
登山初心者に知ってほしい!登山の服装の基本と標高別おすすめスタイル
登山の服装はレイヤリング(重ね着)が大事。とは言うものの、初心者だと「何を」「どう重ねる」のがいいのかわかりませんよね?
今回は重ね着に必要な3つのウェアを基本に、標高や季節に応じたレイヤリング術を解説します。
そのほかにも経験者がおすすめする「あってよかった!」の+αウェアも紹介。これを読めば登山のウェア選びの基本をしっかり押さえられますよ!
2024/04/15 更新
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目次

登山の服装はとても重要!

登山の服装って、初心者は迷いますよね。
山では、急な天候悪化はよくあること。予報と違い雨風にさらされることもあるため、服装選びはとても大切です。
今回は、基本的な登山スタイルと、経験者がすすめる”あると便利な登山ウエア”をご紹介します。
登山の服装は素材も大きなポイント!

登山初心者は、初めからウエアをすべてをそろえる必要はありませんが、家にあるものを着るにしても、素材には気を配りましょう。
ジャージなどポリエステルやナイロン製のスポーツウエアは、速乾性に優れているので山でも使えます。綿素材は、濡れると乾きにくいので、汗冷えを起こし、低体温症や体力を奪う原因にもなるので控えましょう。
汗冷えとは?
汗をかいて体が濡れ、蒸発するときに体温を奪うことが汗冷えです。体が濡れている状態で、風が吹くと、さらに体温が奪われるため、夏でも低体温症のリスクがあります。
このことから、汗をすばやく吸って発散させ肌をドライに保つアンダーウエアはとても大切です。
登山の基本スタイルはレイヤリング(重ね着)!

登山は、標高や地形により、気象条件が変わっていくため、ウエアの調整が必要です。また、歩いてるときは暑くても、休憩する時は体が冷えるため、こまめに脱ぎ着できることがポイントです。
このようなことから、登山の服装は、レイヤリング(重ね着)が基本とされていて、主に、「アンダー」、「ミドル」、「アウター」の3レイヤーが一般的です。
基本は3レイヤー
アンダーウエア

直に肌に触れる吸汗速乾性のウエア。春・夏は半袖Tシャツ、秋・冬は長袖Tシャツ。登山用のアンダーウエア(ベースレイヤー)は、すばやく汗を吸って発散させ、肌をドライに保つ工夫がされていて、不快な汗冷えを防いでくれます。
最近では、チクチクを押さえ汗冷えを感じにくいメリノウール素材のアンダーウエアもあります。
ミドル(中間着)

アンダーウエアの上に着る保温が目的の服です。軽くて暖かく、濡れてもすぐに乾くフリースが最も多く使われています。
春・秋の登山では、半袖のTシャツの上に山シャツを着たり、冬の低山では、長袖の上にフリースを着たりします。
アウター

雨風をシャットアウトする完全防水&透湿性のあるウエアです。防風性もあるので、風の強い稜線上で羽織ったりもします。
登山パンツ

登山パンツの特徴は、速乾性や撥水性、ストレッチ性に優れていることです。足を大きく上げ下げする登山では、その妨げにならない事がポイントで、ヒザに立体裁断が施されたりします。