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2024.12.05

例文付き・好印象を与える看護師の志望動機|書き方のポイントや注意点

例文付き・好印象を与える看護師の志望動機|書き方のポイントや注意点

就職や転職の活動をする時、履歴書に必ず求められるのが志望動機です。志望動機を考えて書くのが難しいと感じる人も多いかもしれませんが、自分の考えや思いを伝えられる貴重な項目です。しっかりと考えれば、自分の考えや思いを伝えられるアピールポイントになります。

また、志望動機には、書かない方がいいことや避けるべきNGワードもあります。書く前にポイントを確認し、採用につながる志望動機をしっかりと作成しましょう。

この記事では、志望動機を書く前におさえておくべきポイントを例文付きで紹介します。

志望動機の基本的な書き方のフレームワーク

志望動機には基本的な型があります。以下の3つの流れに沿って書くことで、読み手に伝わりやすい志望動機を作成することができます。

  • 自分の経験やスキルの整理
    まずはこれまでの経験やスキルを明確にし、その中で感じたことや学んだことを述べる
  • 志望先の特徴を反映させる
    次に、志望先の理念や特徴に触れ、それが自分の経験やスキル、考え方とどのように結びつくかを示す
  • 貢献できることを具体的に述べる
    自分がその病院や施設に対してどのように貢献できるのか、どんな働き方ができるのかを具体的に示す

このように、基本的なフレームに沿って志望動機を組み立てることで、採用担当者も内容を理解しやすくなり、応募者がどのような人物かをイメージしやすくなります。また、志望先で働く姿を想像してもらうことで、採用に繋がる志望動機を完成させることができます。

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看護師の志望動機を書くためのポイント6つ

看護師が就職や転職で志望動機を書く際には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。ここでは、そのポイントを具体的にご紹介します。

ポジティブ・前向きな表現で伝える

志望動機を書く際は、ポジティブで前向きな表現を使用しましょう。ネガティブな表現は、「採用してもトラブルを起こしそう」「すぐに辞めそう」といったマイナスのイメージを与えてしまいます。

ネガティブになりやすい退職理由も、前向きな表現に言い換えましょう。前職への不平不満をそのまま伝えるのはNGです。例えば、人間関係が原因で辞めた場合も、「人間関係が悪かったから」とそのまま伝えるのではなく、「より自分が成長できる環境を希望している」といったポジティブな表現に変更することで、印象が全く異なります。

志望動機にポジティブな表現を使うことで、前向きで努力家という良い印象を与えることができます。

長く働けるというアピールをする

看護師の現場では、慢性的な人手不足が課題です。採用担当者はすぐに辞めない人を求めているため、志望動機で「長く働けること」をアピールすると好印象を与えられます。ただ「長く働けます」と書くだけでは不十分です。長く働くうえで何を目指すのか、どのように貢献できるのかを伝えることが大切です。

「経験を積みたい」「キャリアアップをしたい」と書くと、一定期間後に転職を考えているのでは?という印象を与えてしまうかもしれません。同じ職場での経験やキャリアアップを目指していることを伝えるために、「将来は専門看護師へのステップアップがしたい」といった具体的な表現を工夫しましょう。

自分の言葉で伝えオリジナリティのある内容にする

志望動機はオリジナリティのある内容にしましょう。例文は参考程度にし、自分の言葉を使って書くことが大切です。

なぜその職場で働きたいのか、これまでの経験、将来どうなりたいのかなど、自分の気持ちやエピソードを盛り込みましょう。実際に経験したことや自分の言葉で書いたことは、採用担当者に伝わりやすく、好印象を与えます。

また、複数の施設に応募する場合は、応募先に合わせて内容をアレンジしましょう。同じものを使用すると、応募先にそぐわない内容になり、使いまわしのような印象を与えてしまうので、注意が必要です。

志望先の求める看護師像と重なるように意識する

求人に応募する際は、志望先が求める人材像を把握することが大切です。やみくもに応募するのではなく、志望先が求める看護師像に自分が合っているのか、または将来的にそうなれるかを意識しましょう。

そのために、志望先の情報をよく確認し、病院の理念や経営方針、求める人材や将来のビジョンなどを調査して、それらを志望動機に取り入れます。「経営理念を理解している」「求めている人物像に近い」といった就業意欲を示すことができます。

施設を深く知ることは、採用に繋がるだけでなく、本当に自分がその病院で長く働けるかを考える機会にもなります。志望先の情報は、HPや施設見学会への参加で取得できますが、転職情報サイトや専任アドバイザーに頼るのもおすすめです。

履歴書は200~300文字で簡潔に、口頭でも伝えられるようにする

履歴書の志望動機は、200~300文字程度にまとめるのが理想です。限られたスペースで、伝えたいことやアピールポイントを過不足なく表現しましょう。文字は読みやすさを意識して枠内に収めることで、良い印象を与えます。

また、志望動機は面接でも聞かれる部分です。履歴書の内容と実際に話す内容が異なると、採用担当者に違和感やマイナスの印象を与えてしまいます。履歴書に書いた内容を覚えておき、面接時に対面に適した内容で伝えられるように練習しておきましょう。

自身の長所・強味を志望動機に盛り込む

志望動機では、自分の長所や強みを伝えることも大切です。自身のスキルや強みをアピールし、それを仕事にどう活かせるかを書くことで、より好印象を与えます。ただし、志望動機がメインの欄ですので、露骨なアピールは逆効果です。しっかりとした長所や強みは自己PR欄で伝え、志望動機では自然に盛り込む程度にしましょう。

例えば、チャレンジ精神が旺盛で情報収集が得意な人が、「先進医療をいち早く導入し、最先端の医療を提供する」という理念を持つ病院に応募する場合、「持ち前のチャレンジ精神で、最先端の医療に挑戦したく志望しました」と書けば、施設の理念にも沿っており、さりげなく強みをアピールできます。

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志望動機を書く時の注意点

志望動機を書く際には、いくつか注意すべき点があります。以下におさえておきたい点を解説します。

「学びたい」など受け身の姿勢をみせる

「学びたい」「勉強させていただきたい」など、謙虚さや勤勉さをアピールするためによく用いられる言葉ですが、実は志望動機に書くのは要注意です。

新卒の場合、「学生気分で来られてしまうのではないか?」という危機感を与えてしまいます。中途採用の場合、医療機関は即戦力を求めているため、「経験不足なのでは?」と不安を与えてしまいます。医療の現場は学ぶ場ではなく、実践の場であることを念頭に置きましょう。

採用担当者は、前向きで積極的な姿勢を持ち、自分がどのように役立てるかを考える人を採用したいと考えています。受け身の姿勢よりも、「どのように貢献できるか」「何を提供できるか」といった、積極的なアピールを志望動機に盛り込みましょう。

給与や待遇面を前面に押し出す

働く人にとって、給料や福利厚生は重要な要素の一つです。しかし、志望理由に挙げてしまうと、悪い印象を与えてしまうかもしれません。

例えば、「休暇が多いことに魅力を感じました」と書くと「働く意欲がないのでは?」と思われ、「給料が高く福利厚生が手厚いため」と書くと「好条件の職場があればすぐに転職されそう…」といったマイナスイメージを与えてしまいます。

また、給料や福利厚生に対して好印象を持ったということは、前職でそれらに不満を持ったことを意味します。少しでも不満を持つとすぐに退職してしまうかもしれないと判断される可能性があります。給与や条件についての話は面接の時に触れる程度にし、志望動機には仕事内容や事業内容について言及するようにしましょう。

抽象的であいまいな志望動機

抽象的であいまいな志望動機では、採用者側に何も伝わりません。採用担当者は、応募者が仕事に対する熱意や意欲を持っているかを見ています。ただ「がんばります」「努力します」といった誰にでも言えるような表現だけでは、印象に残ることはできません。志望動機には、具体的な内容を書くようにしましょう。

例えば、「信頼される看護師になります」という一文よりも、「病院見学をした際、看護師の皆さんが患者様とコミュニケーションを取っている姿を拝見し、私も信頼される看護師になりたいと強く感じました」とした方が、信頼される看護師になりたいという気持ちが伝わります。どのようなことに魅力を感じたか、将来どう働きたいかなどを、自分の言葉で具体的に表現することが大切です。

ネットにある例文や言い回しをそのまま使う

志望動機は、自分の言葉で表現することが重要です。
文章を書くのが苦手な人は、ついネットに掲載されている例文やよくある言い回しをそのまま志望動機に書いてしまうことがあります。しかし、例文や定型的な言い回しをそのまま使ってしまうと、採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。

採用担当者は何枚もの履歴書を読んでいるため、同じような内容の文章を見るとわかってしまい、選考に不利になることも。また、自分で考えて書いていない文章は相手の印象に残りにくく、面接で突然聞かれた際にとっさに答えられない場合もあります。

本当に採用されたいという気持ちを伝えるためにも、例文はあくまで参考にし、自分の言葉で自分の経験を反映させた志望動機を書きましょう。

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【状況別】看護師の志望動機

ここまで志望動機を書く際に抑えておくポイントや注意点をご紹介しました。しかし、文章を書くのが苦手な人は「それでも自分で書くのは難しい…」と感じるかもしれません。

ここでは、さまざまな状況に応じた志望動機の例文を紹介します。自分の立場に合った例文を参考にしながら、オリジナリティを持たせて志望動機を完成させましょう。

転職で応募する場合の例文

【例文】

前職では急性期病棟での看護業務に5年間従事してまいりました。患者様の命を守る最前線で治療を優先しなければならない一方で、ご本人やご家族のケアが十分にできないことにもどかしさを感じておりました。貴院は高度な医療を目指すだけでなく、患者様やご家族の気持ちに常に寄り添うことを第一にしている点に魅力を感じました。また、チームワークを重視する風土にも深く共感しております。自身のスキルを活かしつつ、さらに急性期病棟の現場で成長したいと思い、志望いたしました。患者様やご家族に寄り添いながら、一日も早く信頼される看護師となれるよう努力してまいります。

【解説】
転職の場合、まずは自身が経験したことを挙げます。次に、なりたい看護師像や現在の職場で感じている課題、そして志望先の病院でそれがどのように解決されるかを具体的に書き、志望動機にストーリーを持たせることで説得力のある内容になります。最後に、自分が採用後どのように活躍できるかを具体的に述べて締めくくると、より好印象を与えることができます。

転職回数が多い場合の例文

【例文】

これまで内科、外科、病棟、循環器内科など4つの医療機関で勤務し、幅広い経験を積んできました。各職場で得たスキルを活かし、患者様に応じた適切なケアを提供してきましたが、特に循環器内科での専門性を高め、スペシャリストを目指したいと考えるようになりました。貴院の先進的な循環器医療と患者様に寄り添う姿勢に共感し、貴院でさらに成長したいと強く志望しております。多様な現場での経験を通じて、身についた柔軟な対応力やコミュニケーション能力を活かし、チームの一員として患者様やそのご家族に安心と信頼を提供できるよう努力してまいります。

【解説】
転職回数が多いと「すぐに辞めてしまうのでは?」というマイナスのイメージを与える可能性がありますが、逆に「幅広い経験を積んできた」とポジティブに表現することで好印象を与えることができます。また、「今後は目標を持って長く勤務したい」という意欲を明確に伝えることで、読者の不安を解消し、信頼感を高めることが重要です。

前の職場でトラブルがあって転職をする場合の例文

【例文】

前職では内科に3年勤務を通して一定の経験やスキルを習得できたため、キャリアをより発展させたいと考え、教育制度が充実している貴院を志望いたしました。貴院の研修プログラムや継続教育に魅力を感じ、自身の成長を促しながら、患者様に最善のケアを提供できる環境で働きたいと考えております。さらなる成長を目指すと同時に、患者様に対して最善のケアを提供するための大きな力になれると確信しております。専門知識と技術を深め、患者様やご家族に安心と信頼を提供できる看護師を目指して努力してまいります。

【解説】
前職でトラブルがあって転職を考える場合、直接的にそのトラブルについて述べるのは避けて、代わりに前向きな理由に変換することがポイントです。例文では、教育が十分でなかった職場から、教育が充実している職場への転職という前向きなストーリーを構成しています。成長や教育などを転職理由にする場合、短期間での転職を懸念されないよう、必ず長く働きたい旨も伝えておきましょう。

ブランク明けで応募する場合の例文

【例文】

前職では、大学病院の病棟で5年間勤務しておりました。夫の転勤で離職していましたが、転勤の可能性がなくなったことから、看護師として再び社会に貢献したいと思い、応募致しました。貴院は復職看護師への研修が充実しており、定期的な勉強会や研修も多く、今後も自身のスキルを継続的に高められることに魅力を感じました。離職中も復職するための準備を行っており、最新医療の情報収集や、自身の知識・スキルの再確認をしております。ブランクがある分より一層努力し、チームの一員として長く貢献できるよう励みたいと思います。

【解説】
ブランクがある場合、まずは離職した理由を説明したうえで、現在は安定して働ける環境が整っていることを伝えましょう。長く働けることをアピールし、採用担当者の不安を軽減することがポイントです。病気や家族の事情など、理由が説明しにくい場合は、面接で直接説明し、今後の勤務に支障がないことを丁寧に伝えましょう。
また、ブランク中の自己研鑽や意欲をしっかり伝えることも重要です。

◎子育てや介護が理由で離職していた場合の例文

内科で8年間勤務した後に、出産・育児のために離職、7年程休職しておりました。子育てを通じて多くのことを学び、自身も成長することができました。子どもが就学する年齢となったため再び看護師として社会に貢献したいと思っていたところ、貴院の募集を拝見し志望致しました。貴院の求人に応募したのは、患者様一人ひとりに寄り添う看護を実践されている点に共感したからです。また、家庭や子育てと両立している先輩が多いことにも魅力を感じております。休職中も最新の医療情報や技術を学び、現在も復職に向けた準備を続けております。持ち前のコミュニケーション能力や柔軟な対応力を活かし、患者様やそのご家族に安心と信頼を提供できる看護師として長く貢献したいと考えています。

【解説】
子育てや介護で離職した場合は、理由を必ず書きましょう。ブランクの理由が明らかになることで相手に安心感を与えられるのに加え、復職する理由も明確なので離職する可能性が低いことを伝えられます。また、ブランク中に行った努力や看護師スキル以外の長所をさりげなくアピールすることで、相手に意欲や熱意を伝えることができます。

未経験分野へチャレンジする場合の例文

【例文】

前職では、内科クリニックで5年間勤務しておりました。患者様と近い関係が築けてやりがいもありましたが、総合病院の多様な診療科でより高度で専門的な看護技術を身につけたいという気持ちが強くなりました。貴院は最先端の高度医療に挑戦する総合病院でありながら、「患者様ファースト」を理念とし、常に患者様に寄り添って医療を提供していることに魅力を感じました。未経験の分野での挑戦となりますが、地域密着のクリニックで培った患者様との信頼関係の築き方やコミュニケーションスキルを活かしつつ、チーム医療の一員として他職種と連携しながら、患者様にとって最適なケアを提供するために貢献したいと考えております。

【解説】
未経験分野への応募は、まず前職での経験を書き、なぜそこから未経験の分野に挑戦したいと感じたか、という流れで志望理由を作成します。また、これまでの経験をどう活かすのかを書くことで、施設にどう貢献できるのかをアピールすることができます。

【志望先別】看護師の志望動機

志望する医療機関や施設の種類によって、求められる看護師像やアピールポイントも変わってきます。

ここでは、志望先ごとに適した志望動機の例文を紹介します。それぞれの特徴を踏まえた志望動機を作成し、より具体的なアピールをできるように備えましょう!

病院へ転職をする場合の例文

病院へ転職をする場合、より具体的に働いている姿を想像してもらえるよう、希望する診療科によって内容を変えるのがおすすめです。以下に、急性期病院、回復期リハビリテーション病院、慢性期・療養型病院、専門病院を例に、それぞれの例文を紹介します。上記でご紹介してきた転職の志望理由を、より詳細な内容にアレンジしてみましょう。

【例文】
◎急性期病院の場合

内科病棟で5年間勤務し、急性期の患者様に対する緊急対応に数多く携わってきました。迅速な判断力と行動力が求められる場面で、チームと連携しながら対応することで、様々なスキルを磨いてまいりました。また、患者様やご家族の心のケアを重視し、身体だけでなく精神的なサポートにも力を入れてきました。貴院が提供する最先端の治療とともに、心に寄り添うケアを大切にされている点に強く共感しています。急性期医療の現場でさらなる成長を遂げ、チーム医療の一員として、患者様の命を守るだけでなく、心も支える看護を実践したいと考え、貴院を志望いたしました。

◎回復期リハビリテーション病院の場合

急性期病院での5年間の勤務を通じ、リハビリテーションが患者様の回復に不可欠であることを実感しました。特に、患者様が日常生活に戻るための支援により深く関わりたいと考えるようになりました。貴院が提供する脳卒中や骨折再発予防を含む集中的なリハビリや、退院後を見据えた包括的なケアに強く魅力を感じています。培った判断力とチームでの協働力を活かし、患者様の生活の質向上に貢献できる看護師として、貴院の一員として長く貢献したいと考えています。

◎慢性期・療養型病院の場合

これまでは急性期病院で勤務し、緊急対応や判断力を磨いてきましたが、患者様と長期的に関わる機会が少なく、患者様一人ひとりに寄り添いながら、長期的なケアを行うことができる慢性期・療養型病院の仕事に魅力を感じています。貴院の「思いやりを持って患者様に寄り添い、安心できる環境を提供する」という理念に共感し、より親身になって看護ができる貴院で成長したいと考え、志望いたしました。培ってきた医療知識と実践経験を活かしつつ、患者様に寄り添い安心と信頼を提供できる看護師として貢献したいと考えています。

◎専門病院の場合

総合病院で6年間、特に呼吸器内科での看護を専門に担当してまいりました。患者様の呼吸器疾患に対するケアに深く携わる中で、より専門的な知識と技術を深めたいという思いが強まりました。貴院では、最新の人工呼吸器や非侵襲的な呼吸補助機器を使用した高度な治療に加え、家族向けの呼吸リハビリ指導や退院後のフォローアップ体制も整備されている点に大きな魅力を感じています。専門スキルを深めながら、患者様の呼吸器ケアに対して最善の治療を提供できるよう努力したいと考え、志望いたしました。持てる知識と経験を存分に活かし、長期的に貢献できる看護師として成長し続けたいと考えています。

クリニックへ転職をする場合の例文

【例文】

総合病院の病棟で10年ほど勤務してまいりました。総合病院のため多岐にわたる診療科で幅広い知識とスキルを習得し、急性期から慢性期まで様々な患者様のケアに従事してきました。しかし、外来診療に特化した環境で、地域に密着して患者様との継続的な関係を築きながら、より専門的かつ細やかなケアを提供したいという思いが強まりました。貴院の「地域に根差し、一人ひとりに寄り添う医療」という理念に共感し、応募致しました。外来診療は未経験ですが、持ち前のコミュニケーション能力を活用し、患者様に信頼される看護師として貢献してまいります。

【解説】
大規模病院から中小規模なクリニックへの転職を希望する場合の例です。クリニックは個々に特色があるため、それを理解していることを伝える内容を書くことで好印象を与えることができます。また、環境が変わることをどうカバーするかを書くことで、働く意欲や熱意をアピールしましょう。

介護施設へ転職する場合の例文

【例文】

5年間看護業務に従事してまいりましたが、今後はより長期的に患者様と関わりながらケアを提供できる介護施設で働きたいと考え、貴院を志望いたしました。総合病院では急性期から慢性期まで幅広い看護経験を積むことができましたが、治療を優先する医療現場よりも、もっと高齢者に寄り添った看護がしたいという思いが強くなりました。貴院の介護施設の「入居者様一人ひとりに、個別性の高い看護と介護を」という理念に深く共感しております。施設看護は未経験ですが、持ち前のコミュニケーション能力を活かし、入居者様とそのご家族に安心と信頼を持ってもらえる看護師として長く貢献したいと思っております。

【解説】
介護への転職の場合、医療現場での経験やエピソードを踏まえた志望理由を書くのがおすすめです。また、介護施設の場合、施設ごとに理念がしっかり設定されていることが多いので、きちんと理解して応募していることを伝えましょう。

美容クリニックへ転職をする場合の例文

【例文】

総合病院の内科病棟で5年間勤務してまいりましたが、自分自身、美容医療への強い興味があり、応募致しました。以前、美容クリニックで医療脱毛の施術を受けた際、担当してくださった看護師さんが非常に親身になってケアしてくださり、その温かさと専門知識に感銘を受けました。私も同じようにお客様に寄り添い、美しさと自信を提供できる看護師になりたいと強く感じました。貴院は、美容医療未経験者への研修プログラムが充実しているのに加え、接客やお客様とのコミュニケーションも重視していることに魅力を感じ、応募致しました。美容医療は未経験ですが、これまでの臨床経験とコミュニケーションスキルを活かし、患者様一人ひとりに丁寧なカウンセリングやアフターケアを行い、安心と信頼を提供したいと思っております。

【解説】
美容クリニックへの転職の場合、自分が興味を持っているかが重要なポイントになります。特に、自身も施術を受けた経験がある場合は、具体的なエピソードとして積極的に記載しましょう。

自分がどう成長するのか、どう貢献できるのかを具体的な例を挙げながら書いてみましょう。

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志望動機がない!?そんなときの対処法

さまざまなパターンの志望動機をご紹介しましたが、「例文を見てもピンとこない」「やっぱり志望動機が思いつかない」という人は、一度自己分析を行うのがおすすめです。自己分析を通じて、自分の強みや弱み、価値観や目標を明確にすることができます。以下のプロセスに従って、自己分析を進めてみましょう。

  • 過去の経験を振り返る
    達成したことや失敗したことを具体的に書き出し、それぞれの経験が自分に与えた影響を分析します。
  • 教訓やスキルを特定する
    経験から得た教訓やスキルを振り返り、自分の強みや弱みを明確にします。
  • 価値観や興味を見つける
    どのような状況で最もモチベーションが高まるか、逆にどのような状況でストレスを感じるかを考えて、価値観を見つけましょう。
  • 目標を設定する
    自分のキャリアや人生の目標を設定し、その目標に向かってどのようなスキルや経験が必要かを考えます。最後に、具体的なアクションプランを立てましょう。

自己分析を行うことで、自分のキャリアや人生の方向性が明確になり、志望動機に書くべきことも整理できるはずです。もし、なかなか志望動機が思い浮かばないと感じているなら、ぜひ一度自己分析に挑戦してみてください。

まとめ

志望動機は、履歴書の中でも自分のアピールができる重要な項目です。書く際のポイントや注意点をしっかり確認し、採用担当者に好印象を与えられる内容を考えてみましょう。

最も大切なのは、自分の言葉で書くことです。例文はあくまで参考程度にとどめ、自分の経験や気持ちを反映させることで、相手に伝わる志望動機が作成できるはずです。

もし、一人で志望動機を書くのが難しいと感じた場合は、看護師専門の転職支援サービス「ナースではたらこ」の専任キャリア・アドバイザーに相談してみてください。

志望先の施設の情報提供や履歴書の作成方法など、転職に関するあらゆるサポートを行ってくれるので、不安を解消しながら転職活動を進めることができます。専任のキャリア・アドバイザーが、忙しい看護師さんの転職活動をお手伝いします。

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