coffer
「coffer」の意味・「coffer」とは
「coffer」は英語の単語で、日本語に訳すと「金庫」や「財源」を意味する。主に、貴重品や金銭を保管するための箱や、一般的には国家や組織の財政を指す際に用いられる。例えば、国の予算を表す際には「国庫」、企業の資金を指す際には「企業の財源」といった具体的な表現として使われる。「coffer」の発音・読み方
「coffer」の発音はIPA表記で /ˈkɔːfər/ となる。これをカタカナ表記にすると「コーファー」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方は「コーファー」である。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「coffer」の定義を英語で解説
「coffer」は英語で、"A box or chest, especially one for valuables"と定義される。また、より広義には、"Financial resources; funds"という意味も含まれる。つまり、物理的な貴重品を保管する箱や、抽象的な財政資源を指す表現として使われる。「coffer」の類語
「coffer」の類語としては、「treasury」、「chest」、「safe」などがある。これらはいずれも貴重品や金銭を保管する場所を指す単語である。ただし、「treasury」は特に国家の財政を指すことが多く、「chest」は一般的な箱を指し、「safe」は特に防犯性を重視した金庫を指す。「coffer」に関連する用語・表現
「coffer」に関連する用語や表現としては、「cofferdam」、「coffered ceiling」などがある。「cofferdam」は水を遮断するための仮設の壁を指し、「coffered ceiling」は装飾的な天井を指す。これらは「coffer」が元々指す「箱」や「容器」の意味を持つ表現である。「coffer」の例文
1. The coffer was filled with gold coins.(その金庫は金貨でいっぱいだった。)2. The government's coffers are running low.(政府の財源が底をつきつつある。)
3. He hid the document in a small coffer.(彼はその文書を小さな金庫に隠した。)
4. The company's coffers have been boosted by the recent sales.(最近の売上により、会社の財源が増強された。)
5. The treasure was stored in an ancient coffer.(その宝物は古代の金庫に保管されていた。)
6. The coffer was locked with a heavy padlock.(その金庫は重い南京錠で閉じられていた。)
7. The city's coffers are filled with the tax revenue.(市の財源は税収で満たされている。)
8. The coffer contained a priceless artifact.(その金庫には価値の計り知れない遺物が入っていた。)
9. The coffer was made of solid oak.(その金庫は堅固なオーク材で作られていた。)
10. The charity's coffers have been depleted due to the recent disaster.(最近の災害により、その慈善団体の財源が枯渇している。)
格間
(Coffer から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/22 13:04 UTC 版)
格間(ごうま、coffer)とは、建築において天井やヴォールトを覆う正方形、長方形、八角形などの形状のくぼんだパネルを意味する[1]。格間で覆われた天井を格天井(ごうてんじょう)と呼ぶ。格間は天井やヴォールトの装飾であり、caissons(「箱」の意)あるいは lacunaria(「空隙」の意)とも呼ぶ。したがって英語では格天井を lacunar とも呼ぶ。構造の強度は格間の枠部分で保つ。古代ギリシア[2]や古代ローマ[3]の石造りの格間も現存する古い例だが、紀元前7世紀のエトルリアのネクロポリスの石室墳でも柔らかいトゥファ状の石を削って直交する梁を再現し、格天井を形成している[4]。木製の格間の初期の例としては、ルネサンス初期のロワール渓谷の城の天井などがある[5]。
格間をどういう形状にするかは平面充填問題の一種であり、イスラム建築やルネサンス建築で様々な実験が行われた。ドームやヴォールトの曲面をより細かい格間で覆うという問題はさらに複雑である。
ドームの重量を軽くするために格間を採用した古代ローマの特筆すべき例としては、パンテオンのドームの天井がある。
ギャラリー
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ジュリアーノ・ダ・サンガッロによる平らな格天井。ローマ サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
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彩色された八角形と四角形の格間。フォンテーヌブロー宮殿
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15世紀の平らな格天井。ピサのドゥオモ
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新古典主義建築の格天井のドーム。ロンドンのパンテオン
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現代建築の格天井。ワシントンメトロ
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会議室の天井。Halifax Town Hall、1863年
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格間にガラスをはめ込んだドーム。Halifax Town Hall、1863年
関連項目
脚注・出典
- ^ Ching, Francis D.K. (1995). A Visual Dictionary of Architecture. New York: John Wiley & Sons, Inc.. p. 30. ISBN 0-471-82451-3.
- ^ 例えば、サモトラキ島の主神殿では、ポルチコの天井の石の梁が大理石板の格天井を支えており、その差し渡しは約6.15メートルある。(J.J. Coulton, Ancient Greek Architects at Work: Problems of Structure and Design (Cornell University Press) 1982:147.
- ^ ローマの木製格天井については Roger Bradley Ulrich, Roman Woodworking, ch. "Roofing and ceilings" (Yale University Press) 2007.
- ^ Ulrich, fig 8.27.
- ^ “coffer”. Encyclopedia Britannica Online. 2007年10月17日閲覧。
- ^ Ching et al., Francis D.K. (2007). A Global History of Architecture. New York: John Wiley and Sons. p. 787. ISBN 0-471-82451-3.
外部リンク
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