冬休みの郵便局バイトは、主に「仕分け」と「配達」の仕事があります。それぞれの仕事内容について詳しく解説するので、冬休みに郵便局でバイトしてみたい人は要チェックですよ。

荷物や年賀状の仕分け

毎年、12月あたりから年賀状やお歳暮などの郵便物が急増します。荷物や年賀状の宛先を一つずつ確認して、受取人ごとに仕分けしていく仕事が短期バイトで募集されます。

まず、郵便番号を自動で読み取る機械を使って大まかに分けていきます。機械で郵便番号や住所が読み取れない年賀ハガキは、パソコンで情報を入力。そして機械で分けられた年賀ハガキを居住者の名簿と比べながら、配達する順番に世帯ごとに手作業で並べていきます。

膨大な郵便物をできるだけ速く、かつ正確に仕分ける能力が求められる仕事です。黙々と一人で作業する時間が主で、複雑な作業は発生しないためバイトデビューにも向いています。

荷物や年賀状の配達

バイクや自転車に乗って、郵便物を指定の住所まで届ける配達の仕事を選べる場合もあります。急に配達地域が変わることはほとんどなく、ルートも決まっているため、一度覚えてしまえば仕事自体は簡単です。

接客をしたり他のスタッフと協力したりすることもないため、他人とのコミュニケーションが苦手という方にもおすすめ。

ただし、最近では表札を出していない家庭もあるため、間違って配送しないように注意が必要です。また、年賀状はお正月に配達するため、年始はのんびりしたいという方には向いていないでしょう。

2024年10月時点、バイトルに掲載されている「仕分け・シール貼り」求人の平均時給は以下の通りです。

※2024年10月時点、バイトル掲載求人を参照

冬休みに短期バイトで募集されている求人は、年賀状の仕分け作業で忙しくなる時期限定で少し給与を上げている場合もあります。郵便局の年賀状仕分けバイトは、冬休みの間に集中して稼ぎたいと考えている人にもおすすめですよ。

大量の年賀状を住所ごとに細かく仕分けていく作業は、ある程度の集中力が求められます。単調な作業でも集中力を切らすことなく、スピーディーかつ正確にこなしていくことが大切です。

普段から整理整頓が得意な方にも、仕分けバイトは向いています。そうした方なら、いかに効率的に仕分けていくかというのを工夫しながら、楽しく働けるかもしれません。

冬休みの期間に人手が必要になる郵便局の年賀状仕分けバイトは、10月ごろから募集が開始されるのが一般的です。早いところでは9月末ごろから募集されることもあるので、できるだけ早く応募してみましょう！

郵便局のバイトは年間を通しても募集があるので、夏休みに短期バイトをしたい人や、長期で働きたい人は、こまめに求人をチェックするようにしてみてくださいね。

【参考】年賀状仕分けバイトの募集期間

冬休みを利用して短期間でサクッと稼げることから、高校生にも人気の高い郵便局バイトですが、前提として校則でバイトがOKなのかは確認しておきましょう。

もし校則で禁止されているにもかかわらずバイトをしてしまい、あとで発覚して停学や退学の処分を受けてしまっては大変です。郵便局によっては学校の許可証が必要になることもあるため、気になる場合は応募前に働きたい郵便局に問い合わせてみましょう。

また、18歳未満の人がバイトをするためには保護者の同意書が必要になります。保護者の同意書はトラブル防止のために必要な書類です。保護者に内緒で働いていた場合、何か大きなトラブルが起きたときに解決が困難になる可能性があります。

バイトはきちんと保護者に許可をもらってから始めましょう。

年賀状の仕分けバイトの作業はそこまで複雑なものではなく、高校生や初めてバイトをする人でも働き始めやすいのが魅力です。

長時間の集中力が必要になるため、人によっては仕事が「きつい」と感じるかもしれませんが、黙々と作業するのが好きな人や、接客を避けて他人とあまり関わらずに仕事をしたい人には向いています。

年賀状仕分けの場合は、お歳暮の仕分けと比べて重い荷物を持つ機会も少ないため、体力的にも楽に感じるでしょう。

郵便局でバイトをしていると、名前や住所などの個人情報に触れます。働いている最中に偶然知ってしまった情報を外に漏らすことは絶対にあってはいけません。

たまたま見た知り合いの年賀状に書かれた内容を友人に教えたり、有名人の年賀状を勝手にスマートフォンで撮影してSNSにアップしたりするなどの行為はあってはならないこと。

短期間だけ働くバイトであっても「責任を持って働く」という意識を忘れないようにしましょう。

繁忙期である年末年始は、できるだけ多くの日数、長時間働ける人を採用したいというのが本音です。シフト制で自分の希望の時間に働きやすいとはいえ、休みの要望があまりに多いと採用されないこともあるかもしれません。

面接では「できるだけシフトに入ります！」というやる気を見せることが大切です。

また、高校生は働く時間帯にも注意しましょう。18歳未満の人は22時から翌朝5時までの深夜帯に働くことは法律で禁止されているので、高校生はそのことを理解したうえで応募しましょう。

郵便局バイトの求人には「友達と一緒に応募OK」と書かれている場合が多く、面接を一緒に受けることができます。一人では心細いという方でも友達と一緒だと安心ですね。

ただ、友達と一緒に並んで仕事ができる可能性は低いので「並んで作業できたらラッキー」くらいに考えておきましょう。

短期バイトでは面接がない求人もありますが、郵便局の年賀状仕分けバイトの場合は面接があるケースが多めです。

面接では、希望職種や希望のシフトなどを聞かれるかもしれないので、事前に答えを考えておくとよいでしょう。1か月程度の短期バイトの場合は、できるだけ多くシフトに入れるほうが望ましいです。志望動機も聞かれますが、難しく考える必要はありません。

「バイト自体が初めてなので、郵便局なら安心して働けると思った」
「冬休みを利用して集中的に稼ぎたい」
「経験者の友達に誘われて興味を持った」

など、郵便局の年賀状仕分けバイトに応募したきっかけを伝えるようにしましょう。

服装の指定は特にないので、私服で問題ありません。とはいえ、露出が多すぎたり、ジャージ、サンダルなどカジュアルすぎたりするのはNGです。

チノパンやシャツなど清潔感のある服装を心がけましょう。高校生の場合は制服を着ていく人も多いようです。服装であれば悪い印象を与えるリスクもありませんので、服装に迷ったときは制服を着ていくと無難です。

お客さまを接客しない年賀状の仕分けバイトは、服装について特に指定がないケースが多いです。汚れてもいい動きやすい服装をしていくとよいでしょう。

ただ、作業は立ったままで行うので足がなるべく疲れにくいように、スニーカーなどの動きやすい靴を履いていくことをおすすめします。