Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

語法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 文法 > 語法 > 語法の意味・解説 

ご‐ほう〔‐ハフ〕【語法】


文法

(語法 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/23 03:57 UTC 版)

文法(ぶんぽう、: grammar)とは、言語体系、およびそのモデル、およびそれをもとにした、ある個別言語の話し手が従うべき規範である。この記事ではもっぱら自然言語の文法について扱う。形式言語の文法については形式文法の記事を参照のこと。なお、「文法論(grammar)」という語が指すものと「統語論(syntax、分野等によっては構文論とも)」という語が指すものが同一のものであるとして扱われている場合もあるが、ここでは別とする。

概要

言語の体系性は、伝統的規則として捉えられてきた。ある個別言語の規則を、その言語の話し手の従うべき規範として述べたものが規範文法 (prescriptive grammar) である。これは、言語政策言語教育における基準となることを目的としている。

文法研究は規範文法を作ることから始まったが、規範文法はその性質上、ある規則を「正しい」ものとして採用する一方で、それに反する使い方を「乱れた」「間違った」ものとして文法から排除した。しかし、言語学はそのような「乱れた」言葉遣いに見られる規則性をも文法に取り込みたいと考え、ある言語の体系性を価値判断を伴わずに記述することを目指した。これが記述文法 (descriptive grammar) である。

また、個別言語の記述を超えて、言語の文法一般に見られる体系性を捉える理論も文法と呼ばれ、生成文法認知文法を始め多くの文法理論が登場した。

生成文法では、広義の文法は言語能力であると考え、音声や意味から独立した自律的な構造を想定し、それを特に文法と呼んでいる。一方認知文法を始めとする認知言語学的アプローチでは、文法は音声形式と意味の対からなる記号の体系であると考え、言語運用によって形作られる動的な体系であるとしている。

文法は普通、言語の音(手話の場合手指動作とNMS)の仕組みを扱う音韻論、語の構造を扱う形態論、文の構造を扱う統語論、語や文の意味を扱う意味論、文の意味と場面の関わりを扱う語用論など階層ごとに論じられる。

文法範疇

必ず文法的に表される要素を文法範疇という。以下のような文法範疇が多くの言語で見られる。

日本語朝鮮語ジャワ語タイ語クメール語などの特定の言語では、待遇表現の一部が体系化し、文法カテゴリーを成している。そのような文法化した待遇表現には、敬語が含まれる。

品詞

一般に認められる品詞を以下に示す。

文の成分(文要素)

語形態

形態論上、語彙的な形態素語幹といい、文法的な形態素を接辞という。接辞にはにつけられる場所によって接頭辞接中辞接尾辞の分類がある。また機能によって品詞や語意を変える派生接辞と文法的意味を変える屈折接辞に分けられる。

文法カテゴリーに応じて語の形態を変化させることを語形変化(インフレクション)という(屈折活用も同じ)。語形の変化しない部分を語幹、変化する部分を語尾活用語尾)という。

活用(コンジュゲーション)
動詞などの人称時制などによる語形変化。
ディクレンション(曲用)
名詞などのなどによる語形変化。

関連項目

外部リンク


語法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:27 UTC 版)

世界一の一覧」の記事における「語法」の解説

季節を表す単語種類が最も多い方式 - 七十二候 - 72種。中国考案され、かつて日本でも一般に使用されていた。

※この「語法」の解説は、「世界一の一覧」の解説の一部です。
「語法」を含む「世界一の一覧」の記事については、「世界一の一覧」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「語法」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

語法

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 13:36 UTC 版)

名詞

  (ごほう)

  1. 言葉遣い規則文法
  2. 言葉使い方表現法

「語法」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



語法と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「語法」の関連用語

語法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



語法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの文法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの世界一の一覧 (改訂履歴)、行幸 (改訂履歴)、ケツァール (改訂履歴)、チンポー語 (改訂履歴)、発話障害 (改訂履歴)、大州 (改訂履歴)、中古日本語 (改訂履歴)、年度 (改訂履歴)、リオプラテンセ・スペイン語 (改訂履歴)、河口域英語 (改訂履歴)、フリッジデール (改訂履歴)、ヤン・コハノフスキ (改訂履歴)、下駄スケート (改訂履歴)、ツェサレーヴィチ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの語法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS