは指輪物語

スケルトン

ゾンビの肉が腐り落ちて骨だけになった奴。
ブルックは生きているうちに骨だけになってしまったという稀有な例外。

作品にもよるが、大抵は雑魚。
魔法を使ってくる様な術師系は少なく(そういった場合は大抵魔術師や王族など魔法に精通した出自持ち)、手に持った生前の得物で直接攻撃する者が多い。
結構生前の兵士、戦士スキルを活かした攻撃をする者も多い、特にフロム系の骨。
ゾンビに比べたら、特化したステータスはなく平凡なバランス型であることが多い。
バラバラにしても復活する」という特性が地味に厄介。
ただ代わりにメイスなどの様な撲殺鈍器によって構成パーツである骨自体を砕かれる事に非常に弱い。

コイツに限っては燃えるものが何も残っていないので火属性の効きが悪いことがある。

見た目が似たものに「竜牙兵(ドラゴントゥースウォリアー)」というものがあるが、こちらは「竜の牙」を元として生み出された「魔法生物」である。
元ネタはギリシャ神話の「スパルトイ」。
それからゾンビに対するフレッシュゴーレムのように、骨を使って作ったゴーレム「ボーンゴーレム」も存在する。
邪法や怨念ではなく秘術・錬金術で生まれた存在なので、ディスペルなど聖なる力を弱点としないのが普通。

がしゃどくろ

アンデッドというか妖怪。日本のアンデッドでは珍しく実体のあるタイプ。
「怨念の残った遺体が寄り集まって作られた巨大な骸骨」というシンプルながらインパクト抜群の造形をしている。
実は水木しげるたちが創作したとても新しい妖怪だったりするが、『忍者戦隊カクレンジャー』の敵幹部にも抜擢されたりと非常に出世が早い。

ヴィイ

ロシアの小説家ニコライ・ゴーゴリが1835年に著した短編小説『妖女(ヴィイ)』に登場する魔物の群れの1匹で、ブイイとも表記される。
大きな瞼を持っており、娘の死体を操って彼女を殺害した神学生を襲うが、神学生は大きな輪の中に隠れる。しかし目を開いたヴィイに見つかってしまい神学生は恐怖のあまり死亡。ヴィイら魔物の群れも夜明けを迎えて干からびてしまった。
水木しげるはこの話の舞台を新潟の寺に置き換え、『死人つき』として翻案している。またFGOでも精霊として登場。

ミイラ、マミー

ミイラ男」。「ミイラ女」は滅多にいない。
ピラミッド系のマップがあれば必ず現れる。逆にそういうシチュエーションでないと、あまり出てこない。
意外と技巧派で、力押し一辺倒の奴もいれば、ミイラの呪いを使ってくるのもいる。
包帯を生かした特殊な拘束技を使ってきたりも。
なんにせよ、ゾンビやスケルトンと比べたら大体は格上に設定される。
その見た目だけでなく実際乾燥していて非常に燃えやすいので火属性は非常に効きやすいことが多い。

吸血鬼

偉大なるノスフェラトゥ。詳しくは項目参照。
「そもそもアンデッドではなくこういう種族である」と設定されることも多いが、「吸血鬼血を吸われると吸血鬼になる」などアンデッドの特徴も多く兼ね備えている。
敵として現れるだけでなく、その強烈なキャラクターから味方としても大活躍する。

キョンシー

中国のゾンビ。「特殊な術師が死体を用いて作る」ものなので、感染したりはしない。
(『霊幻道士』など傷から感染する設定のものもある。病原体ではないのでもち米での清めなど呪術的な処置が必要)
死後硬直しているので、ぴょんぴょんと飛び跳ねるように移動する。額の札を剥がせば死体に戻る。

リッチ

Lich。Rich(裕福な、金持ちの)ではない。
ダンジョンズ&ドラゴンズ発祥のかなり歴史の新しいアンデッドだが、その強烈なインパクトから瞬く間に市民権を得た。
「強力な魔術師が不死を求めて自らをアンデッド化させた」という存在で、やられ役が多いアンデッドたちの中では吸血鬼と並んで高い実力を誇る。
見た目は大体スケルトンだが、内に秘めた強大な魔力により、実力は桁外れ。その上アンデッド化しているので物理攻撃もほとんど効かないという驚異の難敵。
魔法も非常に効きにくいなど、弱点を突かないことには対処不可能な奴が多い。
上記の経緯から理性を保っている場合も多い。

亜種に「デミリッチ(リッチのようなモノ)」という種族もいる。
「ような」と言っても決してリッチのなりそこない ではなく 、むしろ「元人間の魔術師」という領域を越えて、悪神、魔神の領域に突っ込んでいるような存在という意味であり、通常のリッチより遥かに危険。

その他、「ノーライフキング(無命の王)」という表記がダンジョンズ&ドラゴンズが版権を持つリッチの言い換えとして用いられることがある。


その他

グール

アンデッド(特にゾンビ)と一緒にされやすいが、 全くの別物
というかこいつの由来は中東地域である。
直訳すると「屍食鬼」。死体を食べる小鬼である。日本でいうところの魍魎。
彼らは霊魂でもなければ死体などから変じたわけでもない独立した一種族で、人間との間に子供をつくったりもする。
だが、作品によってはしばしばゾンビの上位種として登場する。
女性だと「グーラ」と呼ばれ、見た目が人間と変わらないものも存在する。

死神

正確に言うとアンデッドではなくそもそもこういう種族なのだが、作品によってはその見た目からアンデッドの一種として扱われることも。

見かけはスケルトンあるいはゴーストだが、仮にも「神」なので実体は無いことが多い。敵として現れれば間違いなく強敵。

人形霊

人の形をしたものに幽霊がとりついて動き出したもの。
あくまで人間の霊など外部の霊がとりついたものを指し、
人形が自らの心を持って動きだした場合は「付喪神(つくもがみ)」の一種とされる。

古来より人間の形をしたものには霊がつきやすいとされ、多くの怪談などで語られてきた存在。
近年で最も有名なのは『チャイルド・プレイ』の主人公?、チャッキー人形だろう。
あとはホラー・ファンタジー作品などでよく登場する「動く鎧(リビングメイル)」もこれの亜種と言える。

リビングメイル、動く鎧
中身の無い鎧が死者の怨念で動き出したモンスター。
分類的には「実体のある」タイプなのだが、本体は憑りついている魂の方なのでどちらとも言い難い存在。
ゴーレムなどと同様鎧に魔法などをかけて動かしている場合もあり、この場合はアンデッドではなく魔法生物に分類される。

ネクロマンサー

「屍霊術師」。上記のアンデッドたちを自在に操る強力な魔術師。
死を冒涜するとも言える能力ゆえ、敵役として現れることが非常に多い。まぁ味方としてはかなり使いにくい役職だし……
それでも味方にいる場合は死霊を成仏させることに特化している場合が多い。

フランケンシュタインの怪物

一応ファンタジー的な魔法ではなく、科学で復活しているので「アンデッド」というには微妙に異なる気もする。
原典において本人としては「蘇った人間」ではなく「フランケンシュタインの被造物」と自覚している*1
蘇生ではなく「人造人間」と分類されることが多い。

フレッシュゴーレム

アンデッドなのかゴーレムなのか判断に困る存在。
死肉(flesh)を集めてゴーレムにした という代物。たまに間違われるが新鮮(fresh)ではない。死肉としては鮮度がいい方が良いかもしれないが...。
フランケンシュタインの怪物と決定的に異なるのは、「死体のパーツを繋ぎ合わせた」のではなく、 「死肉を集めた」 だけなのでその見た目は「単なる人型の肉塊」としか言いようがないこと。
かなりマイナーな存在であり、ゴーレムが出てきてもこいつは出てこないことが多い。

アンデット族

アンデッと言ったらデュエリストに怒られるので要注意。

アンデッド(仮面ライダー剣)

1万年前から生き続ける怪物たち。
大半は動物並みの知性しかないが、上級の十数体は人間態を持ち、高い知性を有する。
「死にぞこない」ではなくマジモンの「不死」であり、イモータル(定命ならざるもの)と訳したほうがよかったんじゃないかという意見もある。
まあ子供はそんな単語知らないだろうしね。あとこの番組もともとバトルファイトとかいう単語キメてるし


対処法

アンデッドは基本死なないので、当然心臓を貫くなどしても無駄。

日光

アンデッドは太陽光に弱く、漫画作品等でもよく使われる手法。アンデッドは灰になる。
その性質上、持久戦になることがしばしば。
大抵、朝日が昇る前にデブやヒロインは真っ先にやられるため、基本主人公だけ生き残る場合がほとんど。

聖なる力

日光もこの範疇に入るが、不死者の魂を肉体に縛り付けている邪悪な力を聖なる力で振り払うというもの。
これにより魂を失えば残った肉体は元の死体に戻り、場合によっては灰燼に帰す。
代表的なものとしてはウィザードリィのディスペル、ドラクエの二フラムなど。

なんらかの手法で封印する手段。この場合は封印が解けることを除けば安全策。
この場合、鎖などで縛りつけるといった物理的なものもあればキョンシーのお札のような秘術・魔法などの手段もある。

身体破壊

実体のあるもの限定だが、殺しきれるかどうかはともかく体を破壊してしまえば行動はできなくなる。
四肢をバラバラにしてしまえばまず動けなくなるため、斧や電動ノコでぶった切るという手段があるほか
焼いて灰にしてしまえば滅ぼせる可能性もあるのでガソリンや火炎放射器などもよく使われる。
や心臓が機能しているタイプのものなら、それらを破壊すればその時点で活動停止する。
吸血鬼を倒す方法の一つに杭を心臓に打ちこむというものがあるほか、頭を拳銃で撃ち抜かれることもしばしばある

あとは爆破する、岩石や車両など重量のあるもので押しつぶす、薬品などで融解させるなどというのもそこそこ有効。
ただ破壊するときに血を浴びてしまいゾンビにさせられる場合も多い。
なかには灰にされても復活したり感染源になったりするやつもいる。
なにより実体のないゴーストタイプには全く無意味な手段。

未練の解決

生前の未練によって現世に留まっている場合、それを解決してやることによって満足し成仏することもある。
欲しがっている物を渡す、仇を討つ、その他いろいろ。

中には自分が死んだことに気づかないまま彷徨っているパターンもあり、死を自覚させることで現世から引き離すことも。
ひどく手間がかかるが、それでも武器も魔法もまるで通じない超強力なアンデッドモンスターにも効きうる最後の手段である。
特に明確な目的を持って現世にとどまり続けるスピリットはこれでしか除去できない場合が多い。

元凶を倒す

ネクロマンサーが操るアンデッドならそいつを倒せばいい。
吸血鬼も親玉を倒すのがお約束である。
もっとも、狂った人間が行った事ならまだしもそいつもアンデッドだったら無駄だが。



追記・修正はアンデッドの方々にお願いします。

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最終更新:2024年08月30日 06:58

*1 材料の一部には食用の肉(つまり人間以外の動物)も使用されているし