のぎ【×芒】
読み方:のぎ
1 稲や麦などイネ科植物で、花の外側の穎(えい)の先端にある針状の突起。分類上重要。
2 (「禾」とも書く)切り箔(はく)の一。金箔・銀箔を細く切ったもの。装飾経や絵巻の詞書(ことばがき)の下絵、装丁の装飾に用いる。
のげ【×芒/野毛】
読み方:のげ
「のぎ」の音変化。
はしか【×芒】
読み方:はしか
稲・麦などの芒(のぎ)。
ぼう【×芒】
すすき【▽薄/×芒】
すすき 【芒・薄】
芒
芒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/29 01:54 UTC 版)
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芒(のぎ)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと。のげ、ぼう、はしかとも言う。ススキのことを芒とも書くが、これに似たイネ科の植物にオギ(荻)がある。ススキには芒があるが、オギには芒がない。二十四節気のうち芒種(ぼうしゅ)は、芒を持つ植物の種を蒔く時期のことである。また、陶器などの表面に現れる芒状の細長い斑紋を芒になぞらえて芒目(のぎめ)と呼ぶ。
植物学的観点
イネ科植物の穂は小穂と呼ばれる単位から構成されているが、これは元来はそれ自体が花序であり、いくつかの花とそれを包む包から構成されている。実際には、それらは互いに接近して小さくなり、鱗片に花が包まれたようになっている。この鱗片を穎という。穎は様々な形であり得るが、よく見られる特徴としてその主脈の先端が鱗片の縁を越えて突出する場合がある。全体としては鱗片の先端から針状の突起がでることになり、この突出部分を芒という。イネ科植物の芒は単に鱗片の先の伸びたものと言うよりは、針状の突起となり、往々にして硬い。まっすぐに伸びるものもあるが、途中ではっきりした曲がりを持つ例もある。
芒があるかどうかは種を区分する上で重要な特徴になる場合がある。他方、イネやイヌビエ等、種内で芒の有る無し、あるいはその長短に変異が見られる例もある。
カヤツリグサ科の花も小穂となっており、その鱗片の先端が伸びる例もある。それを芒端というが、イネ科のもののように針状になるものではない。
役割
チヂミザサでは芒に粘液を持ち、それによって動物に付着し、種子の散布をはかる。クリノイガでは芒がかぎ状になっており、これで動物の毛に絡まって、やはり種子散布に関わると考えられる。
芒(すすき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/13 15:34 UTC 版)
「黒棘」の一人。性格はキザで女好き。方天戟型の武具を見事に操り、九蓋や薺の2人を圧倒するほどの実力を見せる。萩とともに幹人の奪還に向かうがそこでレイシと遭遇。戦闘欲のまま立ち向かうが一瞬で致命傷を負わされてしまった。その後レイシによって傀牙の種を埋め込まれ九蓋達と戦うが、萩によって倒された。なお、この“芒”の死後は、イチイの剣を扱う事のできた薊が新しい“芒”として選ばれた。
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芒
「芒」の例文・使い方・用例・文例
- 落ち武者は芒の穂にも怖じる
- 落武者は芒の穂にも怖じる
- いくつかの穀類と草の開花部分の上に芒、すなわち剛毛様あるいは毛様の付属肢があるさま
- 芒のような剛毛の成長があるさま
- 芒のあるカモジグサ
- とても短い芒しか持っていない、またはそれを欠いている
- 無芒のブロムグラス
- 分析または伝達のためそれの画像を生成するために、表面の上に微細に焦束された光芒または電子を組織的に動かすことの行為
- それを通過している光芒が点または焦点に集められる、レンズ
- 開花穎の上に直線の末端の芒がある小麦の芽
- 耐乾性の多年草で、芒がないか非常に短く、長いほふく型の根茎を持つ
- 長い逆立っている芒がある草の生い茂ったホソムギ
- 繊細で長いシルクのような芒のある高度に装飾された頭状花のためにかろうじて育てられる
- 北アメリカのコードグラスで、乾燥した膜質の縁と、長い芒の包頴と共のある葉を持つ
- 星芒形という曲線
- 穂に芒の出ない大麦
芒と同じ種類の言葉
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