ナメル (航空機)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/30 17:20 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ナメル
נמר、Nammer
ナメル(ヘブライ語: נמר、Nammer、ヒョウの意)は、イスラエルのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズが開発した試作戦闘機。1980年代後半、クフィルのアップグレード版として、キャンセルされたラビの技術を組み込んで開発されたプライベート・ベンチャー機である[1]。
当初、クフィルの原型機にあたるミラージュIIIとミラージュ5のアップデート計画として報道された。エンジンはミラージュIIIのスネクマ アター (ただし後期型の9K50を採用している)のままで火器管制レーダーをEL/M-2011またはEL/M-2032に更新する空対空型か、エンジンをより高性能な新型のゼネラル・エレクトリック F404[2]へ換装する航続距離・飛行性能向上型の提案であった。計画が進み、機体を新規に製造し、EL/M-2032レーダーを標準装備としてエンジンは顧客がスネクマ M53、F404およびその派生型のボルボ RM12、ラビにも採用されたプラット・アンド・ホイットニー PW1120から選択する形式となった[1]。F-16Cとミラージュ2000を主要な競合機とし、その半額で販売できるとしたナメルは、最低80機の受注により生産を開始する予定であった[3]。しかし、結局は受注を得ることができず、ラビと同様に計画は中止された。
機体
外見はクフィル C7に似ているが、機首が長く、尾翼下方のドーサルフィンを欠くことで識別できた。
出典: [3]
諸元
- 乗員: 1
- ペイロード: 6,270kg
- 全長: 16m
- 全高: 4.55m
- 翼幅: 8.22m
- 翼面積: 34.8m2
- 最大離陸重量: 15,450kg
- 動力: 各種 、80 - 90kN × 1燃料3,000kg、機外燃料タンク3,720kg
性能
- 最大速度: マッハ2.2
- 航続距離: 1,382km
- 実用上昇限度: 19,300m
武装
出典
- ^ a b “Israel proposes p-v fighter”. Flight International: 5. (1988-02-06) 2015年6月5日閲覧。.
- ^ アタ―9K50との比較では、エンジン単体での出力や燃料消費率こそ若干上回る程度だが、F404はアタ―・シリーズより一回り小さい機材であり、乾燥重量は2/3程度に収まり全長も2mほど短い。このため、出力重量比などでは大きく勝っている。
- ^ a b “First Flight for Israel's Nammer Fighter”. Flight International: 17. (1991-4-24) 2015年6月5日閲覧。.
参考文献
- Taylor, Michael J. H. (1989). Jane's Encyclopedia of Aviation. London: Studio Editions. pp. 929
- Jane's All the World's Aircraft 1987–88. London: Jane's Yearbooks. pp. 147
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「ナメル (航空機)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は爪にむらなくエナメルを塗った
- 私はエナメルで出来たパンツが欲しい。
- 私はエナメルのような光沢のあるパンツが欲しい。
- エナメル革.
- 金属で領域を切り離し、有色のエナメルで満たして発火させる
- 輝いている白エナメル
- エナメル・カバーをつける
- これらのエナメル革の靴はすり切れていた
- エナメルによりコートする、はめ込むまたは、の表面
- 特定の魚類(特に硬鱗魚類)の真皮から分泌され、鱗の外側の層を構成するエナメルに似た光沢のある物質
- 爪に色を付けたり光沢を持たせるための速乾性の化粧用のエナメル液
- エナメル塗装されたまたはラッカーを塗られた金物(通常、金めっきされて、精巧にペイントされる)
- 通例白いエナメル仕上げの大型の家電製品(冷蔵庫や洗濯機など)
- 歯肉の上のエナメル質に覆われた歯の部分
- 歯のエナメルが発達する細胞
- 歯のエナメル質を形成する発達上の過程
- 綿の染色やエナメルやワニスの生成に用いられる、有毒の白い固体(Pb[CH3CO]2)
- エナメルワークという装飾加工
- ネールエナメルという化粧品
- エナメル革という,光沢のあるなめらかな表面をもつ革
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