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西武HD／東京ガーデンテラス紀尾井町を4000億円でファンドに売却
2024年12月12日 17:35 ／ 経営
西武ホールディングスは12月12日、「東京ガーデンテラス紀尾井町」（東京都千代田区）を投資ファンド・ブラックストーンに約4000億円で売却すると発表した。
＜東京ガーデンテラス紀尾井町を流動化＞
「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、「赤プリ」の名で親しまれ、2011年3月に閉館した「赤坂プリンスホテル（2007年にグランドプリンスホテル赤坂と改称）」の跡地に開発されたオフィス、ホテル、住宅、商業の複合施設。帳簿価額は約1396億円、譲渡益は約2604億円。
東京ガーデンテラス紀尾井町を流動化により取得した資金は、さらなるインバウンド需要の取り込み・値上げ継続のため、品川などの主要ホテルのバリューアップに充てる。
また、人材への投資、森林保全などにも利用する考え。
なお、ホテルの運営は、西武・プリンスホテルズワールドワイドが受託する契約を締結。西武リアルティソリューションズがオフィス・商業区画に関するプロパティマネジメント業務、西武不動産投資顧問がアセットマネジメント業務、西武 SCCATがホテル区画に関するビルマネジメント業務をそれぞれ受託する。
西武HDの西山隆一郎社長は、「ブラックストーンに本資産の価値を最大限評価いただくとともに、本資産のさらなる成長・発展に資する提案をいただきました。今後も当社グループ各社はアセットマネジメント業務やホテルの運営業務を受託するなど引き続き本資産の運営に関わり、ブラックストーンとの長期的かつ強固なパートナーシップに基づき、これまで以上に紀尾井町において魅力的な新たな価値を提供してまいります」とコメントしている。
■東京ガーデンテラス紀尾井町
所在地：東京都千代田区紀尾井町1-2ほか
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