納屋での使い方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/18 00:30 UTC 版)
梱包を保管しているロフトからそれを運び出す作業は、干し草を機械で梱包するようになってからあまり変化が無かった。まず、作業者はロフトの梱包の山によじ登って梱包を引き出し、ロフトの床へと投げ落とすか転がして落した。梱包をロフトの床に落したら作業者は山から下りてきてロフトの床にあるベールシュート(bale chute)の蓋を開き、そこから家畜が居る区画へと通じるシュートに梱包を落した。 たいていの納屋はロフトの床の中央と端にいくつかのシュートを備えていた。これは、梱包をそれぞれ使用する区画に直接落すことが出来た。干し草の梱包は、ほどけてそのまま牛に給飼出来るように、端のシュートから落した。麦わらの梱包は、家畜の敷料として使うために中央のシュートから落された。敷料として使う梱包からは手でトワインを取りはずし、家畜のいる床へと落された。乾燥が進んだり、梱包の山の下で何トンもの圧力によってしっかりと固まった殆どの梱包を使用するためには、ばらばらにしてから叩いて膨らませる必要があった。 このすべて手作業で行う梱包の取り扱いを迅速化する最近の方法のひとつは、ベール・シュレッダー(bale shredder)である。これは大きな垂直に回転するドラムに切断したり引裂いたりする歯が付いている。シュレッダーはシュートの下に置かれ、そこから機械に収まる程度に何個か梱包を投入する。作業者は次に、納屋の通路にそってシュレッダを押しながら、細断してふわふわになった敷料を連続して機械から吹き出させる。
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