1日たった3分でバテない身体に!?ズボラさんにオススメしたい登山に役立つお手軽トレーニング(2ページ目)
2023/06/06 更新
1MINUTE|腹横筋を鍛える「プランク」
腕と足のつま先だけで身体を支えることで、体幹部を中心に鍛えられます。正しい姿勢で行わないと効果がないため、画像とともに注意点をみていきましょう。

肘の角度が90°になるように、腕を床につける

腕とつま先だけで身体を支える
・肘の角度が90°になるように、腕を床につける
・腕とつま先で身体を支え、頭からつま先まで一直線になるように姿勢をキープ
とくに鍛えたいお腹周りを意識して行いましょう。また呼吸は止めないように、酸素を取り入れながらするのもポイントです。
ただ、実際にやってみると意外にハード!腹筋のあたりがブルブルと震え出して、筆者も最初は20秒程でリタイアしました。
慣れないうちは膝をついてもOKです。30〜40秒を1セットとして、2セット。キツければ、ムリのない秒数からはじめましょう。
2MINUTE|内転筋を鍛える「スクワット」

足を肩幅に開いて、膝が爪先より前に出ないように腰を落とす

背中が丸まらないように頭から腰まで一直線を意識

膝の角度が90°になるまで腰を落とし、そこで10秒キープ
続いて脚力を鍛えるトレーニング「スクワット」。
・足を肩幅に開いて、膝が爪先より前に出ないように腰を落とす
・背中が丸まらないように頭から腰まで一直線を意識
・膝の角度が90°になるまで腰を落とし、そこで10秒キープ
このスクワットを1分間続けましょう。
膝の角度が90°になるまで腰が落とせなければ、60°〜70°くらいでもOK。膝が爪先より前に出て前傾姿勢にならないよう意識しましょう。慣れてきたら、15回を1セットとして3セット行うとより効果的です。
3MINUTE|呼吸筋を整える「ストレッチ」
最後に実践してもらったのは、呼吸筋を整えるストレッチ。
・背中(肩甲骨の下あたり)にゴムボールなどを入れる
・床に仰向けに寝転がって、腕を真上にして身体をそらす
この姿勢を1分間キープするだけです。両手で「バイバイ」をするように、腕を時おり動かすと肩甲骨の動きがよくなるため、より効果的です。
ゴムボールは、空気を入れて膨らますタイプがオススメ。首の角度がキツくならない大きさに調整しましょう。100円ショップなどで気軽に手に入りますよ。
日常生活にもトレーニングをプラス!快適な登山を楽しもう
今回ご紹介したトレーニング以外にも
・電車で吊り革に掴まらずに、バランスをとる
・買い物もザックを背負って歩いて出かけ、買ったものをザックに入れて帰る
・平坦な場所でなく、坂道や階段を選んで歩く
など日常生活のなかで、「登山に近いシチュエーション」を取り入れるのも効果的です。
▼日常生活でできるこっそりトレーニングはこちらをチェック
自分のペースで少しずつメニューを増やしていこう
今回は1日3分で実践できる3種類のトレーニングをご紹介しました。
身体が慣れてきたら、回数を増やしたり、ザックを背負って負荷をかけたりと徐々にトレーニング量を増やしていくといいでしょう。
ただ何よりも大切なのが「毎日」「継続して」行うこと。
ムリなくトレーニングを続けることで、登山にもゆとりが出てきます。身体の痛みや疲れを気にせずに、登山本来の醍醐味である絶景や達成感を満喫してくださいね。