Windows XP(ういんどうずえっくすぴー)
Windows 2000 の後継 OS として、マイクロソフトが2001年内に出荷を予定している。従来の Windows 製品に比べて、マルチメディア機能の強化やブロードバンド時代のインターネット環境への対応などが特徴だ。
パソコン用基本ソフト (OS) とは、すべてのパソコンに導入(インストール)しなければならない必需品のこと。通常は、購入したパソコンに前もって導入(プリインストール)されていることが多い。OSを導入した上で、Wordや一太郎などのアプリケーション・ソフト、ゲームやインターネットなどが利用できるようになる。
XPという名前は、経験 (experience) という言葉が語源だ。利用者に新しい経験を提供するという意味が込められている。すでに先行して発売されている Office XP との連携も視野に入れている。
次々に新しいOSが投入されるのは、日進月歩で進化するパソコンの性能を十分に引き出すという理由からだ。また、新しいOSが出ると、パソコン本体の買い替え需要が発生するため、CPUやメモリーなどの出荷量が増える。世界的な半導体不況となっている今、IT関連産業では、このような需要喚起を期待している。
日本で Windows XP が発売されるのは、2001年11月16日。マイクロソフトにとって発売の延期はよくあることだが、年末商戦には間に合わせて、一定の販売量を確保したいようだ。
(2001.08.11更新)
Windows XP
Windows XP
別名:ウィンドウズXP,Microsoft Windows XP
Windows XPとは、Microsoftが2001年11月に発売したオペレーティングシステム(OS)の名称である。開発コードネームは「Whistler」(ウィスラー)だった。
Windows XPでは、ユーザーインターフェース(UI)として「Luna」が採用され、全体的に丸みを帯びた滑らかな表示と、より直感的な操作が可能となっている。スタートメニューは目的別に分類され、主要な機能がすべてスタートメニューからアクセスできるようになっている他、各所で初心者でも操作が直感的に理解しやすいように再構成されている。
また、Windows XPでは、ログオフ操作なしで他のユーザーアカウントへのログインと切り替えが可能な機能や、遠隔地からユーザーの操作を補助することができるリモートアシスタンス、登録メンバーを対象とするインスタントメッセンジャー(IM)機能であるWindows Messengerなどが新たに追加されている。
システム面には、Windows XPでは、Windows 3.1からWindows 95、Windows 98と続く流れ(Windows 9x系OS)と、それに並行してサーバーやワークステーション用のOSとして提供されたWindows NT、Windows 2000の流れ(Windows NT系OS)が初めて統合、一本化されたOSとして知られている。また、命令セットは16ビットのコードを備えずに全て32ビットで構成され、完全な32ビットOSとなっている。
Windows XPには用途に合わせた複数のエディションがあり、ビジネスユースやヘビーユーザーを主な対象とした「Windows XP Professional」や、家庭用やライトユーザーを対象とした「Windows XP Home Edition」、さらにマルチメディアコンテンツの扱いに特化させた「Windows XP Media Center Edition」などが用意されている。
ちなみに、Windows XPの「XP」とは、「体験」を意味する英語の「experience」からとられたものといわれている。
2003年4月には、Windows XPのサーバー用エディションとして開発されていたWindows Server 2003が発売された。また、2006年11月には、Windows XPの後継バージョンとなるクライアント向けOS、Windows Vistaが発売されている。
※Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
参照リンク
Microsoft Windows XP ホーム - (Microsoft)
Windows: | Windows Me Windows Messenger Windows SharePoint Services Windows XP Windowsコンソーシアム Windowsタスクマネージャ WinFS |
Windows XP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 16:39 UTC 版)
「ClearType」の記事における「Windows XP」の解説
Windows XPはWindowsで最初にClearTypeを搭載したバージョンで、ClearTypeは初期状態で無効であり手動で有効にする必要がある。日本語版Windows XPは、和文のプリインストールフォントであるMS ゴシック・MS Pゴシック・MS UI Gothic・MS 明朝・MS P明朝が、それぞれ小サイズの画面表示用に内蔵するビットマップフォントを表示するためにClearTypeは効果しない。Microsoft Office付属のHGフォントはビットマップを内包しておらずClearTypeが利用可能である。 Windows Vistaのリリース後に配布されたフォントのメイリオをインストールしてインターフェイスフォントに指定すれば、Windows Vistaと同様にClearTypeが有効な日本語インターフェイスが実現するが、メイリオは初期設定のMS UI Gothicよりも文字幅が広いため、システム画面で有効化するとメニュー表示の長尺化によるスクロールやダイアログボックスの画面外逸脱などが発生する場合があり、テーマの詳細設定を修正してデザインを変更する必要がある。
※この「Windows XP」の解説は、「ClearType」の解説の一部です。
「Windows XP」を含む「ClearType」の記事については、「ClearType」の概要を参照ください。
「Windows XP」の例文・使い方・用例・文例
- Windows 7に対応したソフトウェア
- Windows7をインストールする
- Windows 7 64ビット用
- Windows95対応のゲームを動かしたいのです。
- Windows Vistaのセキュリティ機能を迂回する方法を研究者が公表します。
- Windows Media Player の新しいスキンを入手し、プレーヤーの外観を変えてみましょう。
- Windows系OSではアドミニストレーターアカウントがルートに相当する。
- windowXPにはCDを焼く機能があるそうですが、その手順を解説しているページを教えてください。
- 雨(あま)音(ね)薫(かおる)(YUI)はXP(色(しき)素(そ)性(せい)乾(かん)皮(ぴ)症(しょう))にかかっているということを除けば,普通の16歳の女の子だ。
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