うず〔うづ〕【渦】
うず〔うづ〕【渦】
か【渦】
渦
空気抵抗を生み出す要因は渦である。渦は鋭角に生じやすい。気流が剥離したところから渦は発生し、分裂して、減衰する渦もあれば成長する渦もある。静止している渦を利用して後方の渦の発生を防ぐこともできる。
渦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 02:07 UTC 版)
渦(うず)とは、流体やそれに類する物体が回転して発生する螺旋状のパターンのこと。渦巻き(うずまき)などとも言う。
概説
液体でも気体でも発生することがある。水の起こす渦の中でも人々に馴染みが深いものとしては、洗濯機の中の水の渦、風呂の水を抜く時の渦、海峡などで発生する渦潮(うずしお)などがある。気体の渦としては、竜巻、台風などがある。日常においても興味深いものであるが、科学・工学的な視点からも、渦の理解や、その利用、あるいは対策が重要なものとなってくることがある。学問としては、流体力学、気象学、航空工学、船舶工学などが扱っている。
発生原因(自然発生の場合)
自然発生する渦形成現象を一般的に述べた見解がある。それによれば、流体中で、質的に異なった二つのものが接触するとき、必ず渦が形成されるという[1]。質的な例として以下の8つが例示されている。
代表的な渦
流体力学での渦
流体力学においては、流体を微小な要素に分ける。微小な要素に分けた内の一つに着目すると、その運動は、
- その要素全体の並進運動
- 要素を剛体として考えた上での回転運動
- 純粋な歪みによる運動
に分けて考えることができる。渦において重要なのは、2.の回転に関する部分である。
微小要素の回転の様子は