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陰とは? わかりやすく解説

いん【陰】

読み方:いん

常用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ かげる

[一]イン

光の当たらない所。かげ。「陰影樹陰清陰緑陰

山の北側。「山陰

移りゆく日かげ。時間。「光陰寸陰

暗い。曇る。「陰雨夜陰

気分が晴れない。「陰鬱(いんうつ)・陰気

表面現れない。「陰徳陰謀

隠し所性器。「陰萎(いんい)・陰部陰門会陰(えいん)」

陽に対して消極的、受動的な性質。「陰画陰極陰性陰陽太陰

[二]〈かげ〉「陰口木陰(こかげ)・日陰物陰山陰

難読陰陽師(おんようじおんみょうじ)・陰陽道(おんようどうおんみょうどう)


いん【陰】

読み方:いん

易学で、陽に対置されて、消極的・受動的であるとされるもの。地・月・夜・女・静・偶数など。⇔陽。

人目につかないこと。表面現れない部分。⇔陽。→陰に


おん【陰/飲/隠/×蔭】

読み方:おん

〈陰〉⇒いん

〈飲〉⇒いん

〈隠〉⇒いん

〈蔭〉⇒いん


かげ【陰/×蔭/×翳】

読み方:かげ

《「影」と同語源》

物に遮られて、日光風雨当たらない所。「木の—で休む」

物の後ろや裏など、遮られ見えない所。裏側。「戸の—に隠れる」「月がの—にかくれる」

その人のいない所。目の届かない所。「—で悪口を言う」「—で支える」

物事表面あらわれない部分裏面背後。「事件の—に女あり」「—の取引をする」

(翳)表にはっきり現れない、人の性質や雰囲気陰気感じ。「どことなく—のある人」

他の助け庇護(ひご)。恩恵現代では、ふつう「おかげ」の形で用いる。

元はといえばかの西内氏のお—である」〈蘆花思出の記

正式なものに対す略式。「—の祭り

[下接語] 磯(いそ)陰・岩陰片陰草陰草葉の陰小陰・木(こ)陰・木(こ)の下陰下陰島陰・谷陰・軒陰・葉陰・花陰日陰・目(ま)陰・物陰陰・柳陰(やぶ)陰・山


ほと【陰】

読み方:ほと

女性陰部女陰

「—を衝(つ)きて死にき」〈記・上〉

山間くぼんだところ。

御陵畝火山の御(み)—にあり」〈記・中〉


かげ 【影・陰】

光がさえぎられるとき現れる黒い形。『旧約聖書』には、人は神の翼の影に避け所を得るとし、『新約聖書』には、ペテロの影を受けると病気治るとの信仰があったことが見える。日本では影は魂だともした『源氏物語』)。御影。陰となれば目に見えないところをいい、日本では神仏の力を「お陰様」という。神社例祭本祭)を隔年に行う場合例祭のない年の祭を陰祭という。→ ペテロ

作者黄順元

収載図書にわか雨ソナギ 黄順元短篇集
出版社槿蘭文化社
刊行年月2006.3



読み方:かげ

  1. 四人組にて為す欺偽「鹿追ひ」の一役目。又「うわ」ともいふ。
  2. 詐欺賭博鹿追の中の一役目で又「うわ」とも云ふ。
  3. 詐欺賭博鹿追の中の一役目で又「うわ」ともいう。

分類 詐欺


読み方:かげ

  1. 客が芸者別室にて情を通ずることをいふ。蔭の間に行くといふ意味から転じたのである。べつ(別)ともいふ。〔花柳語〕
  2. 売笑行為意味する常習者間の隠語末摘花曰く女房が来ると出て行く五六寸』。
  3. 花柳語にて客が芸者別室にて情を交することをいふ。蔭の間に行くといふ意味から転じたのである。べつ(別)ともいふ。
  4. 〔隠〕花柳界の語で、客が芸者別室にて情を交すこと。蔭の室に行くといふ意味から転じたもの。べつ(別)ともいふ。
  5. 客が芸妓情を通ずる事を云ふ。又はべつ(別)とも云ふ。別室又は陰にてなす意よりか。
  6. 〔花〕客が芸者別室で情を交すこと。
  7. 客が芸者別室にて情を通ずることをいう。蔭の間にいくというイミから転じたのである。べつ(別)ともいう。〔花柳界
  8. かげで稼ぐということである。つまり、芸者ちょんの間ショートタイムのこと。まことにはずかしいことながら、一流地の一流芸者は別として、今日ではそう恥とも思わないようになってしまった。「ころぶ」とも云います。花柳界
  9. 料亭などでの密かな性交内緒ごとを形容して。〔花〕

分類 花柳界花柳語、花/風俗

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/10/17 01:06 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. かげ)ものに隠れて見えないこと。

熟語


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