出雲市大社町杵築東、出雲大社周辺や市内各地で25~31日、「出雲の日(1月26日)」に合わせたイベントが開かれる。26日は出雲大社勢溜で出雲神楽の披露があるほか、一畑電車が車内で飲食を楽しめる特別臨時列車を運行する。
出雲観光協会や神門通りおもてなし協同組合などでつくる出雲の日実行委員会が、25~31日を「出雲ウィーク」としてイベントを企画した。
「出雲の日」の26日は午前11時から午後4時まで出雲大社勢溜で、出雲の地酒4種を有料で試飲でき、近くで出雲の野菜やひら天が入った鍋料理「いづも鍋」などを販売する。神門通りの店舗にあるウサギのモニュメントを探して、クイズに答えるクイズラリーもある。
このほか、各団体がイベントを市内各地で開く。一畑電車はビームスジャパンと連携し、25と26の両日、松江しんじ湖温泉駅から出雲大社前駅の間で、電車内で酒を楽しめる「角打ち列車」や、コーヒーを飲める「喫茶列車」を特別に運行する。出雲大社前駅ホームでは、特設屋台が出店し、カレーやラーメンなどの販売がある。大社文化プレイスうらら館では26日、日御碕地区の復興支援として能と古典音楽の公演もある。
出雲観光協会の稲根克也事務局長は「認知度を高め、市民の皆さんも含めて一緒に出雲を盛り上げたい」と話した。
(片山皓平)