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RTA in Japan

登録日:2024/08/20 The 17:50:00
更新日:2025/02/17 Mon 13:56:42
所要時間:予定タイム 02:00:00



出典:いずれもRTA in Japan公式サイトより。https://rtain.jp/ 2024/08/20

3、2、1、スタート!!


グッドラックで~す!


マリオを早くクリアすれば
人を救える



概要

RTA in Japanとは、日本国において最大のRTAイベントである。縮めてRiJとも。
主催は「一般社団法人RTA in Japan」。運営は寄附金により賄われるが、2020年以降その金額が増大したために法人格を取得している*1

初回は2016年12月28~30日に行われ、2017年からは年2回+αという形で定着している。

さまざまなプレイヤーがマラソン形式でRTAにチャレンジし、数日間ぶっ続けで熱いゲームプレイが披露される。

毎年お盆と年末の2回開催。開催中はTwitchでライブ配信、アーカイブがYoutubeにアップロードされる他、現地のオフライン会場で直接観戦することもできる。
近年は東京都千代田区麹町のnote place、及び電車で数駅離れた距離に位置する同区飯田橋のベルサールを主な会場にしている。

EXは2022年2月と2023年4月に2回開催、第1回は福岡県で開催されたe-sportsのイベント内の1つとして開催、第2回はGWに静岡県で開催されたC4LANのイベント内の1つとして開催された。


もともとは海外で「Games Done Quick(GDQ)」という同種のイベントが行われていて、これの日本版を開催できないか?と企画したところ、ボランディアが集まり現在のRiJが誕生した。

ちなみに記念すべき初種目は厳選枠として「Splatoon ヒーローモード」のRace。

その後オフラインだけでなく、各走者の自宅からの配信をRiJのチャンネルでリレーするRTA in Japan Onlineも立ち上がった。
この頃は夏がオンライン、冬がオフラインイベントになっていた。
2020年の新型コロナウイルスのパンデミック中は、感染拡大の懸念がありオフライン開催が難しかったことからRiJ Summer/Winterに名称変更されフルオンラインに。

その後、ある程度感染対策方法が明らかになったこともあり、2022年の#EX1からオフラインが復活し、Summer2022からは日中はオフライン、深夜早朝帯はオンラインがメインという並列型配信となっている。
ただし日中でもアーケードゲーム等、筐体の形状などの事情から移設が難しい物に関してはオンライン配信の場合もある。
2023年冬以降オン・オフ同時併走は原則禁止となったが走者がオフライン参加・解説がオンライン参加もしくはその逆パターンは可能。
2023年冬までは会場に来る際コロナワクチン接種証明書と医療用の高品質マスクが必須であり、体質的にワクチン接種が不可能な方や接種証明書を紛失した方は会場への入場は禁止されていたが2024夏から緩和されコロナワクチン接種証明書は不要となった。

またRiJでなくともRTAのイベントをRiJのチャンネルを利用する代理配信も行っており、これはゲーセンdeRTAなどのイベントが活用している。


あくまでも「世界記録を目指す」のではなく「プレイヤーの発表会」としての側面が強いため、GABAっても(後述の「用語・頻出単語」の項目を参照)やり直しなどはせずそのまま通しで進行する。リアルタイムアタック・マスト・ゴー・オンというわけ。
お陰で試走の時には一度も踏まなかったミスを踏みつけることも多く、「本番の魔物」なる単語も存在する(こちらも解説は後述)。
だからこそ、ミスをアドリブでいかに立て直していくか、という走者のテクニックもまた見どころの一つとなるのだ。


チャリティイベント

本イベントの特筆すべきポイント。主な手段は寄付額投票、サブスクライブ、公式グッズの3つ。
このスタイルもGDQリスペクトである。

●寄付額投票

ゲーム進行に関するルートや主人公の名前・外見等が用意されているもので、複数択なら1番多く寄付されたものを、一択なら目標額が達成されたときに、その結果にしたがってプレイ内容を変更するアドリブ要素。
開催中はほぼ常時、画面下に現在の投票経過と寄付総額が表示されている。視聴者が能動的にRiJに参加できるチャンス。

●サブスクライブ

Twitch用語。Youtubeで言うメンバー加入のようなもの。
月額課金でチャンネルの会員に加入すると、オリジナルのスタンプ を使用できるようになる。
Twitchに直接課金する他、Amazon prime会員は追加料金無しで加入できる。さまざまなスタンプでコメントを盛り上げよう!

●公式グッズ

アパレルサイト「無敵時間」からさまざまなコラボ商品が発売されるのでそれらを購入する。ぬいぐるみやTシャツといった鉄板のものからどんぶりなど奇をてらったものまで、ラインナップは豊富。
しかし過去の商品は基本的に再販しないと公言されているらしく、ぬいぐるみやうちわを所持している古参ファンを羨む声もちらほら。
一応Winter2024にて一部ぬいぐるみが再販されたので、全く希望が持てないというわけではなさそうだが……。



得られた収入は税金や諸経費を差っ引いた上で、国際的な医療関係NGO「国境なき医師団」に寄付される。
このため、プレイ中に寄付の呼びかけがなされたり、交代の合間に同団体のCMが流れたりする。
しかし上記の通りエンタメ性と社会貢献性どちらも高いため、多くの視聴者から好意的に受け入れられているといえる。
更に寄付が受け付けられた後にはその領収書も公式サイトに掲載されるので、安心して寄付できる。
なお寄付金額はSummer2021以降、毎回1,000万を超えている。


ゲーム選出

だいたい4ヶ月前に募集が開始され、3ヶ月前ぐらいに締め切られる(Winter2024では募集期間が9/10-9/29、本番が12/25-12/31)。
各走者は2本まで「これを走りたい」と応募する。1つのゲームではカテゴリー違いで2種提出可能なので、1人で応募できるのは最大4枠。
その際実績を確認するため、SRC上位勢と同程度のプレイ動画も提出する必要がある。

受付終了後RiJのスタッフが当選落選を選考するが、完全抽選ではなく、ゲームジャンルや予定時間、並走の有無、走者の出走可能時間(これも応募時に申告する)などを考慮して選出される。
例えば爆弾を使うゲームをまとめたり、アレなゲーム→アレなレース物→普通のレース物とDJのように繋いでいくなど。
あと「ゴルフ枠」は、様々な走者に「第1回の『プロゴルファー猿』から受け継がれて存在する」とネタにされるほど*2の定例と化している。

またSummer2021からは、タイムアタックではないスーパープレイを目的とした「Showcase」枠も数個設けられている。
必ず配信される確定枠の他に、プレイがスムーズに行き過ぎて時間が余った場合の時間調整や、走者が病気等の事情があり出走できなかった時のために採用されるバックアップ枠も用意される。
Summer2021まではバックアップ枠での配信は無かったが、このSummer2021での初バックアップ枠『ときめきメモリアル』が伝説を残したなんて事もあった。

ちなみに
  • CERO:D(セクシャル)もしくはZ(該当箇所がムービーのみでスキップ可能ならセーフ)」
  • 「配信禁止区間が計測区間に含まれる作品(例えば、『ハリー・ポッター』シリーズ関連作品は配信全面禁止なので当然NG)
  • 「応募時の記録が世界記録とかけ離れている」
  • 「配信が18時間以上かかる」
……など、応募の段階でNGが出る物も存在するので注意。


そもそもRTAって?

Real Time Attack
ゲーム内時間ではなく、ゲームのスタートからクリアまでに現実で要した時間を計測する競技。リアルタイムのタイムアタック、だからリアルタイムアタック。*3
ただしこれは和製英語で、海外では「Speedrun」と呼ばれる。ゲーム界隈はグローバルゆえ、海外ニキ・ネキとやりとりする場合は通じないこともあるので注意。これじゃin Japanではなくonly Japanだよ。

古くはゲームを起動してからエンディングまでの時間を計測していたが、レギュレーションが増えたことや、競技としての公平性*4を考慮した結果、現在ではタイマースタートとストップのタイミングが明確に、かつ細かく決められている。
だいたい「オプション等を調整したあと、実質的にスタートするボタンを押してからラスボスを倒すまで」が基本。
TASの場合「ゲーム起動から最終入力まで」が基本なので、両者のタイムを比較する時には数字だけではなくて画面を並べて確認する必要がある。
このあたりは記録集積サイトである「Speedrun.com(以降SRC)」のルールを基準としているが、このSRCのレギュレーションも世界の走者間の協議やによって決められている。
また、議論の結果「部門が増える」「1人多人数プレイが許可される」などのレギュレーション変更も多々起こる。

5分ぐらいで終わる超短距離走からほぼ24時間にも渡るウルトラマラソンまで存在する。
特に後者に該当する
などは、流石に死人が出かねないという理由から、一定の時間をプレイ後にタイムに加算されない休憩時間を取得できる特例が設けられている。
そして『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に至っては、100%部門が55時間にも及ぶため、さらなる特別ルールとして「出走からリアル時間で14日以内に完走すること。その間はいかなるタイミングで休憩をしてもよい」と、休憩時間がプレイ時間に縛られなくなった。RTAの走り方改革。

ちなみにスタートとストップが明確であればゲームと呼ぶか怪しい作品も採用されている。RiJの採用例では『Cookie Clicker』の100万枚焼きトーナメントや『GeoGuessr』など。


よく「e-Sports」と比較されることもあるが、e-Sportsは相手との直接対決が基本で、フィジカルスポーツに例えるとボクシングやアイスホッケーに該当。
一方RTAはタイム勝負ということで、フィジカルスポーツだと100m走やアルペンスキー辺りに該当する。
ゲームを使うという点では同じだが、競技としては結構似て非なるものだったりする。


メジャーなカテゴリー

●Any%

クリア率は問わず、とにかく最速でゲームクリア(エンディング)を目指す部門。
過程は問わないため、ゲームによってはステージをスキップするなど大胆なルートが見られることも。
極まってくると内部データに介入しエンディング呼び出しをして即クリア、なんていう「なんでもあり」に片足を突っ込んだようなあんまりな絵面に……。

●100%

Any%とは逆に、作中で回収できる要素を全て回収し、最大のクリア率でエンディングを迎える部門。
わかりやすいもので言うと『マリオ』シリーズで全パワースター回収とか、『ポケモン』のポケモン図鑑コンプとか。
スーパードンキーコング』などクリア率が100%を超える作品ではその%数で表示されたり、All○○などと書かれたりもする。

●Low%

No Major Glitches前提で、達成率やアイテム回収率を低くしてクリアする部門。主に『メトロイドヴァニア』系タイトルでよくみられる。
この部門に限ってはタイムよりも達成率が低いほうが好記録。とはいえ、変なバグが見つからなければ同じ達成率に落ち着くので最終的にはタイム勝負になるが。
通常プレイでは必要とされるアイテム(ライフ強化も含め)を取らずにクリアするため、1発でも貰ったら即死亡という状況が延々と続き、プレッシャーとの勝負も見どころの一つ。

●Glitchless/No Major Glitches

Glitch(グリッチ)とはいわゆるバグ技・裏技のこと。ただし不正な機器等によるデータ操作ではなく、正規の入力操作で発生するものを指す。
Glitchlessならば完全にバグ技なし。純粋に正規プレイの腕前を競う硬派な内容になりやすい。
No Major Glitchesは軽微なバグ技だけ許可し、ゲームバランスの破壊度が大きい特定のグリッチ*5のみ禁止する部門で、Glitchlessに含まれる場合もある。
SRCのルールページに禁止されるバグ技のリストが記述されているので、RiJでもそれに準拠する場合が多い。

●任意コード実行/なんでもあり

Glitchlessとは逆に、あらゆる活用を前提としたレギュレーション。
任意コード実行とは任意の(自由な)コード(プログラム)をどうにかして実行させること。
プログラムそのものに干渉できてしまう重大な欠陥を抱えたゲームにおいて、外部機器を使わず正規の入力操作でチートそのものの動作を行う。
  • テキストを自由に書きかえる
  • 音楽を勝手に作曲して再生する
  • テトリス』など別のゲームに変えてプレイする
などすら理論上は可能であるが、RTAにおいては「エンディングムービーを再生する」フラグを近場の扉やイベント戦闘に上書きするなどして無理矢理エンディングに到達、タイマーストップを目指すものになる。
実際の動きも
必要な道具を揃える→怪しい動きで儀式→扉を開けたらエンディング
などといった滅茶苦茶なものになる。
もはややっていることがRTAというよりTASさん*6に近いことから、そもそも本部門を「RTA」に含めるかどうかは意見が分かれており、イベントによっては採用されない場合も多々ある。逆に前述のGDQでは「TASBot」としてTASによるプレイが披露されることも。
他にも(厳密には任意コード実行とは限らないが)100%のためにメモリの海を渡ってフラグを立てるとかする場合もある。

任意コード実行はほぼどんなことでもできる最上級のバグ技だが、RiJにおいてはさらにとんでもない部門として、外部機器*7やソフトの差し替えなどを許容する「なんでもあり」が存在する。
こちらも、そこまでするからには基本的にゲームのプログラムを破壊してシナリオをすっ飛ばし、エンディングを再生するものが主となる。

●Race

読んで字のごとく複数人の走者が同じ部門を同時に走るレース方式の形態。
抜きつ抜かれつの展開と、走者ごとのチャートの違いなどが見所となり、お祭り感の増した枠なりやすい。

●トーナメント

読んで字のごとくその2、複数人の走者でのレースを繰り返して優勝者を決める。
大体日本記録の上位勢が集まるために数秒差の勝負になることも珍しくない。
基本的に短編ゲームや移植されたアーケードゲームなどが対象になる。その他、RTA in Japan2での「美味しんぼ アンキモRTAトーナメント」やRTA in Japan2024での「8番出口 シングルエリミネーショントーナメント」など、珍妙な種目が行われることも。

ちなみにRaceやトーナメントなどの2人以上プレイは回線トラブル等配信難易度を考慮し、EX#1以降はオフライン限定と定められている。

●目隠し

文字通り目隠しをしたままRTAに挑戦する。縛り系の中ではメジャーなカテゴリーらしい。どういうことなの……
ただでさえ難しいRTAにさらに超難しい縛りをかけることになるが、なんとも恐ろしいことにWii版PUNCH-OUT!!やswitch版メトロイドドレッドなどガチのアクションゲームでこれをクリアしてしまう走者もチラホラいる。恐ろしすぎてホラー枠扱いされることもチラホラある。


頻出ワード

用語

●RTAちゃん

出典:RTA in Japan公式サイトより。https://rtain.jp/ 2025/01/23
RiJの公式キャラクターで、金髪ツインテールの女の子。かわいい。
RiJアカウントのアイコンにドット絵で描かれている他、走者交代中の待機時間には彼女のアニメーションが流れており、視聴者を和ませてくれる。

●Rちゃん

こちらは公式マスコットで、外見はまんま顔のついたアルファベットのR。ページ左上のRiJロゴのRがそれ。かわいい。
RTAちゃんに比べると公式の供給は少ないが、挑戦中は画面端にロゴが表示されているので、目にする時間はむしろ長い。あと慣れないうちはRTAちゃんとどっちがどっちか紛らわしい。
ゲーム切り替えの時に上から来るぞ上から落ちてくるのが定番。
Youtubeでのアーカイブでも落ちてくるところまでは収録されている事が多く、逆にゲーム準備中に流れるRTAちゃんはカットの都合で数秒映るかどうか。なので、非リアタイ勢だとRちゃんの方が印象に残っている人が多いかも。

●走者

Speedrunと呼ばれることから転じて、RTAプレイヤーのこと。RTAに挑戦することを「走る」とも。

●解説

RTAでは、通常のプレイではお目にかかれない画面やテクニックがしょっちゅう出てくる。
しかし、忙しなく最速の操作を行わなくてならない走者は基本的にいっぱいいっぱい。
とはいえイベントの性質上、観客を完全に置いてきぼりにするのは極力避けたい。そこで解説担当の人を招くこととなる。
ゲームそのものとRTAのテクニックの両方を理解している、同じRTAの走者を任命するのが最もメジャー。

……と、ここまでならそのまんまの意味での解説者なのだが、RiJにおける役割はそれだけではない。具体的には…
  • 小気味良いトークやパワーワードなどで会場とSNSを沸かせる
  • 解説とは名ばかりの実況と化す(特にRaceやトーナメントでは実況の方がメイン)
  • プレイ中の走者と仲良くお喋りを始める
  • そもそも解説担当なしでハイテンポなアクションゲームや複数画面同時操作などを走りながら丁寧な解説やキレキレのトークを兼任する
などなど、フリーダムぶりがここに極まれり、もはや走者と並ぶ第二の主役と言っても過言ではなくなってる。
特にマイナー作品・特殊レギュだと他の走者・有識者がそもそも見つからないこと等も十分ありえるため、猛者の出現率が上がる。

あと普段の配信からチャット欄と喧嘩トークしながら走る走者は慣れているという理由で解説を入れない人もいる。同様に自分がプレイしていないゲームでも走者の要望で解説する「プロ(無給)の解説者」も存在する。*8

時には開発者本人が現れる事もあり開発者の前でバグ技による回避を披露する(通称:デバッグRTA)というシュールな光景もある模様。

なおこの解説、ほとんどは台本を用意しており、1~2割GABAのフォローのためにアドリブを挟むことはある模様。
ただランダム性の激しいゲームに関しては「ここはアドリブ」と台本に書く人もいる。
台本自体はまず走者が草案を用意し、リハーサルを重ねて書き直していくのがメジャーとなっている。
しかし、RTAの内容によっては(前述のランダム性が高いケースも含め)台本が盛大にぶっ飛ぶような展開もあり得るため、その時はトークスキルがものを言う。

●EST

Estimate Time、見込み時間。
基本的には走者があらかじめ出しておいた記録から多少の余裕を持たせた時間を申請しており、この時間内でのクリアを目指す。
タイムがブレやすいRTAでは余裕を長めに取るため進行次第ではESTが大きく余ることもあり、雑談タイムになったり場合によってはバックアップのRTAが差し込まれたりする。

Winter2024では「激ムズゲーの縛りレギュなのでESTを30分で取ったらわずか4分でクリア、その後ネタを2つ披露したのに10分で終了」という超珍事が起こった。*9
逆に本番のトラブル次第では多少オーバーする、あるいは最悪クリア未達成となることもある。

バグありRTAではまずこのESTからして意味不明に短い時間が表示されるので視聴者がどよめくことも。

●GL・GG

Good Luck・Good Game。タイマースタート時とストップ時に使われる英語スラングで、それぞれ「頑張って」「よく頑張った」くらいのニュアンス。*10
なお日本語の口頭ではなぜか、スタートが「グッドラックです」なのに終わりが「ジージーです」と言われることが多い。

●チャート

このタイミングで○○を行う、などの予定行動をまとめた物。
理論上最速チャートだけでなく、ちょっとミスった時用、お祈りが届かず最悪の条件を引いたとき用など複数のリカバリーチャートを用意しておくのも走者のたしなみ。
そしてその技術は走者間で積極的に共有されるのが基本である。最適化・効率化の情報は業界の共通財産なのである。

そういったチャートから逸脱しているチャートはオリチャー(オリジナルチャートの略)と呼ばれるが、オリチャーはGABAの元。
ちゃんと学会で発表して査読を受けてから取り入れましょう。

●学会

そのチャートを詰めるべくして集まったトップランナーの集団。
元々はTASの方で訳の分からないレベルまで解析してタイムを詰めていく姿が学会のように見えたことから呼ばれていたが、それがRTAの方に波及した形でそう呼ばれるようになった。
極まった学会員になると「バグによる強制ゲームオーバーを別のバグで回避するテクニックを発覚後1日で公表」など、アプデで無駄になるゼロデイチャートすら詰める。

●完走した感想

タイマーストップ後に挿入されるヒーローインタビューみたいなもの。
RiJでは走者や解説がさっむいダジャレをかますことがあり、そのたびにコメント欄が氷とのスタンプで埋め尽くされる。
「完走した感想」はそのさっむいダジャレの筆頭のようなものだが、〆の取っ掛かりとして便利なので皆こぞって使い続け、いつしか定型句と化し突っ込まれることは一切なくなった。

●無敵時間さん!?

上述のアパレルサイト「無敵時間」に関するコメント。
もちろんこの「無敵時間」という名前はゲーム用語から来ているわけだが、そこから転じて、走者・解説が「無敵時間」という単語を出す度に
「無敵時間さん!?」
「ということでRTA in Japanはチャリティイベントです(以下略)」
といった流れで、走者・解説がスポンサー宣伝を行うというネタが定着。
無理矢理にでもねじ込むようになるなど流行するに伴い、視聴者の方も「無敵」に類する発言・テキストに反応して書き込むようになった定型文。

派生系に、CMが流れた時の「国境なき医師団さん!?」、多額の寄付がされたアナウンスがあった時の「(見境なき)石油王さん!?*11などがある。

また、エナジードリンクメーカーのRed Bullがスポンサーに就いていた時期には、同じように「翼」という単語やキャラが仕様・バグ問わず飛んだ時に「ここで翼を授かります、翼を授けるといえばそうですね」という派生ネタもあった。なんというかダイマ。

なお、別に参加者に宣伝義務があるわけではなく、またネタとしての流行に運営側が難色を示したらしく、現在では参加者側がネタを擦ることは控えられているようだ。

●悪いこと

バグ、グリッチのこと。アイテムやスキルなどを、本来の用途と関係ないバグ技に利用する時に「悪いことに使う」と表現する。RTA走者はタイム短縮のためなら悪いことも厭わないのだ……!

●お祈り・お祈りポイント

乱数(ランダム)要素の中で特にタイムに大きく影響が出る部分のこと。類義語:運ゲー
RTAでは可能な限り運要素を排除したチャートを作るが、どうしても運が絡むポイントが出てきてしまう事態は珍しくもない。
そういう箇所に限って良い方を引かないと1分単位で記録が遅くなってしまい、イベント本番でなければ即再走になるぐらいのインパクトがある。
そこでタイム短縮に繋がる良い乱数を引けるように走者がお祈りすることからこう呼ばれるようになった。
その信心深さは時に凄まじく、神社を何箇所も参拝にいっただとか、幸運のお守りを買って会場に持ってきただとかまでやってのける走者もいる。普段から徳を積むのがお祈りが届く秘訣だとか……?オタ活の当選発表でも聞いたなそれ

RiJ的には「お祈りポイントですので、視聴者の皆さんお祈りお願いします」と言うとコメント欄がお祈りスタンプで溢れ返り、突破すると拍手が巻き起こるという、一種の盛り上げ要素となっている。

お祈りポイントになる箇所として「ある程度ランダムに動く敵が、良くない方向に動いて通せんぼしたり、別のNPCと当たってしまったり」というよくあるパターンから「原因不明で手伝ってくれるはずのNPCがストライキを起こす」という微笑ましい?物まである。

余談だが、とあるSTGのスコアアタックは「1UP持ちの敵が偶に即逃げ出してしまうバグが有り、その瞬間に残機ボーナス1000万点分がなくなるので確定捨てゲー」という有名なお祈りポイントがある。

●本番の魔物

練習の段階では100%成功した箇所が、本番になると途端に失敗を連続してしまう事から。
本人の緊張、乱数調整失敗、バグ利用失敗など様々な原因があるが、1回ミスすれば連鎖して立て続けにミスが起こるのでチャートが崩壊する音が聞こえてくる。

●ガバ

ミス・失敗のこと。「ガバガバなプレイ」から「ガバプレイ」→「ガバ」の順に短くなった。決してバスドラムが超激しい音楽ではない。
まだRTA界隈がメジャーではなかった頃、少しでもミスがあったり記録更新の見込みがなさそうだと「はい再走」と一蹴されるような修羅の国だった。
そんな環境では新規参入の障壁が高いと考えた某走者が、理論値だけの「タイトなプレイ」ではなく改善の余地を持たせた「ガバガバなプレイ」として動画に投稿したことがキッカケ・語源となり、現在のガバという単語、引いてはRTAのエンタメ性や間口の広さに繋がった。

●ユニークゲーム

類義語:アレなゲーム
本大会は大規模、それもチャリティイベントということもあってか、ネガティブ、センシティブなコメントに対しては厳しい措置がとられる傾向にある。
そのため、一般的にヘンなゲームに対してストレートに「クソゲー」と評することも勿論、双方にとってご法度。
そこで代わりとなる言い回しとして「(色んな意味で)独特なゲーム」つまり「ユニークゲーム」「ユニーク枠」という言葉がいつしか生まれた。
スケジュールにも明らかに狙ったとしか思えないヘンなゲームが続いているゾーンが毎回あるので、「ユニークゾーン」などと言われもする。
ちなみに本当の意味で独特すぎるゲームもたまに選出されている。音感教育ソフトとか。
なお上記のゲーム選出でも語られているが、そういうゲームはあえて続けてスケジューリングするとのこと。

ミーム

●GABAさ……

走者がミスをしたときのコメント。
出典はRTA in Japan Summer2020の「レーシングラグーン」の一幕。

当作は妙に味のあるセリフ回し、通称「ラグーン語」でカルト的な人気を誇る作品だが、これが初見の視聴者にウケて即座にコメント欄を汚染していった。
中でも「PASSさ……」の取り回しの良さから、改変した「GABAさ……」が特に流行り、次のゲームや翌年以降にも見られるほどになった。
なお、厳密には「……PASSさ」と、前の方に「……」を置くのが正しい。

●デメる、花火

どちらも由来はRTA in JAPAN Online 2019の『DEMENTO』。

RTAの最中に
  • 走者の家の近所の庭で花火大会が行われ、打ち上げ花火の音がマイクに入る
  • 花火の音に気を取られて敵の足音に気づけなかったミスを犯して以降、最後までプレイミスを連発
  • 放送中にストリーミングが成人向け指定される
  • 想定外の行動に走る敵CPUとそれに思いっきり動揺する走者
  • 最終盤で謎のフリーズバグ
…等、ゲーム内外で様々なトラブルに見舞われ、RiJ史上屈指の本番の魔物回として伝説となったランである。

前者はデメントというワード自体がそのまま上記の「ガバ」や「本番の魔物」の類語として定着したもので、主に致命的な失敗や事故が発生した時に使われる。
後者はこのラン以降RiJにおいて花火は不吉の象徴ということになり、演出や背景で花火が表示されると「花火はマズい」といったコメントが書かれるようになった。
特に花火が打ち上げられたらタイムロス確定で本気でマズい面クリア型マリオのRTAでは走者や解説からも言われる事がある。

●ナイスセーヌ

主に敵NPCを穴や崖、エリア外などに落とした時の掛け声。
出典はSGDQ2021の「Paris Chase」、その「Japanese Restream」のミラー配信より。

同作はその名の通りパリを舞台にしたストリートレースゲーム……だが、敵車両を破壊すると(それが目的でない)レースステージでも何故かクリア扱いになり、そして多くの場面でそれが最速解となる仕様。
よってRTAに向けて洗練された走者は、ルール無用の地元走りで敵車両を次々とパリを流れるセーヌ川へ叩き落としていった。

2007年(98~Vista対応時代)の海外専売PCゲームというニッチなタイトル故に、日本での知名度が皆無だったこともありその内容には困惑しきりだったが、次第に相手車両をセーヌ川に叩き落とした際にあるコメントがコメント欄を埋め尽くすようになった。そのコメントこそが何を隠そう「ナイスセーヌ」なのだ。
この時は知る人ぞ知るミームでしかなかったが、RTA in Japan Summer2022にて(ユニークゲーム:『たけしの挑戦状』とレースゲーム:『ソニックライダーズ』の間をつなぐ「ユニークなレースゲーム」として)採用されたことで一気に知られ、以降のRiJでも似たような状況でしばしば使われるようになった。
なお、発想元としてはおそらくRTAで保険のためのセーブを行う際に言われる「ナイスセーブ*12」ではないかと思われるが、RiJ内だと「ナイスセーヌ」が浸透しすぎて逆転現象が起こっている節も。

なお、2024年パリオリンピックのトライアスロン競技ではセーヌ川の水質問題でトラブルになったが、Summer2022視聴者から「セーヌ川の水質が悪いのは車を叩き落としまくったせい」とネタにされた。
しかもRiJ本番ではfps確保のためグラフィック設定を最低まで下げていたため、ゲーム内のセーヌ川と当時の現実の川がそっくりの茶色になっていたので余計にネタになっていた。

●心を失った悲しきRTAマシーン

RTA in Japan Summer2022の『テイルズ オブ シンフォニア』において発せられたセリフ。

シナリオ終盤、メインヒロインを待ち受ける悲劇を受けて、本番中にゲーム画面に合わせて走者がうつろな目でプレイするという茶番が展開される。
この光景が人気を博し、解説者の口から出た「悲しきRTAマシーン」は、視聴者の記憶に焼き付いたのだった。

後年では
  • any%プレイに特化しすぎてマレニアはおろかラニにすら会合した経験がないというELDEN RING版悲しきRTAマシーン
  • 図鑑コンプレギュにおいて協力プレイ用の相方が別ゲーに移ったので全部一人でこなす試みをした結果、左右の手それぞれでポケモン赤緑の各バージョン、左右の足でそれぞれの画面用の乱数可視ツールの操作、常時口では解説とコメ返しをしながら音声認識ツールで進捗保存するすさまじいマルチタスクぶりを発揮した*13ポケモン版悲しきRTAマシーン
など、突き抜けた猛者を差す表現としても用いられている。

●筋肉スイクンチャート

RTA in Japan Summer2021で爆誕したネットミーム。

●これがホットプレートの力です

RTA in Japan 2020の「ファミコン版ドラゴンクエスト3 何でもありRTA」部門にて、走者のひっしー氏が当時の世界記録(22分7秒)を樹立した際に、解説が発したパワーワード。

上記の「なんでもあり」枠という事もあり、当時メジャーだった時間短縮の手段が「セーブ中に電源を切ってデータを改竄*17、その最中メモリの揮発速度を調整してラスボスを倒せるアイテムや魔法を生成する(!?)」というもはや理解不能な代物になっており、ひっしー氏は理想的な本体温度を保つためにROMごとホットプレートに乗せるという荒技に出たのである。
あくまで保温のために使っただけであり、ファミリーコンピュータを焼いたわけではない。
一概に加熱すればよいわけでもなく、逆に本体とROMによっては冷やしたほうがいい個体もあったため、同時に出走したピロ彦氏はヒートシンクに乗せていた。
温度でバグりやすさに差が出るという点は、この技で記録短縮を狙っていた走者が引っ越したら全然できなくなって、調べていたら室温によって成功率が変わることから発覚した。
…どこの化学者だおまいらw
ちなみにこのひっしー氏、この技をやりやすい本体を探して実機コピー機合計で350台もの本体を購入したとか…。
記録樹立後、ひっしー氏はホットプレートの本来の用法である焼肉を楽しみました。

恐ろしいのは、この手法は2020年が明ける頃には既に過去の物となり、Winter2021ではファミリーベーシック*18プログラムを改竄して強引にエンディングを呼び出すという方法で、ピロ彦氏*1950秒という文字通り桁違いの記録を樹立したことである。ひっしー氏も同じくファミリーベーシックで参戦するも、タイプミスで涙を吞んだ。

●二次会レイド(◯次会)

Twitch特有のレイド機能を活かしたイベント終了後の一連の動き。
レイド機能とは配信を終えた際、誰か別の配信者へ視聴者ごと連れていけるTwitchの機能であり主にTwitchが配信の主流となったRTA界隈では普段から行われがちな行事である。
普段であれば数人程度、RTAイベント後のレイドなら数百人単位での移動が相場だが同時接続が最低でも5万人程はいるとされるRiJ:となると普段のレイドとは桁違いの人が乗り込むため毎回レイドを貰った人は大抵驚くのが恒例行事。

基本的にレイド先は今回のRiJに走者・解説で参加した人が優先されるため視聴者はイベントの余韻に浸りつつ振り返り配信を見れたりするのが特徴。
その後のレイド先は配信者側が決めるため誰にレイドされるか、誰がどのタイミングでレイドの連鎖を終わらせるかは完全に配信者側の裁量に任されるという難しい仕様である。
視聴者側はその都度「◯次会」と捉えて見るため、30次会とかの規模になる可能性もある。

2021年の元日以降冬開催に関しては元日の昼間からレイドRTAマラソンというTwitchのレイド機能を活かしてRTAコミュニティの活性化をメインとしたイベントがあるため配信者側はとりあえず元日昼まではレイドを繋ぐという流れが出来上がった。
とは言っても次のイベントまで17時間程も時間が空いているため深夜にレイドが回った人は朝まで出来るだけ長時間配信をするなんて事が起きることもしばしばある。

一方で夏はRiJ最終日翌日が平日というパターンもあり冬と違い配信者側の裁量がかなり問われる模様。

ホラー枠

ホラーゲームを行う枠…ではなく「走者の人間性能が怖い」枠。
最初に言われ出したのはSummer2024での「ポケットモンスター赤・緑一人並走」。何をやっていたのかは上記してあるが、同イベントで行われた8番出口よりも怖いというわけのわからないことをやっていた。
これがミーム化したため、Winter2024での「EQUALINE」が始まる前からホラー枠と言われていた*20。実際ものすごい速さで計算しつつ実況とトークを繰り広げる光景はまごうことなきホラー枠だった。

余談

初回から丸3日、Summer2024に至っては丸1週間と開催期間が長くなり、かつ24時間ライブ配信をしている。
できる限りライブで見ようと、食事を高速で終わらせる人(朝食RTA)や睡眠を削ってまで視聴する人(睡眠スキップチャート)が散見されるようになった。
しかし、これで体調を崩してしまうのはエンタメとして好ましいことでないのは言わずもがなである。自分の生活を優先し、また寄付は身の丈に合った金額にして、正しくRiJを楽しもう。
人生をRTAにしてはいけない(戒め)。

また、これだけのデカい規模のイベントに成長した本イベントだが本番の映像や画像(スクリーンショット)を使えるのは該当作品の走者・解説のみであり、他の第三者が使うのは無断転載のためこちらも注意していただきたい。
例えばRiJ本番でポケモン赤緑のRTAで出場した人が同じ回のスーパードンキーコング2のRTAの画像などを使うのも禁止事項のため注意が必要。
過去にはYouTubeの悪名高い大手ゲーム系解説動画でサムネイルに堂々とRiJのスクショが使われた事もあったが当然ながらこれは違法。
欲に目がくらみ、警察の御用になるRTAは絶対にしてはいけない。


はいタイマーストップ!!GGで~す!


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最終更新:2025年02月17日 13:56

*1 この法人格取得により「会場使用費を後払い可能になった」など運営自体も楽になった模様。

*2 なお採用された場合は「現実のゴルフといえば朝」なので朝に行われるというのは主催者のインタビューで明らかにされている。ただWinter2021で採用された『WHAT THE GOLF?』に関しては「ゴルフ?」ということででゴルフ枠ではなく夜にぶち込まれた。

*3 ゲーム内時間を計測する場合はIGT(= In Game Time)と呼ぶ。ロード時間の影響がなくなるのがRTAとの主な違い。機種差を吸収するために、レースゲームを中心にIGTで集計されることもある。またクリア後に秒単位でIGTを出してくれるゲームであれば、レースゲームでなくともIGTで集計される場合もある。

*4 走者ごとに異なるキーコンフィグの調整までプレイ時間に含めるのはおかしい……など。

*5 例えば壁抜けや最終面ジャンプ、エンディング呼び出しなど

*6 強いていえば人力でやるかどうかの違いだが、TASさんもコントローラーの入力信号を外部ツールで生成して動かしているものが多く、実機・人力でも理論上は一応可能とされている。「かつてのTAS専用技がプレイヤースキルのインフレによりRTAでも採用されるようになる」というのも練度の高い人気作では時折ある。例えば初代のロックマンで「人力によるエンディング呼び出し」が成功したことがある。

*7 周辺機器はもちろん、ゲーム機ですらないものも含む。

*8 Winter2024時点で「25回」もの解説を行い、多いときには1イベント3回の解説を行い、同時にRiJの技術スタッフも兼業している。

*9 なおWinter2024全体でセットアップトラブルが多発したため、ここで20分浮いたのにも関わらずバックアップが入らなかった。

*10 もうちょっと長いバリエーションだとGLHF(GoodLuck Have fun)、GGWP(GoodGame Well played)。

*11 配信者などに高額の投げ銭をする人を、「高額を投げられる→懐に余裕がある」という連想から「石油王」と呼ぶ界隈があるのでその影響か。

*12 なお、こちらの元ネタはウイニングイレブンシリーズの実況を利用した「TASにサッカーの実況と解説をつけてみた」系の動画と思われる。

*13 あまりの光景に「今回一番のホラー枠」「メタグロスとカイリキーをそだてやに預けたら生まれた存在」などと言われた

*14 当時は「規定の姿勢+最大負荷+ステージ1/any%/100%」の3冠、2024年12月現在「規定の姿勢+最大負荷+6部門(ステージ1/5/10/any%/100%/ジョギング)」で世界記録を所持。現在は走者を引退、未練を残さないためにSNS等もすべて削除したため、彼の軌跡はSRCのリーダーボードやインタビュー記事程度しか残っていない。

*15 ボディビル大会では出場者(とその筋肉)の仕上がりに対して観客がユニークな声援を掛けることがある。

*16 こちらも「センサーが反応すればOK+負荷不問+ステージ2クリア」部門にて当時世界1位、他2部門で1位取得。2024年12月現在は2位と3位を3部門ずつキープ中の実力?者。

*17 言うまでもないが、普通にやったら本体ごと壊れる恐れがあるのでマネをしないように

*18 ファミリーコンピュータの周辺機器で、本体に専用キーボードを繋げて簡単なプログラムを作成できるツール。桜井政博氏がゲーム作りの原点として名前を出している。

*19 元はTASの方で、セーブ中リセットや任意コード実行などでゲームを壊してクリアする事で有名なプレイヤー。RTAでも任意コード実行やサブフレームリセットを決める人力TASさんでもある。

*20 2022Summerで一度採用されていた故に始まる前から警戒されていた形。なおこの時の走者が今回の実況。