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桜井政博

登録日:2012/04/15 Sun 00:21:46
更新日:2024/12/10 Tue 11:14:50
所要時間:約 8 分で読めます




\ソラの桜井政博です/

概要

桜井政博(さくらい まさひろ)
ゲームクリエイターの1人であり、あのカービィの生みの親でもある。
1970年8月3日生まれ。東京都武蔵村山市出身。
ファンからのあだ名は「サークライ」。言わずもがな由来はダークライ
……が、後述の忙しさから「むしろ悪夢を見る側」なんて言われたりも。

2020年には遂に50歳を迎えたのだがそれを感じさせないぐらいの若々しさ。
むしろ昔の方が老けて見える、と言うか年々若返っている*1
そのため、ネット上では吸血鬼ではないかとまことしやかに囁かれている。
実際、健康を考えて「炭水化物は控えめに」「軽い運動する」「日焼けをなるべくしない」ことを心がけているそう。

余談だが、桜井は同じ吸血鬼疑惑*2がかけられている荒木飛呂彦の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」の大ファンでもある。
中でも二部が好きなようで、ファミ通のコラムではジョジョ立ちも披露している。
また、後述するスマブラ拳にてジョジョの三部ゲーである未来への遺産に登場する花京院のコンパチキャラである『恐怖を乗り越えた花京院』に対して、
「いいなぁこの手」と関心を示しており、その影響からかスマブラでもルキナブラックピットやシモンとリヒター等といったコンパチキャラをいくつか出している。

1990年に株式会社ハル研究所に入社。
後に大人気シリーズとなる星のカービィシリーズや大乱闘スマッシュブラザーズシリーズを生み出し、それから2003年に同社を退社。
しばらくフリーとして活動し、2005年に有限会社ソラを設立して同社の代表となる。というよりソラは桜井の個人事務所のようなもので、正規スタッフは本人とアシスタント(2008年6月に桜井と結婚)の家族2名のみ。
以後はスマブラシリーズを中心に任天堂の依頼に応じたゲームを作って活躍中。

研究の一環としてありとあらゆるゲームをプレイしまくっている。
その数なんと年間100本以上で、2005年に遊んだゲームを羅列するだけで丸々2ページ埋まってしまう程。
廃人もビックリである。どこにそんな時間が…。
事実、2020年にはCOVID-19の影響で自宅からの収録となったスマブラDLCファイターの解説動画内では、自宅リビングに相当数のゲーム機が並んでいた。勿論PCゲームもプレイしている。
ちなみにファミコンは四角ボタンコントローラー時代に購入してコントローラーを壊すことなく使っていたらしい。*3
特にスマブラに深く関わるタイトル(ゼルダポケモンFE等)は必ずやりこむとの事。本人いわく「もはや義務」。
勿論ゲームに限らず、インプットのために観光や映画鑑賞等も日頃から行っている。

健康管理のために自宅にエアロバイクを置いているが、大切だと分かっていても運動自体は面倒臭いと感じているため、エアロバイクをやりながらゲームをプレイ(+動画の視聴)している。

その影響もあって、ファミ通でコラム『桜井政博のゲームについて思うこと』を2003年から2021年まで長らく連載していた。
切っ掛けはこっそりFFXIをプレイしているのが、同紙の編集者に見つかったからだとか。

連載も終了し、長きにわたって投稿していた『スマブラSP』の「今日の一枚」*4のストックもなくなってきて、ようやく活動を落ち着かせる時が来るのかと思われたが、そうもいかないのがこの男。

なんと、「桜井政博のゲーム作るには」と題したYouTubeチャンネルを開設。
自身のゲーム作りの持論や過去に企画した作品のアイデアを共有することで、ゲーム開発に携わる者やそれを目指す者に気づきを与えて「全世界のゲームの面白さを少しだけ底上げ」し、ゲームをプレイするだけの者もゲームについてより深く知ることでより楽しめるようになるというコンセプト。
『スマブラfor』以降同作に関する発表で見せた分かりやすくユーモラスな解説は健在で、専門的な知識がなくともゲームに関する造詣を深められること請け合い。
開発に携わった作品の新しい裏話もちゃっかり披露することも。日本語のみならず国外向けに英語版も同時に配信されている。
クリエイターであると同時に本人自身も相当のゲーマーであるため、UIについては非常に丁寧に作っていることが見てとれる。
2024年10月22日に、約260本の動画を残した同チャンネルでの動画投稿を終えることを告知。最後の動画はチャンネルの内幕を明かす内容だったが、そこで驚愕の事実をいくつも発表している。

実はここまでの期間YouTuberとして専念していたのではなく、2021年に『スマブラSP』の制作を終えた時点で次のゲーム企画に着手しており、実際の開発が始まるまでの休みとなったわずか数ヶ月の期間を使って動画の素材となる撮影を終え、以降は編集を制作会社に委託し、ゲーム開発業務と並行して動画内容の監修や動画の投稿を行っていた。あらかじめ期間限定である旨を告知してデビューしたのは、こういった事情があっての苦肉の策だったのである。
仕事術の動画を見ていた筈が、録画映像を活用したトリックにハメられていたことが判明し多くの視聴者は驚愕。同時に、「ゲーム作るには」こういった気力や体力、そして企画力と計画力が何より必要であることを見せつけた。

2年半前に撮り終えたよ
このため、チャンネルを収益化していないにもかかわらず 9000万円 もの制作費*5が発生したと明かしている。
なお、コメント欄もしっかり見ていたようで解説の本筋と全く関係ないものや茶化すようなコメントを見て落胆もしていたが広くものを届けられた証と前向きに捉えている。

アクションも格ゲーもシューティング*6もRPGも何だって高いレベルでこなすが、そんな彼もギャルゲーだけは苦手らしい。ホラーゲーム(ホラー映画や肝試しも)もあまり怖いとは感じないとのこと*7。またパズルゲームも不得意。
また若い頃、対戦アーケードで相手が素人女性とは知らずに全力でコンボを決めてしまったのがトラウマなんだとか。
またオンライン要素については比較的疎いのか、マルチプレイ前提のゲームをマルチプレイ可能と知らずにソロでやり込み、マフィア梶田にフレンドで呼び出されて初めて知ったなんて事も。

ゲーム以外ではドライブが趣味。現在の愛車はダイムラーの「メルセデス・ベンツ Sクラス」とアルピーヌ*8の「A110」。ペットとして猫「ふくら」を飼っており、時々自身のTwitter等で様子が投稿されている。

冗談で嘘をつく癖があり、64のスマブラ拳の質問コーナーや、forの「大・参・戦!」など、かなり長い期間嘘を吐き続けている。特に「ま、嘘なんですけどね」と5秒でゼロスーツサムス不参戦を撤回した件は未だにネタにされている。
SPでは「キングクルールだと見せかけてデデデと見せかけてやっぱりキングクルール」とか「キングクルールの時の天丼でバンジョー&カズーイだと見せかけてダックハントと見せかけてやっぱりバンカズ」などやっぱり嘘を吐いている。
とはいえ、嘘を隠すわけではなく「○○なんですよ(うそ)」など、嘘である事をはっきりと示している。ほんとに嘘だったらめっちゃ怒られるだろうし。

彼が作るゲームは初心者から上級者まで、誰もが高い満足度を得るものが多い。特に初心者には徹底的に配慮している。
これはファミコン・ゲームボーイが主体だった1990年頃、難易度が高いゲームばかりが発売されて初心者お断りのような雰囲気を打開したいと思ったのがきっかけ。
その願いを込めて作られたのがご存知『星のカービィ』である。
また、全体的に珍しいゲームシステムを採用する為に評価を誤解されやすくスマブラも最初は微妙ゲー扱いされていた。
その誤解を解く為にホームページの作り方を学び、製作者自らがゲーム説明をしている公式攻略サイト「スマブラ拳!!」を立ち上げたのは有名な話。
その一方でゲーム開発を「やめたい」と思うのも時にはあるとのこと。
実際、ゲームは作るより遊ぶ方が楽しいが、仕事で一所懸命にやらないといけないから続けられていると語っている。

上記のスマブラ拳の話もそうだが、とにかくやる事が凄い。
世界初のゲーム音楽コンサート「PRESS START -Symphony of Games-」を開催したり、パルテナの鏡のキャラをモチーフにした《たちねぷた》を企画したり、
スマブラX以降は、"ぼくがかんがえたさいきょうのおんがくぐんだん"ばりのゲーム音楽界の精鋭達を大集合させたり…もはや何でもありである。



手掛けた作品

吸って吐いて飲み込む大人気キャラ、カービィを操作するアクションゲーム。
アクションながら自由に飛行できるため初心者も安心。コピー能力で上級者も満足。
GBの1作目は初のディレクターを務めたソフトであり、全世界累計500万本以上を売り上げ、
同時にこれが務めていたハル研の経営危機を救済することにもなった。
ちなみに、発売当時22歳、企画書を最初に書いたのは19歳である。現在の顔と比較すると22歳とは思えないほど老けて見える。
桜井がハル研を退社するまで、開発に関わったのは正確には『夢の泉デラックス』まで。
ディレクターを務めた作品に限定すると、『初代』、『夢の泉』、『SDX』、『エアライド』の4作であり、実は意外と多くない。
しかし退社前から開発が進んでいたのか、次作の『鏡の大迷宮』では監修を手掛けている。
夢デラ、鏡の大迷宮はめっちゃコピー説明文がふざけまくっていた(参ドロでは彼は関わっていないものの説明文のおふざけは受け継いでいる)。

ハル研退社後も『星のカービィ 25周年記念オーケストラコンサート』でゲスト出演して熊崎信也と対話したり、カービィ関連イベントに直筆サインを送っていたりするなどの関わりがある。

任天堂を中心に様々なゲームのキャラが一堂に集う格闘ゲーム。
…っぽいが体力制ではなく、相手を場外に吹っ飛ばしたら勝ちというルールで正式には対戦アクションゲーム。

ターニングポイントとなったのが三作目となったスマブラXで、任天堂が05年5月のE3で発表したことから、
何も聞いていない桜井自身は何がどうなっているかわからず、後に岩田聡にロサンゼルスのホテルの最上階に呼び出されてディレクター就任の打診を受ける。
当時は先行して多方面からオファーを受けており、次世代ハードを見てからということで保留にしていた事情から二つ返事とはいかず悩んだが、
「もし就任しないならDXをそのまま移植する」という岩田の脅し構想*9を聞いたこと、そしてゼルダの伝説のDである青沼英二が「桜井さんのいないスマブラはシリーズの終わりを意味する」という言葉に感銘を受け、
抜けるか続投かの瀬戸際にあった同シリーズにおいて、3作目以降も担当するようになった
なおXの開発にあたっては、新オフィスを立ち上げ、引っ越しもするという任天堂の手厚い準備もあり、かなり気合の入れようだった。

というように、スマブラSPは前作のスマブラforから開発体制がそのまま継続されていたため、2011年前後~2021年まで10年間も開発に携わっていた
広報も無印からXに掛けては公式Webサイト、for以降はSNSと本人出演の動画で行っていた。
参戦ムービーも彼が台本を手がけていたらしい。

名実ともに彼にしか監修できない文字通りの代表作とされているが、スマブラSPの時は特に大変で且つ忙しい事を度々語っており、「私はいつ休めるんでしょうね」とは本人の談。昔も昔でスマブラDXの開発の時は休みを全部返上して開発してるし…
それくらいやる事が過密すぎて、持病も抱えていることから「休め」とファンからは言われる事が多い。さらには「演じるキャラクターが腹黒いのが櫻井孝宏仕事が黒いのが桜井政博」などと言われたりしている。
スマブラSPのDLC解説動画内では、昼休みにまで開発スタッフとテスト対戦していたことを明かした。
これはバランス調整の為ということで、COVID-19絡みでリモートワークになって対戦が出来なくなったのでバランス調整が難しいと明かしていた。
その数ヶ月後には通信システムに暗号化を掛けられる専用のスマブラSPが開発されて、そちらでバランス調整を行っていたとか。
なお、スマブラに参戦した作品は参考の為にちゃんとプレイしているが、開発中に発売した参戦作品を本格的にやり込むのは流石に厳しいようで「一気に終わらせてしまうのでやり込めない」と語った事も。

世界中で新要素の予想が飛び交うスマブラシリーズだが、それ故、自分の些細な発言であれこれ反応、推測されるのがどうも苦手で精神的にも辛かったらしい。桜井自身のTwitterに要望を送る人が多いとのことだが、これに関しては控えてほしいと語っている。
というのもファイターパス制作を発表した段階で、既にAとBとCとDとEという形でキャラが確定しているため、言われても無駄というのもある。
またスマブラ参戦拳という投票イベントを以前行ったが、『64』のときは結果が公表されたものの、『for』では公表は控えられた。
これも「向こうの企業に『スマブラ新作に出せ!』や『なんでスマブラに出さないんだ』と問い合わせが行くことを避けるため」と同じ番組で明言していた。

なお、原作がゲーム以外の出身キャラを要望をする人たちが後を絶たないが、「スマブラにはゲームが原作じゃないキャラクターは絶対に出さない」とはっきり明言している。
また身近な所から変な噂が立たない様に、職場でも目立たない様にマスクをしたり、極力共有スペースを使わないようにしていたらしい。
SP開発終了後のスマブラシリーズの今後の見通しは一切決まっていないとのこと。またシリーズとして続けていくにあたって「(自分に代わって)0から1の部分を作れる人材」が確保できるかの課題も挙げている。

ちなみにファミリーコンピュータロボットの参戦にあたり参考資料として自身の私物を使った。かなり大切に扱っていたらしく、2021年現在、ブラウン管テレビさえあればまだ動く
あとSoraのオフィスの上は資料と称して市販のフィギュアだらけだとか。

落ちものパズルゲーム。
積みあがった隕石を縦に入れ替え、
3つ揃えることで↑↑打ち上げて↑↑送り返すという斬新なシステムが話題を呼んだ。
通常落ち物パズルというと、文字通り上から降ってくるオブジェを揃えることで消すシステムが多いが、
メテオスは言わば揃えたブロックを発射点にすることで「ロケット」のように“塊”を飛ばし、
画面外まで推進力で運ぶ、という視覚的にもエンタメ的にも分かりやすいアイディア。
パズルゲーながらアクション性も高く、パズルが苦手な人でもあっちゃこっちゃ忙しなく飛ばし回ってる間に夢中になっていること請け合い。

なるべく多くのブロックを揃えることで一気に飛ばそうとしたり、あるいは少量ずつコツコツ飛ばしたり……とプレイヤーによって変わる個性も。
選ぶ惑星によって落下速度、対空時間、打ち上げ力、フィールドの横幅etc...といったパラメータが極端なまでに変わる。*10
前の惑星と同じ感覚で選んだらまるで違うプレイ環境に悲鳴すら上がるかもしれない。こうしたバラエティ性もさすがの一言。
只、想定よりもゲームスピードが速くなってしまったと反省点として挙げている。

公式サイトも桜井節全開で面白い。しかしゲームの出来とは裏腹にあまり売れなかった不遇のソフト。
メテオス自体はその後も幾つか作品が出ているが初代以外は一切関わっていないとの事。

夢物語に終わった64版から復活を遂げたレースゲーム。
Aボタン1つでブレーキ・ドリフト・加速が出来ると言うお手軽さ。
モードも豊富で、今なお根強いファンが多く続編希望も多数。
ドリフトの操作感は後のマリオカートシリーズに一部取り込まれている。
なお、GC版はGC版で開発が難航したらしく、1年経ってもワープスターが動かなかった状況を見て、3ヶ月半で作り直したとYouTubeで明かしている。

スマブラXでのリデザイン・ピックアップを経て25年ぶりのシリーズ続編であるアクションシューティングゲーム。
空中戦と地上戦、二種類の射撃を楽しめる。
何とシナリオは全て桜井自身が書いたとか。
それにより、女神パルテナ自然王ナチュレ等といったキャラ設定も声優への指示も全て桜井が担当している。
続編やリメイク移植の要望もあるがモデルの作り直しで費用が掛かることから現状は難しいとのこと。遊べるうちに3DSで遊んでほしいと語っている。

架空の昆虫をイメージしたハイドラ同様にゲームデザインを手掛けたが、たまごっちと紛らわしい不出来に終わってしまう。
開発中にスマブラXのオファーも受けたため、並行して製作するのはかなり大変だったそうな。

その他にも、独立直後は「ゲーム業界にもっと貢献したい」という理由から、様々なゲームの監修やコンサルティングに携わったようだが、自分が開発したように見えてしまい本来のスタッフが気の毒だということで名前は伏せてもらっていたとのこと。
もしかしたら、意外なビッグタイトルに関わってるのかも…?


余談

  • カービィの声優でお馴染みの大本眞基子は初代スマブラのオーディションで桜井によってカービィの声を抜擢された事で彼女の代表キャラになり、以降のカービィやスマブラシリーズなど現在まで担当している。
    この件をきっかけに公私でも親交を持つようになり新パルテナのナチュレもそのまま担当する事になった。
    • 尚、ライバル(?)のデデデのスマブラでのボイスは桜井氏がX~SPまで直接担当しているのは有名。

  • スマブラと言うクロスオーバー作品を開発している都合上、開発中特定の作品を推したりする行為は控えているとのこと。現在では先述のYouTubeチャンネル上での説明に、様々なゲームを例に挙げて用いている。

  • スマブラSPにホムラ/ヒカリが参戦し、【ホムラ/ヒカリのつかいかた】がYoutubeのNintendo公式チャンネルに載っているが、その中で「私はどちらかというとホムラの方が好きかなあ。あ、ファイターの話ですよ?やっぱりホムラかなあ。いや、ファイターの話ですからね?」と性癖暴露発言している。

  • 意外にもプライベートに於いてはとてもフットワークの軽い人物である。
    前例として、ゲームライターのマフィア梶田と連絡先を交換したばかりの時、「明日、富士サファリパークに行きませんか」と唐突に誘われたにもかかわらずこれを快諾。*11
    声優の中村悠一、漫画家の大川ぶくぶを含めた4人で遊びに行ったとの事。その後彼らとの交友は深まり、その縁もあり彼らの開設したYouTube番組に幾度となくゲスト出演している。

  • お菓子等の甘い物が好物。スマブラ開発時にも(主にブルボンのお菓子を)スタッフに提供していた。
    好きな飲み物は『コカ・コーラ ゼロ』。普通の水とお酒*12は苦手。本人が出演してるスマブラの解説動画では毎回スタッフの方に用意して頂いているとのこと。

  • ファミコンロボを所有していると上記したがその他、四角ボタン時代のファミコンをボタンを潰さないまま使い通した。この時のコントローラーは切り離して手元に残している。*13
    • またファミリーベーシックも所有しており、これがゲームクリエイターの道を志すきっかけになったそうである。2023年時点で十分に動く状態にあることが「ゲーム作るには」の動画で確認されている。

  • よく休めと言われる桜井だが、その理由はスマブラSPの「私はいつ休めるんでしょうね」発言*14もそうだが、スマブラDX開発時の過酷な労働環境についての裏話も一つの原因と思われる。
    というのも、桜井はゲームバランスからフィギュアの説明文、音楽の監修に公式サイトの質問コーナーまで多岐に渡り仕事をした結果、13ヶ月間休暇なしで開発作業というブラック企業もいいとこなスケジュールを組んだらしく、挙句にはオーケストラ音源の収録後ぶっ倒れたようだ。
    その後も点滴打ちながら40時間徹夜し、睡眠のために帰宅して4時間だけ寝るなど過労死ギリギリの開発作業だったらしい。
    後にYouTubeチャンネルにて「DXまでは自らテストプレイしていた」と語っており、流石に懲りたのかX以降は自身は開発に集中し、テストプレイヤーの意見を受けてバランスを調整、昼休みには自身もプレイしてみる…という方針に転換したと続けている。
    • スマブラDX開発後期になるとカービィシリーズ統括ディレクターに任命され、アニカビや夢デラの監修やらエアライドやらの開発にも携わることになっている。自身のYouTubeチャンネルではその頃の開発状況を「まぁ大変でした」の一言で済ませており、視聴者に戦慄が走っている。
    • 勿論桜井1人がこんな過酷な環境だったわけではないことには留意。開発期間の短さやGC初期のキラータイトルにしなければならないというプレッシャーで現場は過酷を極めた様子。任天堂に移籍したばかりの岩田もプログラミング作業で補佐に入っている。
    • その岩田が多忙さに苛まれてか55歳という若さで亡くなったことも記憶に新しいため、「いつ休めるんでしょうね」の発言関係なく本気で心配する声も少なくない。


「…私はいつ追記・修正を休めるんでしょうね」

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最終更新:2024年12月10日 11:14

*1 『夢の泉の物語』が出た20代前半頃の写真については、多忙かつ健康的に最悪だったのであんな写りになっているんじゃないかと回顧している。

*2 このことを取材で触れられた際は「荒木先生は別格です。一緒にすること自体がおこがましい!」と語っている。

*3 コントローラーだけは今でも持っている。

*4 スマブラ開発中に撮影したスクリーンショットから面白いものをピックアップして本人のTwitterに掲載していた。社内日報の中で開発進捗の画像にスタッフが大喜利的に一言コメントを付けていたことがきっかけのようだ

*5 桜井自身の人権費を計上していない上に撮影場所の費用も含まれていないため、実際の制作費はもっと上と思われる。

*6 シューティングに関してはメガドライブminiに収録されてるダライアスのボスラッシュモードを生放送内で1発ノーコンクリアをする腕前。しかも自身は解説や雑談を交えながらである。

*7 遊んでいるとゲームの仕組みや開発の背景をついつい考えちゃうからのこと

*8 日産自動車と同じくルノーの子会社。

*9 GC→Wiiの互換性を考えれば、よっぽどの追加要素がない限りわざわざ買う理由もないため、移植では採算がとれない。

*10 少々極端な例を挙げると、ヨコ点火では打ち上げ力が弱いもののタテ点火すると塊が確実に画面外まで飛んでいくフォルテや、一度点火すると塊が3秒強も時間を掛けてゆっくり打ち上がった後ストンと落ちるブビット、そもそも余程塊が重くない限り点火と共に塊が消し飛ぶヘブンズドアなどがある。

*11 なお、誘った梶田本人は「本当に来てくれるとは思わず驚いた」「実はおっかない印象を持っていたが、この人滅茶苦茶付き合いの良い人だなと思った」と語ってたり。

*12 下戸なので、お酒以外でもアルコールが少量含まれている物は受け付けられないとの事。

*13 ファミコンの四角ボタンはゴム製であり、下手するとボタンが押し込まれたまま元に戻らなかったり、ゴムが劣化してちぎれる可能性があったため、早々にプラスチックの丸ボタンにモデルチェンジしたという経緯がある。

*14 DLCファイター5体(当時の予定)を全て新規で製作すると発表した際に発言。上記の通りforの頃からぶっ通しで開発している