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:とは? わかりやすく解説

コロン【colon】

読み方:ころん

欧文句読点の一。「:」の記号対句の間や、引用句説明句の前などに用いる。→セミコロン

結腸


コロン (記号)

(: から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/14 16:22 UTC 版)

:

コロン (: colon) は、欧文約物の一つ「:」である。自然言語数学コンピュータ言語等に用いられる。

歴史

英語の colon は、ラテン語の「colon」(複数 cola)に由来し、これはさらに 古代ギリシア語: κῶλον (手足、部分)にさかのぼる。ギリシャ語と韻文において、コロンという語は記号を指すことはなく、表現や文章の一節そのものを指し、完全な考えや文章の一節のことをいった。このことから、古文書においては写本上1行で書かれる一節または複数の節を指した[1]

紀元前3世紀にビュザンティオンのアリストパネスが考案した正書法では、そのような一節の終わりには中程度の長さの息継ぎが置かれ、これを中点「·」で示した。(この記号はときどき使われるに過ぎなかったが、現代ギリシャ語ではセミコロンにあたるアノテリアとして復活した[2])。その一方、2つの点を並べた記号「」は終止符または話者が変わったことを示す記号として使われた。この記号の変種がコンマピリオドの中間の長さの休止を示す記号として1600年前後に英語の正書法に導入された[3]。18世紀になってもまだコロンはテキストを音読するときの休止の長さと関連づけられていたが[4]、黙読が一般的になると別な定義に取ってかわられた。

イギリス英語では、かつてコロンのうしろにハイフンまたはダッシュをつけた「:—」が音読時の休止記号として使われ、「Dog's bollocks」(犬の金玉)と呼ばれたが、現在は廃れている[5][6][7]

ドイツ語: Doppelpunktフランス語: deux-pointsロシア語: двоеточие朝鮮語: 쌍점 などはいずれも「2つの点」を意味する。中国語: 冒号は文章の出だし(冒頭・冒子)と本体を分ける記号であることを意味し、1919年に教育部に提出した「請頒行新式標点符号議案」でこの名称が用いられ、翌年正式に決定された。

似た記号

自然言語での用法

国際的な用法

引用

直接引用句を持つ複文の中で、引用句の前におく。1行内で使うほか、コロンと引用句の間で改行する(しばしば引用句をインデントする)こともある。現代英語では通常はコンマを使うが、形式ばった導入部(thus, following で終わる場合など)にはコロンを用いる。

He looked at the picture and exclaimed: “What a beautiful picture!”
He looked at the picture and exclaimed:
What a beautiful picture!

言い換え

説明・言い換え。「X: Y」は、「X、つまりY」「X、言い換えるとY」、あるいは文中でなく単独で使われた場合は「XはYである」と意訳できる。

その他

  • 時刻時間の、を区切る。時刻としての使用は ISO 8601 で規定されている。
    12:34:54(12時34分54秒・12時間34分54秒)
    12:34(12時34分・12時間34分・12分34秒)
  • 書物(特に聖書)の番号番号を分ける。たとえば「ヨハネ1:15 (John 1:15)」はヨハネによる福音書第1章第15節。
  • チェス棋譜で、を取ることを表す。たとえば「Nf3」はナイト (N) がf3に移動することを表すが、「N:f3」はf3に移動してそこの駒を取ることを表す。

ローカルな用法

数学での用法


:

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 03:24 UTC 版)

Casio Basic」の記事における「:」の解説

複数コマンドを1行にまとめる。ただし動作遅くなる

※この「:」の解説は、「Casio Basic」の解説の一部です。
「:」を含む「Casio Basic」の記事については、「Casio Basic」の概要を参照ください。

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