国交省所管の財団法人「公共用地補償機構」がほぼ丸抱えの職員旅行をしていた問題で、「過剰出費」が何に使われたかが話題になっている。一人当たり1泊8~9万円はどうしても解せない。財団側は言葉を濁すが、夕刊紙は元職員の証言として、コンパニオン代などに使っていたと報じた。冬柴国交相も驚いたほどのムダ使い。その背景には、公共事業削減で道路特定財源が余っていることがあるようだ。 普通なら1泊3万円が8~9万円 「やってみたいですね。それは大名旅行じゃないですか」 テレビ朝日系で2008年3月7日朝放送されたニュース番組の中で、ある旅行会社社長がこう驚いて見せた。それは、公共用地補償機構が毎年1回行っていた職員旅行のことだ。1泊2日で宮城の松島や愛知万博などを訪れていたというが、1人当たりの出費が8~9万円。この社長は、「普通は、1泊3万円ぐらいかな。5万円の予算があったら、かなりいい旅ができますね」と
