購入価格は980円。
当時の価格は30,000円前後です。
見ておわかりの通り、当時の3万円台という価格破壊モデルでして、
入門者向けとして発売されたかなり割り切ったカメラのようです。
近年ではトイカメラに分類されてしまうジャンルですが、果たしてどうなのでしょうか?
・カタログスペック
1/2.7型の111万画素CCDで原色フィルター。
レンズは単焦点で、F4.5の42mmと、
レンズ仕様に関してはおもちゃ以外の何物でもありません。
まぁ、おわかりの通りパンフォーカスカメラでして、
多分、SONY最後のパンフォーカス機であろうと思われます。
当然、レンズはカールツァイスではなく、
Cyber-shot H1などと同じSONY LENZでございます。
液晶は1.5インチのTFT液晶、
マクロは20cm、メディアはメモリースティック(128MBまで対応)、駆動はうれしい単三電池2本及び、そこそこ汎用性の高いインフォリチウムSとなっております。
2電源駆動というのも非常にありがたい事です。
まぁ、そこは腐ってもCyber-shotですから。
音声無しではありますが動画も撮影できますし
ISO400までの増感や、
このクラスでTIFF撮影にまで対応している点は流石。
勿論、この世代のCyber-shotですので、GIFアニメを作成したりもできます。
・購入時の状態
付属品:本体、バッテリ(インフォリチウム)のみ
状態 :良好
・デザイン・メカ・インターフェイス
Cyber-shotではおなじみの横長スタイル。
ただ、外装が安っぽく、デザイン性も微妙な所があります。
レンズバリアー開閉は手動で、本体右下にレバーがありますが、
CP-800と同じく、電源の連動はしておりません。
安っぽさは随所に見られますが、
よく見ると結構頑張っている部分もあり、
底面の三脚穴はしっかり金属ですし、
バッテリーの着脱機構なんかは結構頑張ってる。
背面のボタン類を見ても、
カーソルキーの操作性以外はまずまずですし、
中々頑張っている感じでしたl
にしても、単焦点カメラなのにズームボタンがついてるのって凄いねw
また、細かいところとして、
マクロキーを動かすと基板むき出しになる設計はどうにかならなかったのか・・・
・機能・仕様
起動は5秒ぐらいと、単焦点の割には遅いです。
そして、全体的に気になるのが、音がチープすぎる。
これについては以前、Cyber-shot P30でも書きましたが、
それと同じです。
起動時に「ピン!」という電子音がしますし、
撮影時のシャッター音は「ピロッ♪」ですから。
というか、ボタン類の配置などはP30と同じみたいですねw
気づいたのは結構省電力ですし、
液晶も不鮮明ながら割と見れるって感じです。
惜しむべきは本当にカーソルキーで、
ストロークが深すぎて使いづらい。
あと、問題点としてはフラッシュチャージが11秒ぐらいかかる点。
まぁ、滅多にフラッシュなんて炊きませんけどねw
そして、パンフォーカス機の癖にシャッター半押しというものがありますが、
タダ単にAEロックで、ピントがあってようが、全く合って無かろうがAF合焦したと思われし音がでますw
・画質・撮影
●画質
画質としては、
割り切ってる割にはいいという感じですね。
正直、ビックリしました。
確かに、薄暗いところではノイズがのりますが、
発色も中々で、パンフォーカスとは思えない描画をする時もあります。
パンフォーカス機も悪くないな、というか、
かなりお気に入りになりそうな一台です。
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