Social IME
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/29 16:43 UTC 版)
開発元 | 奥野陽 |
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最新評価版 | ベータ版22 / 2009年7月11日 |
対応OS | Windows |
サポート状況 | 終了 |
種別 | インプットメソッド |
公式サイト | Social IME ~みんなで育てる日本語入力~ |
Social IME(ソーシャル・アイエムイー)は、かつて存在した、ユーザー参加型の日本語入力システム、インプットメソッド(IME)である。2016年9月1日にサービスを終了した。
特徴
インターネットを通じて辞書を共有する機能があり、ユーザーが単語を登録することで自律的に成長していくシステムとなっている。そのため、Microsoft IMEでは変換できない芸能人の名前や漫画の作品名、顔文字なども変換することができる。 また携帯電話のような予測変換機能があり、公式発表 [1]によると、「パソコン初心者を対象とした実験では、Microsoft Office IME 2007と比べて入力時間が21%、キー操作が26%削減された。」とされる。
問題点
登録した単語は共有辞書に追加され他のユーザと共有されるため、個人名やメールアドレスを登録することで個人情報が漏洩してしまう恐れがある。誤って登録してしまった場合でも、2012年1月28日現在、登録した単語を取り消す機能はない。[2] そのため、内閣官房情報セキュリティセンターは、当ソフトをBaidu IMEと共に、業務で使用するパソコンでは使用しないことを推奨している[3]。
また、変換のたびに通信を行うため常時インターネットに接続されている必要があり、変換に時間がかかる場合もある。[4]
64ビットアプリケーションには未対応である。64ビットWindows上で使った場合WOW64で動いている32ビットアプリケーションでしか変換が出来ない。
関連項目
- インプット メソッド エディタ - 日本語入力システム
- Simeji - 辞書の情報源にSocial IMEを利用しており、名前もこれ(Social IME 字(ji))が由来。
参照
- ^ “慶應義塾大学の学生、ユーザー参加型の日本語入力システムを開発~ユーザー間の辞書共有とWEBデータによる予測変換を実現~” (2009年2月20日). 2012年1月28日閲覧。
- ^ “Social IME: Web上で共有辞書による変換を試す”. 2012年1月28日閲覧。
- ^ “【重要】日本語文字入力補助ソフト(IME)による情報漏えいの危険性について”. 2013年1月7日閲覧。
- ^ “Social IME: よくある質問”. 2012年1月28日閲覧。
外部リンク
- Social IME ~みんなで育てる日本語入力~ - 公式サイト
- nokunoの日記 - 開発者のブログ
- Social IM (beta) - Mac OS X用クライアントソフトウェア
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固有名詞の分類
- Social IMEのページへのリンク