路面の陥没が見つかった国道184号の現場=出雲市乙立町(島根県出雲県土整備事務所提供)
路面の陥没が見つかった国道184号の現場=出雲市乙立町(島根県出雲県土整備事務所提供)

 30日午前10時50分ごろ、出雲市乙立町の国道184号で、路面の陥没が1カ所見つかり、修繕のため下りが約1時間20分にわたって通行止めになった。けが人はいなかった。

 島根県出雲県土整備事務所によると、穴の大きさは直径約30センチ、深さ約1メートル。地中には排水用のコンクリート管が通っており、管の内部に土砂の流入が確認されたという。流入で管の上部が空洞化し、陥没したとみられる。詳しい原因を調べている。

 現場は「立久恵峡わかあゆの里」周辺の1車線。通りがかった建設作業員が発見し、道路を管理する同事務所に連絡。委託業者が穴を埋める復旧作業を行った。

 県道路維持課によると、2023年度に県が管理する国道と県道での陥没が56件確認されている。

 出雲県土整備事務所維持第1課の高橋謙一課長は「埼玉県で陥没による痛ましい事故があったばかり。道路パトロールを行って事前に異変を見つけ、早期に対処していく」と話した。

(黒沢悠太)