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リアム・バーク

登録日:2025/01/11 (火曜日) 21:31:00
更新日:2025/02/13 Thu 14:56:20
所要時間:約 5 分で読めます




リアム・バークはレメディー・エンターテインメントのTPSアクションゲーム及び実写ドラマ『Quantum Break』の登場キャラクター。

演者

  • パトリック・ヒューシンガー

概要

金髪、青い瞳の白人男性。2016年10月10日没。
マサチューセッツ州リバーポート出身。
モナークソリューションズ厄介事もみ消し人
妊娠した妻エミリーと共にリバーポートで暮らしていた。

命令とあらば殺人にも躊躇しない冷徹さと、妻子を想う愛情を併せもつ。

戦闘能力は高く、フル装備のモナークの警備員達をたった一人で殲滅できる。
一方で兵士としては命令より家族や情を優先する危うい部分がある。

『Quantum Break』の実写ドラマパートにおける主人公。

来歴

本編以前

若い頃にアメリカ陸軍に入隊し海外へ勤務するが、帰国後は兵士としての能力不足により職を失い路頭に迷っていたところをモナークソリューションズに採用され上級警備員となった。

その後、セキュリティ部門責任者のマーティン・ハッチの厄介事もみ消し人として重用されるようになった。

また、ストライカー・プログラムに参加し訓練を受け始める。

一方でプライベートでは当時学生でバーで働くエミリーに恋し、彼女が勤務する火曜と水曜に足しげく通い、1年後に漸くデートにこぎ着けた。
後にエミリーと交際して結婚し、妊娠させた。

しかし妻子を得たことはモナーク側の立場としては「命令より家族を優先する可能性がある不安要素」と見なされ、ストライカープログラムから除外されてしまう。

『Quantum Break』

2016年10月8日、モナークアクチュアルとハッチはモナークの工作部隊にリバーポート大学を襲撃し、タイムマシンのコアを奪取よう命令を下す。

リアムは証拠隠滅と目撃者の捕縛を担当するブラウラーチームと行動を共にすることになる。

10月9日早朝、作戦の準備のためリバーポート大学の入り口を見張っていたところで友人のポール・セリーンに呼ばれてリバーポート大学へやって来た主人公ジャック・ジョイスと出会い、彼を威圧するが軽くあしらわれた。

その後、ジャックとセリーンがタイムマシンを誤作動させてクロノン粒子*1が逆流
クロノンフィールドが破壊され、時間が停止する「時間のひずみ」と呼ばれる現象が永久なものとなる世界の破滅「時間の終わり」へのカウントダウンが始まる。

ストライカープログラムから除外されたためその知識を持ち合わせていなかったリアムは命令通り目撃者であるエイミー・フェラーロやニック・マスターズ、ジャックを含む多数の大学生を捕らえた。

その後、一時帰宅しエミリーとの幸せな一時を過ごすが、拘束したジャックを乗せたバンが逃亡したため追跡に向かわされる。

バンを追跡し、バンの運転手の赤毛の女ベス・ワイルダーと互いに銃を向け合うが、そこで「ひずみ」が起きた隙にジャックに逃げられ武器も奪われてしまう(ジャックはシフターなのでひずみの中でも動ける)。
その後、ベスから「時間の終わり」や「ライフボート・プロトコル」について聞かされ、妻を守りたければガル島にあるヘンリー・キム博士の研究施設へ行くよう言われる。

直後にブラウン率いるモナークのセキュリティ部隊が現れ、ベスと会話していたリアムを裏切り者とみなし襲い掛かる。
リアムは素手でブラウン達を返り討ちにし、ガル島へのカードキーを手に入れるためモナーク本社へ向かう。

しかし街中の監視カメラ映像を見張ってジャックを追跡していたモナークのITスペシャリストであるチャーリー・ウィンコットはリアムとベスがブラウン達を返り討ちにした場面を目撃しており、リアムは裏切り者として指名手配されてしまう。

そうとは知らずにリアムはチャーリーから研究施設のカードキーを貰おうとするが、警報を鳴らされ逃走を余儀なくされる。

モナークの部隊とカーチェイスを繰り広げた末に捕まり、ガル島の警備室へ監禁されてしまう。
なお、護送車の中で再度捕まったジャックと再会していた。

しかし見張りのクロッカーを騙して気絶させ、鍵を奪って警備室から脱出し、ガル島で開かれたパーティーから抜け出してぶらついていたチャーリーの前に現れ彼を脅して研究所へ案内させようとするが、チャーリーと同行していたクロノン科学者のフィオナ・ミラーからベスの仲間であると告げられ、3人で共にキム博士のペリメーター研究施設へ向かうことになる。

研究所では「シフター」と化していたキム博士が捕らわれており、モナークのクロノン技術が「C.F.R.(クロノンフィールドレギュレーター)」と呼ばれる多面体の未知の装置が元になっていることを知る。

直後に警報が鳴りストライカー二人がやって来て交戦状態となる。
チャーリーは「ひずみ」の中でも動けるクロノンハーネスを身につけて逃亡し、置き去りにされたリアムはストライカー一人を倒してフィオナと共になんとか逃げ延びる。

その後、ガル島が封鎖される中ハッチから「C.F.R.」へのアクセス権を手に入れるよう密命を受けていたチャーリーと再会。
彼から「ライフボート・プロトコル」は「社の重要人物をモナーク本部地下のクロノン粒子に満たされたシェルターに匿い時間の終わりを解決する研究をさせる計画」だと知らされ、彼を脅して地下通路からの脱出を図る。

チャーリー、フィオナと共にガル島を脱出してリバーポートに戻るが、そこで密かにチャーリーの通報を受けていたハッチの部下にして暗殺部隊の隊長カルロスに腹を拳銃で撃ち抜かれ倒れる。
一瞬の隙を突いてカルロスをナイフで返り討ちにするが、重傷を負ってしまっていた。

その後、エミリーが勤務する病院へ向かうが、そこにはモナークの警備部長であるギブソンが待ち受けていた。
ギブソンはハッチの命令によりエミリーを人質にしようとしたが、壮絶な格闘戦の末にリアムはギブソンを絞殺。

錯乱するエミリーをなだめ、共にモナーク本部のライフボートへ向かう。

10月10日、フル装備の警備員達を拳銃1挺で返り討ちにしながらモナーク本部へ乗り込む。

これ以降の結末は直前のジャンクションパートでのプレイヤーの選択で変化する。

  • 身を委ねる
クロノン症候群が重篤化し、シフターになりつつあったモナークアクチュアルは、ソフィア・アマラル博士の治療装置を信用せず、完全にシフターとなる。

モナークアクチュアルは治療装置を持ってきた隊員を殺害し、ライフボートに避難していた社員達に支離滅裂なスピーチを行う。

リアムはモナーク本部でチャーリーと再会。
リアムは騙された復讐をしようとするが、この時チャーリーはフィオナへの密かな想いから「C.F.R.をジャックに渡せば時間を修復できる」という彼女の言葉を信じ、命がけでC.F.R.を手に入れようとしていた。
リアムは最初それを信じなかったが、モナークアクチュアルの支離滅裂なスピーチを聴いてチャーリーを信じることにし、エミリー、チャーリーと共にC.F.R.室へ向かう。

チャーリーがセキュリティを解除しているとハッチが現れ、エミリーを人質にしてリアムを銃撃。
2発の銃弾を食らったリアムは、エミリーに看取られながら死亡。

その後、チャーリーとエミリーはハッチを撃退し、エミリーはライフボートへ向かい、チャーリーは本部へやって来たジャックをサポートしてC.F.R.まで導いた。

  • 自己を保つ
モナークアクチュアルは治療装置を使い、一時的に理性を取り戻す。

モナーク本部へやって来たリアムはモナークアクチュアルに説得され、エミリーをライフボートに入れる代わりに「ライフボート」を維持するために必要不可欠なC.F.R.を守るよう命令される。

C.F.R.室へ向かうと、そこでチャーリーと出会う。
この時チャーリーはフィオナへの密かな想いから「C.F.R.をジャックに渡せば時間を修復できる」という彼女の言葉を信じ、命がけでC.F.R.を手に入れようとしていた。
リアムはチャーリーに銃を向けるが、チャーリーの必死の説得に引き金を引けずにいた。

その最中、ハッチがチャーリーを射殺。
更にリアムに襲い掛かる。
リアムはハッチとの格闘戦で圧倒されるが、隠し持っていたナイフでハッチ頭を貫き撃退し、ストライカースーツを装着してC.F.R.の警備についた。

その後、シフターであるハッチは直ぐに復活してモナークのクロノン技術者を脅し、モナーク本部のひずみ抵抗装置を解除。

既に時間の終わりが目前まで迫っていたためモナーク本部内の時間は停止。
ストライカー、クロノン技術者、ジャガノートがハッチに立ち向かうも尽く返り討ちにされ、モナーク本部は壊滅。

それから間もなくジャックもC.F.R.を奪うためにモナーク本部へ乗り込み、C.F.R.室へ辿り着く。

リアムは満身創痍の身でジャックを迎え撃つが返り討ちにされ、クロノンハーネスを破壊されてひずみの中で動きを止める。
後に無駄死にしたことがナレーションにより明言される。
おそらく出血多量で死亡したと思われる。

ボス戦

ジャンクションパートで「自己を保つ」を選択した場合に限り、「第5章パート1モナーク本部」のC.F.R.室にてボスとして立ち塞がる。

リアムはストライカースーツ・マーク2とタクティカルサブマシンガンを装備している。

挙動はストライカーと同じで超常的な高速移動を繰り返しながら銃撃や格闘を仕掛けてくる。
名無しのストライカーと比べて体力が多くなっている。

また、C.F.R.室には周囲のクロノン粒子を除去する装置「クロノンダンプナー」が設置されており、ジャックのタイムパワー(時間操作能力)が封じられるため、純粋な銃撃戦で対決しなければならない。

しかし完全なタイマンということもあり、ボス戦の難易度はそれほど高くない。

余談

  • リアムの妻エミリーはアラン・ウェイクのファンであり、彼のサイン入りの著書『サドンストップ』を所有している。
  • リアムは、超常的な能力を一切持たないにもかかわらず多数の敵を倒している。
  • リアムはゲームパートの主人公であるジャックと違い、名のある敵を何人も倒している。
  • リアムは大勢の敵を一人で倒すことや妻子がいることなどマックス・ペインを彷彿させるが、実際に意識されたかは不明。妻子を失わなかったマックスのIFという見方もある。
  • リアムは、ゲームパートで立ち塞がる名のある二人のボスの内の一人(もう一人はモナークアクチュアル)である。

追記、修正は無駄死にしてからお願いします。

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最終更新:2025年02月13日 14:56

*1 宇宙全体に浸透する粒子。空間を満たすことで時間を正常に保つ