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たくさんの山岳小説

山岳小説の一度は読みたい傑作とおすすめ15選

山岳小説を、国内作家と海外作家別でご紹介!クライマーや登山家本人が執筆したものや、伝記、小説、言わずと知れた名作など、一度は読みたい山岳小説が勢ぞろい!

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目次

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山岳小説とは

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山の雄大さや登山の魅力はもちろん、ときには自然の恐ろしさを感じることができる山岳小説。登山未経験の方でも楽しめる名作がたくさんあります。

今回は、数ある山岳小説の中でも特におすすめしたい作品を「一度は読んでおきたい傑作」、「国内作家」、「海外作家」の順に紹介します。

一度は読みたい“傑作”5選

『孤高の人』

昭和初期に実在した加藤文太郎をモデルにした山岳小説。日本アルプスを風のように速い足取りで単独踏破していった加藤文太郎。なぜ単独行の加藤文太郎と言われるようになったのか、彼の山に対する強い意志に心打たれる長編小説。

『神々の山嶺』

エベレスト初登頂はジョージ・マロリーだったのか、マロリーのカメラを追う中で深町誠が出会った羽生丈二。彼はまだ誰も成し遂げていない「エベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂」に挑もうとしていた。果たして登頂には成功したのか、そしてカメラのフィルムは見つかるのか。

『黒部の山賊』

北アルプスの奥地、黒部源流を切り開き山小屋の経営をしていた伊藤正一による、様々な山の話題が盛り込まれた本。貴重な写真も数多く盛り込まれています。以前は山小屋でのみ購入可能でしたが、山と溪谷社から刊行されました。

『青春を山に賭けて』

まだ無名だった植村直己が無一文で日本を出て現地で働きながら山を目指し、五大陸最高峰に初登頂、アマゾン筏下りまでを書いた青春冒険記。パワーに満ちた夢への思いにわくわくさせられる一冊。

『北壁の死闘』

アイガー北壁の<神々のトラバース>を登攀中に見つけた奇妙な遺体から始まる山岳冒険小説。登攀シーンは目が離せないほどのリアリティー。人間や山の魅力にあふれたこの本は、山登りをしない人にもおすすめしたい一冊。

国内おすすめ山岳小説5選

『春を背負って』

奥秩父の山小屋を舞台にした連作短篇集。山小屋に来る人との心の振れ合いを丁寧に書いてあり、自然の中で癒される物語。読んだ後、山小屋に行きたくなってしまいます。2014年に映画化されている。

『残された山靴』

植村直己、長谷川恒男、難波康子など8人の日本人登山家がヒマラヤやアラスカ難峰に挑む姿と、その最後を描いたノンフィクションの山岳小説。志なかばで逝った佐瀬稔さんの遺稿集でもあります。

『劒岳〈点の記〉』

明治時代、まだ未踏峰であった剱岳に測量のため登頂するよう命令が下る。それは日本地図で空白だった場所を埋めるための重要な任務だった。厳しい自然の中で測量を続ける測量官や登頂を争っていた日本山岳会の男たちの物語。

『灰色の北壁』

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられたカスール・ベーラという山がある。その北壁で単独登頂を成功させた証拠の写真が合成ではないかという疑惑が投じられる。その真実とは。感動の山岳ミステリー小説。

『凍』

山野井泰史・妙子夫婦がヒマラヤのギャチュンカン北壁登攀に挑むノンフィクション小説。雪崩にあい氷壁で宙吊りになる主人公。生きて帰るためにはどうすればいいのか、臨場感があり目が離せない山岳小説。

海外おすすめ山岳小説5選

『バーティカル・リミット』

ロッククライミング中の事故で兄ピーターは自分と妹を救うために父親の命綱を切断した。苦悩からピーターは写真家となるが、登山家となり標高8,000mのクレバスに閉じ込められている妹を救うため再び山へ向かう。

『脱出山脈』

厳寒のアフガニスタン山岳地帯で捕虜護送任務の米軍ヘリが撃墜された。百年に一度のブリザードが荒れ狂い敵が迫るなか、高齢の捕虜と通訳の女性軍曹と共に脱出を図る冒険山岳小説。

『遥かなる未踏峰』

「そこに山があるから、登るのだ」という名言を残した伝説の登山家、ジョージ・マロリーを描いた山岳小説。果たして彼はエベレストの頂に立つことができたのか。

『ジャラナスの顔』

見る者の心次第でその顔が変化して見えるというジャラナスの側壁。それを爆発させ、核研究施設を破壊する命を受けた6人の登山家。スキーや重荷を背負っての過酷な登攀や待ち受ける国境警備隊のなか、使命を全うすることができるのか。

『大クレバス』

優秀な山岳ガイドだったジアンはお嬢様のブリジットと恋に落ちる。山での生活に慣れないブリジットは山を降りてしまい、山に1人で向かったジアンはクレバスに落ちてしまう。大クレバスに落ちてからラストまで読み応えのある山岳小説。

自分では出来ない経験を、読書で疑似体験!

山岳小説
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山岳小説では、自分では成しえない体験を読書によって得られたり、昔の登山家に思いを馳せたり、山の歴史を知ることもできます。山に登る人もそうでない人も、ぜひ山岳小説を手に取ってみてください。

山岳小説を楽しもう!