loyal
「loyal」とは、忠誠・忠義・誠実などのように何かに対して義理堅い様子や真心を込めてつとめることなどを意味する英語表現である。
「loyal」とは・「loyal」の意味
「loyal」とは、「忠実な」や「義理堅い」、「誠実な」などといった意味を持つ英語の形容詞である。人や行為を修飾することで、その人の性質や行為に込められた気持ちに「忠実さ」や「誠実さ」があることを示す。また、「loyal to+名詞」という叙述的用法も存在し、「~に対して忠実である」、「~に対して誠実である」といった意味となる。「loyal」の発音・読み方
「loyal」の発音は、カタカナ表記すると「ロイァル」となる。アクセントは「ロ」に置く。「ァ」の部分は直前の「イ」から微妙に口の形を「ア」の形に変化させつつさり気なく発音するのがポイントとなる。また、人によっては「ァ」すら発音せず、より「ロイル」に近い発音になるケースも存在する。「loyal」の語源・由来
「loyal」の語源は、ラテン語で「法律」や「ルール」を意味する「lex」に「~の」を意味する接尾辞「-alis」が付与された単語「legalis」である。ここから「法律を遵守すること」という意味を持つようになり、やがて古期フランス語へと発展していく過程で「loial」と語形変化を起こした。「法律を遵守すること」から、「法に忠実であること」となり、法のみならず様々な人や物事に対して「忠実な」「誠実な」という意味で用いられるようになったのである。英語へと伝わる際に現在の「loyal」という形に変化したと考えられる。ちなみに、語源を同じくする英単語には「legal」(合法の、法律の)や、「law」(法律)などがある。発端は「法」であるが、それを遵守することから「忠実な」という意味になったと考えると覚えやすい。このことから、「legal」や「law」と関連付けて覚えることも不可能ではない。
「loyal」の類語
「loyal」の類語は、「忠義の」という意味を持つ「patriotic」が挙げられる。ただし、「patriotic」のニュアンスは「loyal」と比べると極めて限定的で、「国に対する忠誠心が高い」、即ち「愛国的な」や「愛国心の高い」といった意味合いとなる。忠誠の対象が国や政府という点に限って、「loyal」と同じ意味合いになると言えるだろう。「友情や誓い、物事への執着に関して気持ちが揺るがない」というニュアンスで考えた場合は、「しっかりした」という意味の「fast」や「firm」、「誠実な」という意味を持つ「truehearted」が類語となる。「fast friend」で「親友」や「忠実なる友」、「truehearted servant」で「忠誠心の高い下僕」といったように、固い友情や義理堅さを表現する上では「loyal」と並んで使われることが多い単語と言えよう。
「loyal」の対義語
「loyal」の対義語としては、打ち消しの接頭辞「dis-」を付与して「不義な」「不誠実な」という意味となる「disloyal」がまず挙げられる。名詞や動詞を修飾する使い方も「loyal」と共通である。他にも、「信義のない」を意味する「faithless」や、「あてにならない」「裏切りの」などの意味を持つ「treacherous」が対義語として使われやすい単語と言えるだろう。「loyal」と「royal」の違いと覚え方
「loyal」と発音がほぼ一緒で、綴りも似ている単語には「royal」がある。最大の違いは意味で、「国王の」や「王立の」、「高貴な」などの意味を持つ。loyalが「法」、royalが「王」をそれぞれ語源に持っていることに注目する覚え方であれば、関連語句もセットで把握することが可能である。「loyal」の活用変化一覧
loyalは形容詞であるため、比較級と最上級で活用変化する。とは言え、「loyal」そのものが語形変化を起こすことはなく、比較級の場合は「more」、最上級の場合は「most」を付与する形でそれぞれ表現する。即ち、比較級は「more loyal」、最上級は「most loyal」となる。「loyal」を含む英熟語・英語表現
「be loyal」とは
「be loyal」は、loyalの叙述的用法の表現であり、先述したようにもっぱら「be loyal to~.」という形で用いられている。「~に忠実である」「~に対して誠実である」という意味で、to以降には物事や人物を表す表現が入る。
「loyal」に関連する用語の解説
「loyal love」とは
「loyal love」は、「誠実な愛」を意味する熟語である。2002年に生まれたアメリカの競走馬の名前でもある。牝馬であり、血統を遡るとケンタッキーダービーを優勝したNorthern Dancerに行き着く。競走成績は2戦1勝で、引退後は繁殖牝馬として2頭の競走馬を産んだ。
「royal」の語源とは
「royal」の語源は、ラテン語で「王」を意味する「rex」に、接尾辞「-alis」を加えた「regalis」(王の)という単語に由来している。同じく「rex」を由来とする英単語には、「rule」(規則、支配)や「reign」(統治、治世)などが存在する。
「loyal」の使い方・例文
「loyal」は、「John is Kevin's loyal friend.」(ジョンはケビンの忠実な友人である)のように、名詞を修飾して「忠実な~」という意味を持たせる。また、叙述的用法では「He is loyal to his country.」(彼は自分の国に忠を尽くす)のように、日本語訳すると「忠実である」「忠を尽くす」といったように、動詞のような訳し方をすることが可能である。loyal
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 17:19 UTC 版)
英語: loyal - (個人が国家などに対して)忠実な、誠実な。 人名ロイヤル・アンダーウッド - アメリカ合衆国の俳優。 ロイヤル・グリッグス - アメリカ合衆国の撮影監督。
※この「loyal」の解説は、「ロイヤル」の解説の一部です。
「loyal」を含む「ロイヤル」の記事については、「ロイヤル」の概要を参照ください。
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