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診断書の名義は認知症疑いの医師 死因「肺炎」多く、偽装常態化か

 青森県八戸市のみちのく記念病院から遺族に渡された死亡診断書(画像の一部を加工しています)
 青森県八戸市のみちのく記念病院から遺族に渡された死亡診断書(画像の一部を加工しています)
 青森県八戸市の「みちのく記念病院」の元院長らが逮捕された入院患者間殺人の隠蔽事件で、殺害された男性=当時(73)=の死因を「肺炎」と偽装したとされる死亡診断書の署名欄に、高齢で認知症の疑いがあった男性医師の氏名が記入されていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 病院内では死因を肺炎とする不自然な死亡診断書が多く確認されており、県警は虚偽の作成が常態化していた疑いがあるとみて捜査している。

 犯人隠避容疑で逮捕されたのは当時の病院長の石山隆容疑者(61)と、殺害された男性の主治医で、弟の哲容疑者(60)。県警は同日、2人を送検した。

 捜査関係者らによると、遺族に渡された死亡診断書の名義は、高齢で認知症の疑いがあり、当時患者として、同病院に入院していた医師。殺害された男性の直接死因は「肺炎」、発病から死亡までは「1日間」と記されていたが、肺炎になった原因の欄は空白だった。

 病院関係者によると、他にも死因を「肺炎」とする死亡診断書がある遺体の中には、別の死因が疑われる例も多いという。


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