grade
「grade」とは、等級・階級・学年のことを意味する英語表現である。
「grade」とは・「grade」の意味
「grade」は、等級・階級・学年などの意味で用いられる名詞・動詞である。名詞としては、小学校・中学校・高校の学年や同じ学年の全生徒、成績、程度、品等などの意味で用いられるほか、道路や鉄道の勾配・傾斜度という意味でも用いられる。動詞としては、等級をつける、採点する、評価するなどの意味で用いられる。人や物をさまざまなレベルの品質、サイズ、重要性などに分けたり、生徒の作品に点数をつけたりする時に用いる表現である。「grade」の複数形
「grade」の複数形は「grades」である。「grade」の発音・読み方
「grade」の発音はカタカナ語では「グレード」である。発音記号では「gréid」と表記されるため、カタカナにすると「グレェィドゥ」という発音になる。「レェィ」は舌先を内側に巻き「r」の音を出した後、「ェ」と「ィ」を1つの音のように発音するよう心掛けるとネイティブに近い発音になる。「grade」の活用変化一覧
現在形:grade過去形:graded
過去分詞:graded
現在分詞:grading
「grade」の語源・由来
「grade」の語源は、階段の段という意味のラテン語の「gradus」である。ラテン語の「gradus」が、品質等級という意味のフランス語 「grade」に変化し、英語の「grade」になった。「grade」と「grades」の違い
「grade」と「grades」は、どちらも等級・階級・学年などの意味で用いられる。しかし、「grade」が原型であるのに対し、「grades」は「grade」の複数形もしくは三人称単数現在形である。また「the grade」は同学年の全生徒という意味になるが、「the grades」は小学校という意味になる。「grade」を含む英熟語・英語表現
「good grades」とは
「good grades」とは、良い成績という意味である。成績はA・B・C・D・Fの5段階評価が一般的で、Fは落第という評価になる。A(秀)、B(優)、C(良)、D(可)となるため、「good grades」はAもしくはBの評価のことを指す。また、AやBだけでなく、A+やA-など細かく評価が区切られていることもあり、その場合はA+が最も良い成績となる。
「final grade」とは
「final grade」とは、最終成績のことを意味する。コースにおいて取得し、登録オフィスに報告された成績のことを指す。「final grade」の計算方法は地域や学校などによって異なり、どのように算出するか明確にルールが定められている。教師の独断で、「final grade」の計算方法を変えることはできない。また、協議会が採択した最終計画に示されている公共施設の建設・修理が提案されている等級のことも「final grade」と言う。
「grade」を含む用語の解説
「graded readers」とは
「graded readers」とは、段階的読み物という意味の英語表現である。英語を母国語としない人が英語学習できるように、使用語彙や語数などをレベル分けして作られている。初級者用から、だんだんと難易度の高いものに進んでいき、様々な出版社から色々な種類の「graded readers」が販売されている。
「grade」の使い方・例文
・After washing, the fruits are graded by size before shipment.(果実は洗浄後、大きさごとに選別して出荷される)・She's suffering from some kind of low-grade disease, which she can't seem to get rid of.(彼女は何かしらの軽度の病気に苦しんでおり、それを取り除くことができないようだ)
・I have attained the highest grade in my math exams.(私は数学の試験で最高点を取った)
・Whether he goes to university or not is dependent on what exam grades he gets.(彼が大学に行くかどうかは、彼が試験でどんな成績を取るかにかかっている)
・Students in the ninth grade have the chance to go on an exchange visit to Canada.(9年生の生徒は、カナダに交換留学する機会がある)
・Textbooks are graded according to language difficulty, so you can choose by your level.(教科書は語学の難易度別に採点されているので、レベルに合わせて選べる)
・Japan has many mountains, so many streets have a steep grade.(日本は山が多いため、急な坂道が多い)
・The third grade will perform their annual play this weekend.(3年生は今週末、毎年恒例の演劇を行う)
・Students will be graded on their language ability.(生徒は語学力に応じて採点される)
・How would you grade your ability on a scale from one to five?(あなたは自分の能力を1から5までの5段階でどのように評価しますか?)
・He hasn't finished grading the exams.(彼はまだ試験の採点を終えていない)
【階級】(かいきゅう)
grade / class.
命令系統や職責などの関係から人間を等級付けし、差別する事。
誰が誰に対して何の目的で命令して良いのかという「職権」を定めるために用いられる。
人間がある階級に属する時、その階級に対して求められる責任を果たす能力があるものと期待される。
一般に階級が高いほど重大な責任能力を要求されるため、階級が高いほど労働報酬も高額になる。
実際に仕事を行う上での命令系統については、混乱を避けるために別途の規範が定められる。
例えば、階級が高いからといって陸軍の将校が海軍の部隊に命令を下すことは越権行為であり、罰せられる。
しかし、想定外の状況や、単に規範が忘れ去られた場合には最も高い階級の者が仮に指揮権を得る。
というのが原則だが、実態として、不当に濫用されない職権はない。
階級差による意思疎通の阻害、心理的摩擦や「不当な差別」はどのような社会でも広汎に見られる。
軍人の階級
軍隊は極めて厳密な階級組織であり、階級制度なくしては成立しない。
各国はそれぞれの事情と伝統から独特の階級制度を定めているが、国際的には以下のような分類が為されている。
- 士官・将校(officer)
士官学校で用兵・作戦・統率術などの幹部教育を受けた軍人で、負うべき責任の軽重により「将官」「佐官」「尉官」の3種類に分類される。- 将官(General/Admiral)
戦略レベルの組織の長となり、一つの軍事作戦における最終責任を負える者。
その決断の是非が国際問題にまで波及する可能性があるため、閣下として外交責任を負う事もある。
- 佐官(Field officer)
主として戦術レベルの組織の長を務める。
自ら決断して作戦を実行する事は基本的に認められないが、その行動の正否は作戦の結果や部隊の存続を決定的に左右する。
- 尉官(Company officer)
主に最前線レベルの指揮官や幕僚部の事務スタッフを務める。
また、高度な知識を要する職種に就く者の初任階級としても用いられる。
原則として士官学校を卒業しなければ就く事ができないが、経験豊富な下士官を登用する制度を備えた国家・軍隊もある。
実績や経験に応じ、更に上位の佐官・将官へと昇格する可能性がある。 - (参考)士官候補生(Cadet/Ensign)
士官学校の正規の課程を卒業し、尉官への登用を待つ者。
部隊や艦船で一定期間の実務教育を経て正式に登用される。
- 将官(General/Admiral)
- 准士官(Warrant officer)
正規の専門教育を受けていないが、尉官に相当するような職責を担える者。
基本的に下士官から昇格するもので、専門知識よりも現場での経験が重んじられる分野で見られる。
准士官から尉官に昇格する事は基本的になく、(兵から起算した場合)軍隊における昇進の事実上のゴールとなる。
- 下士官(Noncommissioned officer/(Chief)Petty officer)
個々の現場における兵士の監督責任者。基本的に尉官の補佐として「部下の代表」を務める。
経験豊富な兵から抜擢されるもので、その性質上、経験の浅い尉官よりも実務能力に長ける場合も多い。
- 兵卒(Soldier/Private/Sailor/Seaman/Airman)
前線での直接戦闘や艦船での諸作業、兵站関連の単純労働などに従事する者。
命令と規範に従う限りにおいて責任能力は要求されず、責任を負えるものともみなされない。
軍事活動に伴う人的損失の大部分を占めるため、各個人の能力について長期的信頼を置く事はできない。
各軍の階級呼称
ここではアメリカ軍・NATO加盟各国共通の階級コード・大日本帝国陸海軍及び自衛隊における階級のおおむねの対比を示す。
階級呼称 | アメリカ軍 | NATO階級コード | 大日本帝国軍 | 陸上自衛隊 | 海上自衛隊 | 航空自衛隊 | |
士官 | 元帥 | OF-10 | 元帥大将 | (該当なし) | |||
将官 | 大将 | OF-9 | 大将 | 陸将(甲) | 海将(甲) | 空将(甲) | |
中将 | OF-8 | 中将 | 陸将(乙) | 海将(乙) | 空将(乙) | ||
少将 | OF-7 | 少将 | 陸将補 | 海将補 | 空将補 | ||
准将 | OF-6 | (該当なし) | 一等陸佐 | 一等海佐 | 一等空佐 | ||
佐官 | 大佐 | OF-5 | 大佐 | ||||
中佐 | OF-4 | 中佐 | 二等陸佐 | 二等海佐 | 二等空佐 | ||
少佐 | OF-3 | 少佐 | 三等陸佐 | 三等海佐 | 三等空佐 | ||
尉官 | 大尉 | OF-2 | 大尉 | 一等陸尉 | 一等海尉 | 一等空尉 | |
中尉 | OF-1 | 中尉 | 二等陸尉 | 二等海尉 | 二等空尉 | ||
少尉 | 少尉 | 三等陸尉 | 三等海尉 | 三等空尉 | |||
准士官 | 5等准尉 | WO-5 | (該当なし) | ||||
4等准尉 | WO-4 | ||||||
3等准尉 | WO-3 | ||||||
2等准尉 | WO-2 | ||||||
1等准尉 | WO-1 | ||||||
下士官 | 最先任上級曹長 | OR-9 | 准尉/兵曹長 | 准陸尉 | 准海尉 | 准空尉 | |
部隊等最先任上級曹長 | |||||||
上級曹長 | |||||||
一等曹長 | OR-8 | (該当なし) | 陸曹長 | 海曹長 | 空曹長 | ||
曹長 | |||||||
一等軍曹 | OR-7 | 曹長/上等兵曹 | 一等陸曹 | 一等海曹 | 一等空曹 | ||
二等軍曹 | OR-6 | 軍曹/一等兵曹 | 二等陸曹 | 二等海曹 | 二等空曹 | ||
三等軍曹 | OR-5 | 伍長/二等兵曹 | 三等陸曹 | 三等海曹 | 三等空曹 | ||
伍長 | OR-4 | 兵長/水兵長 | 陸士長 | 海士長 | 空士長 | ||
特技兵 | |||||||
兵卒 | 上等兵 | OR-3 | 上等兵/上等水兵 | 一等陸士 | 一等海士 | 一等空士 | |
一等兵 | OR-2 | 一等兵/一等水兵 | 二等陸士 | 二等海士 | 二等空士 | ||
二等兵 | OR-1 | 二等兵/二等水兵 | (該当なし) |
グレード
階級のこと。自動車では車格の意味で用いられ、基本的にはプラットホームの違いが大きな要素だった。クラスレスカーなどという設定のモデルも出現しており、グレードの区分も近年では微妙になってきている。
学年
学級 1は生徒 2の集団で、同じ教室 4で同じ教師 3のもとに集まり、通常は同時に指導を受ける。教育の程度が同じレベルの生徒の集団をアメリカ合衆国では同じ学年 5、イギリスでは同じ学級 5という。学生 6という語は一般に高等教育を受けているものを指すが、中等教育レベルでは“生徒”ともいう。
- 2. イギリスでいう給費生scholarとは、公的または私的な基金から奨学金を得ている生徒または学生のことである。これをこの場合生徒と同義に用いるのは、古風な用法である。アメリカ合衆国では、このような学生は奨学金受給生scholarship holderまたは奨学生scholarship studentと呼ばれる。
- 6. 学士号をまだ取得していない大学の学生は学部学生undergraduateである。イギリスで卒業生graduateという時は学士号の保持者を意味する。アメリカ合衆国では、大学、高校、小学校での学業を終えたものであれば誰でも卒業生といってよい。アメリカ合衆国で大学院生graduate studentとは、学士号より上位の修士号あるいは博士号を得ようとしているものをいい、同じものをイギリスの制度ではpost-graduate studentと呼ぶ。
Grade
グレード
【概要】 有害事象の重症度は0~5の6段階に分けられている。Grade 0:正常。Grade 1:軽度、つまり治療を要さない、症状がない異常所見・検査値異常。Grade 2:中等度、つまり最低限の治療/局所的治療/非侵襲的治療を要する。Grade 3:高度、つまり入院や侵襲的治療/輸血/治療的内視鏡/手術などを要する顕著な症状を有する。Grade 4:生命を脅かす、または活動不能/動作不能となる状態。急性で生命を脅かす代謝性/心血管系の合併症など、集中治療や緊急処置などを要する。Grade 5:有害事象による死亡。
【関連】 www.jcog.jp
《参照》 有害事象

Grade
グレード
グレード(英: grade)とは、「等級(wikt:等級)」・「階級(wikt:階級)」・「段階(wikt:段階)」・「バージョン(wikt:version)」等の意。
- グレード制 - 競馬などの公営競技の格付け。
- イギリスのブラスバンドにおけるグレード制
- グラード (単位) - 角度の単位。
- 成績評価 - 学生・生徒の成績の尺度。
- 学年 - 学校で定められた、1年間を単位とした修学の期間。
- 縦断勾配 - 物理的形状の水平距離当たりの傾き。斜度。傾斜率。
- 基準
- グレード (ブランド) [1] - SCジョンソンが販売する芳香剤のブランド名。
関連項目
- 等級 (曖昧さ回避)
- 階級 (曖昧さ回避)
- スロープ (曖昧さ回避)
- 位 (曖昧さ回避)
- 位階 (曖昧さ回避)
- グレード (姓)
- グラード
- ランク
- 順位
- ステージ
- 版
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