金かざぐるまⅡ【キンカザグルマⅡ】(草花類)
登録番号 | 第12552号 | |
登録年月日 | 2004年 12月 8日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 金かざぐるまⅡ よみ:キンカザグルマⅡ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「金かざぐるま」に秋系さじ弁咲スプレイギクを交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色のやや小輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは弱、中空の程度はやや小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0709)、裏面の色は明緑黄(同2705)で筒部に赤茶(同0715)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。「金かざぐるま」と比較して、花房の形が円錐形であること、外花弁の裏面の色が明緑黄で筒部に赤茶のぼかしが入ること等で、「実かざぐるま」と比較して、葉の基部の形が平であること、外花弁の裏面の色が明緑黄で筒部に赤茶のぼかしが入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「金かざぐるま」に秋系さじ弁咲スプレイギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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