8日に明らかになった米海兵隊員による性的暴行事件で、被害を訴える女性が襲われた日の恐怖を打ち明けた。事件発生から2カ月。今も突然の頭痛や吐き気に悩まされる中、「二度と被害者が出ないでほしい」との思いで取材に応じた。一方、昨年12月に少女暴行事件に抗議する県民大会を開催した女性たちからは「被害者は悪くない」との声と共に、再発防止策を講じない日米両政府や米軍への怒りが噴出した。

(資料写真)米軍基地のフェンス
(資料写真)米軍基地のフェンス

 昨年11月に本島中部で面識のない20代女性に暴行を加えたとして、米兵が不同意性交致傷の疑いで書類送検された。被害を申告した女性が8日までに、沖縄タイムスの取材に応じ「これ以上、誰も私と同じような思いをしてほしくない」と語った。

 事件があったのは...