IAEA(国際原子力機関)は、ウクライナ北部のチョルノービリ原子力発電所がドローン攻撃を受けたと発表しました。
IAEA(国際原子力機関)によりますと、13日から14日にかけて、ウクライナ北部にあるチョルノービリ原発の原子炉4号機にドローン攻撃があり、火災が発生しました。
原子炉を覆うシェルターが損傷したということです。
放射線レベルは上昇していません。
ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、自身のSNSでドローンが衝突する瞬間の映像を公開し、「ロシアが攻撃した。プーチン氏が交渉の準備をしていないことを意味している」と述べ、非難しました。
一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は「ロシアが攻撃したとの主張はでっちあげだ」とコメントしました。
こうした中、ウクライナ保安庁はシェルター付近でドローンの残骸を発見したとして写真を公開しました。
高性能爆薬の弾頭が搭載されていたということです。
破片にはロシア語で「ゲラン2」と書かれており、ウクライナの捜査当局は、原発への攻撃はロシアによるものとして、戦争犯罪の疑いで捜査を開始しました。