吸入ステロイド薬
読み方：きゅうにゅうステロイドやく
別名：吸入ステロイド、吸入ステロイド剤
英語：inhaled steroids、ICS
吸入により服用されるステロイド薬（ステロイド系抗炎症薬）のこと。喘息の治療に用いられる。
ステロイド薬は、抗炎症作用を持つ薬剤である。1960年代に、喘息の基本病態が気道の慢性炎症であることが周知されると、1970年代初めから、吸入ステロイド薬を用いた治療が行われるようになった。
日本では、他の先進国と比べると吸入ステロイド薬はあまり用いられてこなかったが、1978年にベクロメタゾンが、1998年にフルチカゾンが発売され、2000年代になるとさらに多くの吸入ステロイド薬が用いられるようになった。吸入ステロイド薬は当初、投与の困難さから普及が遅れたが、ドライパウダー吸入器（DPI）や、定量噴霧式吸入器（MDI）などの吸入方法の発達によって、日常臨床で広く採用されるようになり、スペーサーなどの補助器具を用いることで、乳幼児に対する投与も行えるようになった。
吸入ステロイド薬は、摂取量が経口ステロイドの1000分の1から100分の1とごく少量であり、作用が局所的であることから、経口ステロイド薬よりも副作用が少ないことが利点とされてきた。しかし、薬剤が口腔に留まることによる口腔カンジダ症などの副作用や、全身への薬剤の吸収を防ぐために、吸入後はうがいをすることが必須とされている。
ステロイド剤には成長を阻害する作用があることが知られているが、従来は吸入ステロイド薬で成長阻害が起こることはないか、あっても一時的な阻害に留まるとされてきた。しかし、海外で成長阻害の報告があったことから、2014年2月に日本小児アレルギー学会は、ステロイド薬の使用にあたって注意喚起を行うとともに、乳幼児で軽症の場合には、ステロイド薬以外の薬剤を第一選択薬とするべきという方針を示した。
関連サイト：
喘息死ゼロ作戦の実行に関する指針 - 厚生労働省
別名：吸入ステロイド、吸入ステロイド剤
英語：inhaled steroids、ICS
吸入により服用されるステロイド薬（ステロイド系抗炎症薬）のこと。喘息の治療に用いられる。
ステロイド薬は、抗炎症作用を持つ薬剤である。1960年代に、喘息の基本病態が気道の慢性炎症であることが周知されると、1970年代初めから、吸入ステロイド薬を用いた治療が行われるようになった。
日本では、他の先進国と比べると吸入ステロイド薬はあまり用いられてこなかったが、1978年にベクロメタゾンが、1998年にフルチカゾンが発売され、2000年代になるとさらに多くの吸入ステロイド薬が用いられるようになった。吸入ステロイド薬は当初、投与の困難さから普及が遅れたが、ドライパウダー吸入器（DPI）や、定量噴霧式吸入器（MDI）などの吸入方法の発達によって、日常臨床で広く採用されるようになり、スペーサーなどの補助器具を用いることで、乳幼児に対する投与も行えるようになった。
吸入ステロイド薬は、摂取量が経口ステロイドの1000分の1から100分の1とごく少量であり、作用が局所的であることから、経口ステロイド薬よりも副作用が少ないことが利点とされてきた。しかし、薬剤が口腔に留まることによる口腔カンジダ症などの副作用や、全身への薬剤の吸収を防ぐために、吸入後はうがいをすることが必須とされている。
ステロイド剤には成長を阻害する作用があることが知られているが、従来は吸入ステロイド薬で成長阻害が起こることはないか、あっても一時的な阻害に留まるとされてきた。しかし、海外で成長阻害の報告があったことから、2014年2月に日本小児アレルギー学会は、ステロイド薬の使用にあたって注意喚起を行うとともに、乳幼児で軽症の場合には、ステロイド薬以外の薬剤を第一選択薬とするべきという方針を示した。
関連サイト：
喘息死ゼロ作戦の実行に関する指針 - 厚生労働省
アイ‐シー‐エス【ICS】
ICS
.ics
国際海運会議所
読み方： こくさいかいうんかいぎしょ
【英】: international chamber of shipping
略語: ICS
【英】: international chamber of shipping
略語: ICS
| 国際海運会議所のことで、各国船主団体が構成員となっている国際的船主団体機構で 1921 年に設立され、1948 年に現在の名称に改められている。本部はロンドンにあり、1984 年 9 月現在、日本船主協会を含め 33 カ国の船主団体が加盟している。 その活動は海運にかかわるあらゆる方面に及んでおり IMO（国際海事機関）、政府機関、その他の団体に対し船主団体としての意見を反映させている。 また、多数の出版物を刊行しており、特に OCIMF（石油会社国際海事評議会）と共同刊行の船舶による海洋汚染の防止や船舶運航の安全向上のための諸刊行物は、広く利用され高い評価を得ている。 |
ICS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/11/15 01:41 UTC 版)
ICS：
一般
- インシデント・コマンド・システム (英: Incident Command System) - 現場指揮システム
- 国際せり名簿基準 (英: International Cataloguing Standards) - 競走馬セリカタログ表記の国際基準
- インターネット接続共有 (英: Internet Connection Sharing) - 複数のコンピュータでインターネット接続を共有する機能。
- Ice Crusher System - 人工造雪システム
- 吸入ステロイド薬（英: inhaled corticosteroid） - 気管支喘息の治療に用いられる。
固有名詞
- インド高等文官、またはインド高等文官制 (英: Indian Civil Service)
- 一芝軒企業有限公司 (英: I Chih Shivan Enterprise Co., Ltd.) - 台湾のエアソフトガン本体およびアクセサリパーツのメーカー。
- アイシーエス（旧 岩手計算機センター） - 岩手県盛岡市の情報システム関連企業。
- ICS(英: Information Creation & Service) - 兵庫県姫路市の財務オフコン（日本ICS）販売企業。
- 国際規格分類 (英: International Classification of Standards) - 国際標準化機構が作成した標準・規格の分類体系。
- 国際通信書 (英: International Code of Signals) - 国際信号旗
- 国際層序委員会 (英: International Commission on Stratigraphy)
- 国際ソフトダーツ競技会 (英: International Competition of Soft darts)
- 上海国際チャンネル (英: International Channel Shanghai) - 中国上海の民放テレビ局。日本語での番組中日之橋(Bridge To Japan)など放送。
- Ice Cream Sandwich - Android 4.0 のコードネーム。
- 国際海運会議所 (英: International Chamber of Shipping) - 各国船主団体が加盟する国際的な団体
フィクション
- International Cadre Station - バトルランナー_(映画)に登場する放送局ネットワーク。劇中でRunning-manと呼ばれる殺人、公開処刑番組を放映している。
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ICS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2017/11/18 05:25 UTC 版)
ICSに対応しているサーボやESC、ミニッツレーサーやdNaNoは設定値を変更する事ができる。 専用のマネージャーソフトやUSBアダプターを用いる。
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