oliver
「oliver」の意味・「oliver」とは
「oliver」は、英語圏の男性名である。古代ゲルマン語由来で、「エルフの戦士」または「オリーブの木」を意味するとされる。シェイクスピアの戯曲「十二夜」に登場するキャラクター、オリバー・ツイストの主人公など、文学作品にも頻繁に登場する名前である。「oliver」の発音・読み方
「oliver」の発音は、IPA表記では /ˈɒlɪvər/ となる。IPAのカタカナ読みでは「オリヴァー」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「オリバー」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、この読み方が一般的である。「oliver」の定義を英語で解説
"Oliver" is a male given name of Old German origin, meaning "elf warrior" or "olive tree". It is a common name in English-speaking countries and often appears in literature, such as in Shakespeare's play "Twelfth Night" and as the protagonist of "Oliver Twist".「oliver」の類語
「oliver」の類語としては、同じく男性名であり、同様の意味を持つ「Olivier」や「Oliviero」がある。これらはフランス語やイタリア語の「oliver」に相当する名前である。「oliver」に関連する用語・表現
「oliver」に関連する用語としては、「Oliver Twist」、「Oliver's Army」などがある。「Oliver Twist」はチャールズ・ディケンズの小説で、孤児のオリバーの生き抜く姿を描いた作品である。「Oliver's Army」はエルヴィス・コステロの楽曲で、歌詞に名前「Oliver」が登場する。「oliver」の例文
1. His name is Oliver.(彼の名前はオリバーだ。)2. Oliver is a common name in England.(オリバーはイギリスでよくある名前だ。)
3. Oliver Twist is a novel by Charles Dickens.(オリバー・ツイストはチャールズ・ディケンズの小説だ。)
4. The character in the play is named Oliver.(劇中のキャラクターの名前はオリバーだ。)
5. Olivier is the French equivalent of Oliver.(オリビエはフランス語でのオリバーの相当だ。)
6. Oliver's Army is a song by Elvis Costello.(オリバーの軍隊はエルヴィス・コステロの曲だ。)
7. Oliver is derived from the Old German for "elf warrior".(オリバーは古代ゲルマン語で「エルフの戦士」から派生している。)
8. The name Oliver is often used in literature.(名前のオリバーは文学でよく使われる。)
9. Oliver is pronounced /ˈɒlɪvər/ in English.(オリバーは英語で /ˈɒlɪvər/ と発音する。)
10. Oliviero is the Italian version of Oliver.(オリヴィエロはイタリア語でのオリバーだ。)
オリバー! (ミュージカル)
オリバー! | |
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作曲 | ライオネル・バート |
作詞 | ライオネル・バート |
脚本 | ライオネル・バート |
原作 | チャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』 |
上演 | |
受賞 | トニー賞最優秀オリジナル楽曲賞(1963年) |
ウェブサイト | http://oliverthemusical.com |
『オリバー!』(英: Oliver!)は、1960年にライオネル・バートが脚本、作詞作曲を手がけたイギリスのミュージカル。チャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』(1838年)が底本である。
プレミア上演は1960年にウィンブルドン劇場で幕を開け、ウェストエンドで記録破りのロングランを打ち、プロデューサーのデイビッド・メリックが1963年にニューヨークで初演を組み、ブロードウェイで好評を得る。ロンドンの再演は1977年–1980年、1994年–1998年、2008年–2011年と厚みを増し、引越し公演でイギリス国内各地をめぐった(2011年–2013年)。キャロル・リード監督による1968年の映画『オリバー!』は大きな成功に恵まれ、アカデミー賞作品賞を授かる。
イギリスの学校演劇では数千回、数万回も演じられ、最もよく上演されるミュージカル演目のひとつである[1]。1963年にライオネル・バートにトニー賞オリジナル作曲賞が贈られ、多くの曲が世間に親しまれてきた[2]。またミュージカル作品でイギリスの 記念切手に採用された8作のひとつであり、2011年2月に発行された[3]。
概要
1960年6月30日にウェストエンドのニュー劇場(現:ノエル・カワード劇場)で初演以来、2618回を数えるロングラン公演となった(2013年時点[4])。
1963年1月6日にブロードウェイで公演がスタート[4]、同年のトニー賞に於いて最優秀オリジナル楽曲賞を始め3部門を受賞した[5]。
日本公演
劇団四季
劇団四季が1980年に浅利慶太演出、梶賀千鶴子訳詞により日生劇場において日本初演を行なっている。
オリバー・ツイスト | 広瀬正勝 |
フェイギン | 松宮五郎 |
ドジャー | 飯野おさみ |
ビル・サイクス | 川原洋一郎 |
ナンシー | 木村不時子 |
ベット | 山下智美 |
バンブル氏 | 井関一・青山明 |
コーネイ夫人 | 西島美子 |
ブラウンロウ氏 | 松本幸生 |
サワベリー氏・グリムウィッグ先生 | 青山明・坂下廣記 |
サワベリー夫人 | 飯田美玲 |
シャーロット | 和田晴恵 |
ノア・クレイボール・チャーリー | 野垣真実生 |
ベットウィン夫人 | 神野京子 |
東宝
1990年には東宝芸能制作、JR東日本協賛により帝国劇場で、ジェフ・フェリス演出、ノブコ・アルベリー翻訳、佐藤勉・宮崎紀夫製作、英国大使館後援による公演が行われた。
オリバー | 黒田勇樹 |
フェイギン | 津嘉山正種 |
ドジャー | 土部歩(現:はにべあゆみ) |
ナンシー | 前田美波里 |
サワベリー | 三上直也 |
サワベリー夫人 | 荒井洸子 |
コーニイ夫人 | 森公美子 |
ハンブル氏 | 友竹正則 |
ビル・サイクス | 安岡力也 |
ベトウィン夫人 | 高林由紀子 |
グリムウィッグ先生 | 渡辺晃三 |
盲人 | 木島新一 |
老婆サリィ | 山田三恵 |
女 | 崎田美也 |
ブラウンロウ氏 | 滝田裕介 |
JOY Kids' Theater
教育プログラムとしてミュージカルを扱う団体のJOY Kids' Theaterにより、2012年3月に座・高円寺、2013年2月に渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールにて上演[8][9][10]。出演者は、こどもたちが主体。
翻訳・演出は谷賢一、歌唱指導は港幸樹が担当した。
ホリプロ
2021年10月から、ホリプロ主催による日本版公演を実施。上演劇場は、東急シアターオーブ(〈プレビュー公演 9月30日 - 10月6日〉10月7日 - 11月7日)、梅田芸術劇場メインホール(12月4日 - 14日)。
フェイギン | 市村正親/武田真治(Wキャスト) |
ナンシー | 濱田めぐみ/ソニン(Wキャスト) |
ビル・サイクス | spi/原慎一郎(Wキャスト) |
オリバー・ツイスト | エバンズ隼仁/越永健太郎/小林佑玖/高畑遼大(クワトロキャスト) |
アートフル・ドジャー | 大矢 臣/川口 調/酒井禅功/本田伊織(クワトロキャスト) |
ミスター・バンブル | コング桑田/小浦一優(芋洗坂係長)(Wキャスト) |
ミセス・コー二― | 浦嶋りんこ/鈴木ほのか(Wキャスト) |
ミスター・サワベリー/ミスター・グリムウィグ | 鈴木壮麻/KENTARO(Wキャスト) |
ミセス・サワベリー/ミセス・ベドウィン | 北村岳子/伊東えり(Wキャスト) |
ミスター・ブランロウ | 小野寺昭/目黒祐樹(Wキャスト) |
ベット | 植村理乃 |
ノア・クレイポール | 斎藤准一郎 |
シャーロット | 北川理恵 |
サリー婆さん | 河合篤子 |
ローズセラー | 青山郁代 |
ミルクメイド | 元榮菜摘 |
ストロベリーセラー | 飯田恵理香 |
ナイフグラインダ― | 森山大輔 |
チャーリー・ベイツ | 中村海琉/日暮誠志朗 |
ディッパー | 河井慈杏/福田学人 |
ハンドウォーカー | 山口俊乃介/山下光琉 |
スネイク | 市村優汰/河内奏人 |
キング | 入内島悠平/花井 凛 |
キャプテン | 佐野航太郎/髙橋唯人 |
スティッチム | 杉本大樹/瀧澤拓未 |
スパイダー | 高田夏都/田中琉己 |
キッパー | 田中誠人/平澤朔太朗 |
ニッパー | 髙橋維束 |
映画化
1968年の映画化にあたって、脚本家ヴァーノン・ハリス(英語)、監督にキャロル・リードを迎えて制作する。フェイギン役は舞台からロン・ムーディーを起用し、ジャック・ワイルド、シャニ・ウォリス(英語)、オリヴァー・リード、マーク・レスター、Harry Secombe、Leonard Rossiterを配した。1968年の劇場版映画はアカデミー賞作品賞を含む6部門で賞を受け、ムーディー、ワイルドに各賞ノミネートをもたらした。アメリカのテレビ放映は1975年、ABCテレビが手がけた。ケーブルテレビでは1982年(アメリカ国内)以来、しばしば放送している。
この映画作品のリメイクは2013年3月1日付で発表され、当初計画では2016年上映の予定であった。ミュージカルの映画化を手掛けたキャメロン・マッキントッシュを製作に据え、出演交渉中として名前の上がった俳優は2011年-2013年のイギリスツアーでナンシーを務めた『レ・ミゼラブル』女優サマンサ・バークスに同役を、また監督はスティーブン・ダルドリーに委嘱すると発表があった[12]。
録音
この作品の音楽の録音作品はたびたび発行されている。1960年ロンドン初演と1963年ニューヨーク初演の上演キャストによる録音(CD版)、1968年公開の映画版、またロンドン再演は1994年と2009年のどちらも録音があり、後者は公演初日に生で録音された。
劇場録音に加えてスタジオ収録盤もあり、舞台のキャストからスタンリー・ホロウェイとアルマ・コーガンのペア、別作品ではジョセフィン・バーストウ(英語)とジュリアン・フォーサイス Julian Forsyth が組んだ[13]。フォーサイス出演の新録音では、バーストウに代わりサリー・アン・トリプレット(英語)が配役された。
原作の所有権
原作者のライオネル・バートは発表後、経済的に追い詰められた時期があり、すでに発表した『オリバー!』原作の著作権ならびに派生する将来の権利をまとめて演劇人マックス・バイグレーブス(英語)に350ポンド で売り渡した。バイグレーブスはその後、25万ポンドで手放している[14]。
脚注
注釈
出典
- ^ “West End rules force 'Oliver' off school stage [ウェストエンドの規則がオリバーを学校の講堂から締め出す”] (英語). インデペンデント 2019年7月29日閲覧。
- ^ “Oliver!: The real story of Britain's greatest musical [オリバー! イギリス最高のミュージカルのリアルなストーリー”] (英語). インデペンデント. (2017年3月17日)
- ^ “Royal Mail musicals stamps set to rock you! [ロイヤルメールの記念切手でロックユー!”] (英語). Royal Mail group 2019年4月27日閲覧。
- ^ a b “Oliver! - Lionel Bart” (英語). The Guide to Musical Theatre. 2013年12月29日閲覧。
- ^ “Search Past Tony Award Winners and Nominees” (英語). TonyAwards.com. 2013年12月29日閲覧。
- ^ 『オリバー!パンフレット』劇団四季、1980年。
- ^ 『ミュージカルオリバー!パンフレット』東宝株式会社、1990年。
- ^ “こどもだけで創るブロードウェイ・ミュージカル『Oliver!』 こども出演者募集開始!”. valuepress. 2024年3月2日閲覧。
- ^ “13/02/08 ミュージカル「オリバー」ゲネレポ@渋谷大和田伝承ホール”. おけぴ管理人の感激観劇レポ. 2024年3月2日閲覧。
- ^ “団体概要”. JOY Kids' Theater. 2024年3月2日閲覧。
- ^ “ミュージカル『オリバー!』”. 【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約. 2021年7月1日閲覧。
- ^ “Will Les Miz Film Star Samantha Barks Make Her Broadway Debut in Oliver? | Broadway Buzz” (英語). Broadway.com (2013年3月1日). 2013年5月26日閲覧。
- ^ 『Oliver!』(ジョン・オウエン・エドワーズ指揮)JAYレコード
- ^ “Max Bygraves – Obituaries [訃報:マックス・バイグレーブス]” (英語). The Stage. 2013年5月26日閲覧。
関連項目
- 『奇跡のシンフォニー』(オーガスト・ラッシュ)
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)
- オリバー! - インターネット・ブロードウェイ・データベース(英語)
- Oliver! あらすじと制作情報(英語) guidetomusicaltheatre ミュージカル劇場情報
- ロイヤル・ドルリー・レーン劇場(英語) ロンドンの劇場 Theatre Royal, Drury Lane
- justjohn productions(英語) 『オリバー!』を2009年演劇祭エディンバラ・フェスティバル・フリンジへ出展
- National Arts Centre 研究ガイド(英語) カナダ国立芸術センター National Arts Centre
オリヴァー
オリヴァー(Oliver)は、英語圏・ドイツ語圏の男性の名前・姓。慣用的にはオリバーとも表記する。フランス語ではオリヴィエ(Olivier, Ollivier)となる。
個人名
英語圏の人物
- オリヴァー・ウォルコット (独立宣言署名者) - アメリカの政治家。アメリカ独立宣言の署名者の1人。
- オリヴァー・ウォルコット・ジュニア - アメリカの政治家。ウォルコットの息子。
- オリバー・キャンベル - アメリカのテニス選手。
- オリヴァー・ゴールドスミス - アイルランドの作家。
- オリヴァー・サックス - アメリカの神経学者。
- オリヴァー・ストーン - アメリカの映画監督、プロデューサー、脚本家。
- オリバー・セルフリッジ - イングランド生まれの人工知能研究者。
- オリヴァー・ナッセン - イギリスの作曲家、指揮者。
- オリバー・ノース - アメリカの元海兵隊中佐、政治評論家。
- オリヴァー・プラット - カナダの俳優。
- オリヴァー・ページ - アメリカの俳優、声優。
- オリヴァー・ヘヴィサイド - イギリスの電気技師、物理学者、数学者。
- オリヴァー・ハザード・ペリー - アメリカ海軍の士官。米英戦争に従軍。
- オリバー・ペレス - メキシコの野球投手。
- オリバー・ウェンデル・ホームズ・シニア - アメリカの作家、医学者。
- オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニア - アメリカの最高裁判所判事。
- オリヴァー・リード - イギリスの俳優。
- オリバー・ロッジ - イギリスの物理学者、著述家。
ドイツ語圏の人物
- オリバー・カーン - ドイツのサッカー選手。
- オリバー・ノイビル - スイスのサッカー選手。
- オリバー・ビアホフ - ドイツのサッカー選手。
- オリヴァー・ヒルシュビーゲル - ドイツの映画監督。
- オリバー・ブーツ - ドイツの俳優。
- オリバー・M・ボルツァー - ドイツの編集者、経営コンサルタント。
姓
- アル・オリバー - アメリカの野球選手。
- キング・オリヴァー - アメリカのミュージシャン。
- ジェイミー・オリヴァー - イギリスの料理人。
- ジャッキー・オリバー - イギリスのレーシングドライバー、F1チームオーナー。
- ダミアン・オリヴァー - オーストラリアの騎手。
- トニー・オリバー - アメリカの声優、脚本家、プロデューサー。
- チャド・オリヴァー - アメリカのSF作家、人類学者。
- レヴィーロ・P・オリヴァー - アメリカの古典文献学者、極右活動家。
- ロン・オリヴァー - イギリスの写真家。
架空の人物・キャラクター
- オリヴァー・マイ - 『機動戦士ガンダム MS IGLOO』の登場人物。
- オリバー - 人形劇『きかんしゃトーマス』および、原作『機関車オリバー』の登場キャラクター。機関車はきかんしゃトーマス・汽車のえほんの登場キャラクター#蒸気機関車、重機はきかんしゃトーマス・汽車のえほんの自動車キャラクター#ソドー建設会社の重機を参照。
- Oliver - PowerFXがVOCALOID3向けに発売したVOCALOIDの一種。
人名以外
- オリバー (家具) - 愛知県の家具メーカー。
- オリバーソース - 神戸市にあるソースなどの食品・調味料メーカー。
- オリバー君 - 1970年代に一世を風靡したチンパンジー。
- チャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』を原作とした作品。
- オリバー! (ミュージカル) - イギリスのミュージカル。
- オリバー! (映画) - 上記ミュージカルを原作としたイギリス映画。
- オリバー ニューヨーク子猫ものがたり - 上記小説を原作としたディズニーのアニメ映画。
由来が異なるもの
- オリバ (ポーランド) - ポーランド、グダニスクの地区。
関連項目
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