タム8200形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 07:17 UTC 版)
「国鉄タム8200形貨車」の記事における「タム8200形」の解説
本形式は、リン酸専用の15 t 積二軸ボギータンク車として1962年(昭和37年)3月14日から1965年(昭和40年)11月27日にかけて3両(タム8200 - タム8202)が三菱重工業にて製作された。 本形式の他にリン酸を専用種別とする形式は、タ4200形(1両)、タキ1200形(初代)(1両)、タキ1250形(8両)、タキ3650形(1両)、タキ11200形(14両)、タキ11300形(2両)、タキ17400形(2両)の7形式がある。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「侵80」(侵食性の物質、腐食性物質、危険性度合3(小))が標記された。 荷役方式は上入れ、上出し式であるがS字管は装備されていない。 所有者は東洋曹達工業1社のみであり、その常備駅は周防富田駅(その後1980年(昭和55年)10月1日新南陽駅に改名)であった。 塗色は、黒であり、全長は7,200 mm、全幅は2,487 mm、全高は3,365 mm、軸距は3,600 mm、自重は9.7 t、換算両数は積車2.4、空車1.0、最高運転速度は75 km/h、車軸は12 t長軸であった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には2両(タム8200・タム8201)がJR貨物に継承され、1995年(平成7年)1月に2両そろって廃車になり同時に形式消滅となった。
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