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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (104)

  • ブラック上司が身をもって教えてくれた「時間を生み出す方法」が魔法レベルで役に立っているので全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    「責任を取るためにお前たち部下がいるんだろう?」「俺はチャンスをピンチに変える男だ…」「腹を切って話合おうや…」「価格は安いぶん内容もそれなりのロストパフォーマンスに優れた商品です」「刺身が生なんだが」「女房の配偶者が死んだ…」数々の暴言とハラスメントで僕を休職に追い込んだブチョーが孤独死してから早4年。認めたくないが、もう、この世にはいないクソ上司ブチョーから教えられたことが今の僕を救ってくれている。 管理職になってから新規面談をする機会が増えた。そのすべてが商売に繋がっているのならいいのだが、残念ながら、実際には商売にならない無駄な面談も多い。もっとも困るのが時間の価値がわかっていない人との面談。時間は一番貴重な資源である。だが、世の中には「ちょっとだけ時間をもらえますか」つってどういう内容の話になるのか説明もせずに他人様の時間をかすめ取ろうとする人間が結構いる。来、そういった時間の

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  • 元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed

    町導入の中学校給「まずい」べ残す生徒続々 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 神奈川県大磯町の中学校給のマズさと異常な残率と異物混入件数がニュースになっているのを聞いてとても悲しい気分になった。なぜなら僕が長年品業界に勤めており、一時期数年間ほどだが給の営業を担当していたことがあるからだ。ましてや神奈川湘南西湘エリアは僕の地元。そのエリアで展開しているほとんどの給会社は(完璧ではないものの)全体的には良くやっているのを知っている。なので、一部の業者のテキトーな仕事のせいで、学校給はマズイ、委託最悪、デリバリーは不衛生みたいな風評が蔓延するのはちょっと我慢ならないというかいただけない。そんな義憤と、台風で外出できない状況から、なぜ大磯町の学校給がマズくなったのか考察してみたい。先ず、契約について。公立の学校給は通常、公募プロポーザル入札で決定される。大

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  • 会社員生活20年の僕が新入社員教育セミナーを受けてみた。 - Everything you've ever Dreamed

    サラリーマン生活20年目になる僕だが、先日、新入社員向けのセミナーを受けてきた。教育訓練の必要性を感じた上層部が申し込みをした当該セミナーだが、悲しいかな、今年度、我が社に新卒はいなかったからだ。カネの無駄使いがボスに露見するのを怖れた上層部から「事業拡大のためにセミナー商法を盗め」と無茶な命令が下され、僕が受けることになったのである。一応、今年から僕の下で働いて頂いている部下に勧めてみたが「課長…年休も付与されていない私に所定労働時間外研修を受けさせるのですか…」とにべもなく断られた。 当日、会場の席に置かれていたテキストに記された「企業KAIZENコンサルタント」「1秒で相手の印象に残る超画期的名刺交換法ロールプレイ」の文字で増すばかりの不安。 開始時刻。勢いよく会場に入ってきた講師は僕よりも年下。男。デキる感じのする派手なシャツとネクタイ。快活なイメージしか与えないであろう短髪とよく

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  • アダルト業界出身の人が人生経験豊富な感じで物事を語るのがマジでイミフ - Everything you've ever Dreamed

    有名人でも有名だと錯覚している人でも知人でもそうなんだけど、なぜ、風俗やアダルト業界を経た人は人生の全てを知ってるような、経験豊富な感じで物事を語るのか意味がわからないでいる。僕が「別にそのギョーカイ経てなくても…」と言い返したりすると「職業差別だ!」「職業に貴賎なし!」と火がついたように激怒するから厄介で無敵。被差別の立場から差別してないかいそれ。 アダルトな世界にいる私はスペシャルなんだ!裏の世界を知っているんだ!人間の質を垣間見てきたんだ!そういう意識がそのような言動をとらせるのだろう。家田荘子的な何かだ。実のところ特別だと思っているのは当人だけだったりするのだけど、刺激的でスゲーことを言ってる人に対して日人は総じて優しいので、その特別な感じは折れることなくスクスク育つのだ。ちなみに僕に一般人が知らない世界、知らないでいい世界を教えてくれた家田荘子先生は知らないうちになぜか仏門に

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  • ヒモになりたいと言ってみたら妻が。 - Everything you've ever Dreamed

    私はヒモになりたい。雨にも負けず、風邪にも負けず、皆にデクノボーと呼ばれ、褒められもせず、会社で働いてきた。毎日ヘロヘロ。一方、専業主婦のは家事をこなしてくれているものの、仕事をやめてから毎日ルンルンで毎日若返っているみたいだ。もう無理だ。君が働いてくれ。僕はヒモになる。攻守交替を宣言するとは「ノーサイド」と話を打ち切った。僕は、に出ていかれ寒い部屋に取り残された年老いた自分の姿を想像し、凍えそうなやもめ見つめ泣いていました。 働かなければならないのなら、せめて、生活に潤いを。ヒモになれないのなら、せめて、例の紐を。アニメ「ダンまち」で超話題、ヘスティア様の胸を押し上げる紐を、に試してもらいたい。胸を強調するとかそういうエロからではなく、胸の下、二の腕、背中を環状に結ぶ紐が見たいとピュアに思ったのだ。 「ひもで胸をもちあげてくれ」そんな生きるための僕の純粋な申し出を、決死の哀願を、

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  • ブルマーより愛をこめて - Everything you've ever Dreamed

    ブルマーが下着ではないと知った瞬間、僕は鉄腕アトムに欲情した己の過去を嘆いた。若さゆえの過ちというやつを認めるのはひどく難しい。それならば抹殺するしかない。アトムしかり、エイリアン1作目のシガニー・ウィーバーで抜いてしまったことしかり。そして、僕の知らないうちに我が国のブルマーは滅びていた。 こんなことなら二十数年前のあの春の日、桜の舞い散る校庭を駆け回る、キュートな女子テニス部ブルマーズから目を逸らさなければ良かった。下着を盗み見る罪悪感に打ち負けた精神の弱さが恨めしい。一瞬だけ直視したブルマー、それを当時再放送していたアトムに重ねていたあの頃の自分を殺したい。 「ブルマーは下着ではありませんよ」そう教えてくれたには感謝しかない。僕は幸せだ。真実を知ってから死ねるのだから。「ブルマーをはいてくれ。下着でないことを確認するために」にそう言いたかった。あるいは強権的にブルマーを履けと命じ

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  • カープ黒田投手のように転職活動してみた。 - Everything you've ever Dreamed

    もう限界、仕事のストレスで頭痛、目まい、不眠が酷く、救いを求めるようにウン万社登録の大手転職サイトに希望・条件を入力し検索したが該当求人はゼロ。そんな絶望的な状況から転職活動をしようと思ったのは、今期広島東洋カープに復帰した黒田投手に勇気づけられたからだ。大金を蹴ってでも己の信じる道を行く。ファンへの感謝を忘れない男気。それに比べて僕は何だ。能力がないうえ若くもない量産型サラリーマン(41才)の分際で、抜け抜けと転職サイトに今の月給の3倍もの額を入力して検索している。なんて恥知らずなのだろう。 カープ黒田の生き様は、五百円玉貯金と通帳記入だけが生きがいの僕にとって衝撃的ですらあった。自分の信じる道を行くこと、それは金の問題じゃないのだと教えられた。野球に詳しくないも「大金を捨ててまで自分の生き様を貫くって、キミのように口先では言えても実際的にはなかなか出来ることではありません」と感心しき

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  • ツイッターに死んだはずの上司がいた。 - Everything you've ever Dreamed

    死んだはずの上司が生きている。この恐ろしい情報がもたらされてから、体の震えが止まらない。奴だ。奴が来たんだ。素早い動きで部下を串刺しし、漆黒の闇の中、スローモーションで立ち上がり不敵な笑みを浮かべる上司=部長の姿が僕の脳裏に蘇る。 「ゲロからクソを生み出すのが営業の仕事だ…」「女房の配偶者が死んだ…」「御社の社員にはブラックの血が流れてますなー」といっては同僚や得意先を混乱に陥れてきた営業部部長が無縁仏になって早一年。僕個人としても、十年もの長きに渡ってお世話してやったのに、怨みを晴らす機会が得られなかったのは痛恨の極みだ。今、僕に出来ることといえば、部長の小汚い骨壷に落書きすることぐらい。 死者に鞭を打つとは人でなしめ!と罵られるかもしれない。けれど、死人に口無し。部長は僕に過度の緊張を与えて僕を不能にし、ストレスを与えることで僕の精子量を激減させ、結果、僕は子供を持つというバブーな未来

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  • 仕事中のタバコ休憩が原因で社長に激しく叱られた。 - Everything you've ever Dreamed

    美女が吐き出す煙草の煙を吸い込むのが好きだ。インターネットでアイドルの喫煙の噂を調べるのが好きだ。そして僕自身、十年前までタバコを吸っていたので、喫煙者についての理解も一応ある。そんな僕からみても同僚たちの勤務時間内のタバコ休憩は目にあまるものがある。僕以外の営業部員全員、2月からやってきた新人クンたちまでもが、1時間に1度の頻度でビルの地下1階にある喫煙所に行っては15分は戻ってこない。 同僚たちが席を立っているあいだ、彼らの業務は上役である課長の僕がフォロー。すみません席を外しておりまして、あいにく別の電話に出ておりまして、すみません、あいにく、すんまそん、ソーリー、つってトイレにも行けずに電話の応対に追われるのが課長つまり僕。平成27年3月23日の午前中、ノリノリな感じで休憩から戻ってきた新人クンに「A社のBさんが大至急電話が欲しいって」と伝えると「何ですぐに教えてくれないんすか!」

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  • 超優秀な部下が会社を革命しはじめた。 - Everything you've ever Dreamed

    「チャンスをピンチに変えた数で男の価値は決まる」そう仰っていた部長(故人/無縁仏)なら今の営業部を何と評するだろう。チャンスだろうか。ピンチだろうか。 研修を終え今月から配属された超優秀な部下のおかげで革命的に仕事が捗っている。仕事は数字だ。新しい風が吹き、新規開拓数(訪問件数/テレアポ数)はここ10年の月次で最高値を記録、人手不足で滞りがちだった事務処理も円滑にこなされている。他部署からの我が営業部に対する見方や陰口も、かつては、お荷物、壊し屋、営業インポと厳しいものが多かったが、オマケ、役立たず、害虫と、いくぶん柔らかいものになってきたようだ。 気持ちよく仕事が出来ているのが大きい。恥ずかしながら有史上、我が営業部においてまともな人間関係が形成されたことはない。日語がわかっているのか疑わしい上司。己がわかっていない自称必要悪な部下。彼らが巻き起こす数々のテロ行為。そんな彼らとの忌まわ

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  • 若年者の早期離職を食い止めるワンダーな方法が見つかった! - Everything you've ever Dreamed

    若者の早期離職が問題になっている。入社3年以内の退職が3割を超えるとか。そんな世間一般レベルほど酷くはないが、僕の勤める会社も、一時期、二十代前半の若手社員の1年以内の離職率が8割を超えていて、大変に苦労した。 けれども社長以下全従業員が一丸となってこの問題に取り組んだ結果、現在、弊社ではこの問題は公式には存在しないことになっている。早期離職は会社にとっても離職者にとっても大変不幸なことだ。今日は特別に、早期離職問題を解決した弊社の取り組みを公開する。参考にして負の連鎖を断ち切ってもらいたい。 1.退職金廃止/「退職金を無くせば必死に働くしかなくなるだろう」とワンダーな考えに至った上層部。結果、退職金ストッパーがなくなり早期離職だけでなく全社的に離職が加速。 2.社員旅行の復活/早期離職者が絶えないのは会社への帰属意識が足りないから。そう考えた上層部が10年ぶりに社員旅行を復活。旅費は全額

    若年者の早期離職を食い止めるワンダーな方法が見つかった! - Everything you've ever Dreamed
  • デキる部下がやってきた。 - Everything you've ever Dreamed

    部下なし課長の自由を満喫していた僕のもとに、研修を終えた新人がやってきた。思わず、昔、上司に言われた言葉を思い出してしまう。「部下を持つことは、お前にとって間違いなく勉強になる」 研修を終えた新人君に、とりあえず仕事を任せようと思い、契約書覚書の作成を頼んだ。テンプレがあるので、丁寧に取り組めば初めてでも出来る仕事。僕は、余裕を持って「2日でやってくれ」と言ったものの、待てども、待てども、課長終わりましたの報告がない。しびれを切らして進捗を確認すると「自分のキャリアにとってこの仕事がどういう意味を持つのか考えていました」とか言って結局何もやっていない。「もしかして忘れてた?期限2日って言わなかったっけ?」「起算の指定がなかったので」キサン?なにそれまさかおまえバカなと震えている僕に彼は「仕事を任せるときは締切と起算日を指定した上で目的と意義を伝えていただかないと困ります」と宇宙語を続けた。

    デキる部下がやってきた。 - Everything you've ever Dreamed
  • 食品業界の異物混入事故への対応について - Everything you've ever Dreamed

    マクドナルド。ペヤング。最近、品業界における異物混入事故が絶えない。品業界に10年以上携わってる僕からみれば対応が間違っているとしか思えない事案ばかりだ。そこで今日は、半世紀ほど品業界を生き残ってきた弊社が、どのようにして異物混入と戦ってきたかを、とあるカリスマ営業部長(故人)である上司の言葉を通じて教授したい。このエントリーをマクドナルドのサラ・カサノバ氏に捧げます…。 上司べる前に見つかって良かったですねー!以上終わり!」※異物混入事故のスピード解決を図ったつもりの一言→泥沼化 上司「虫もべたくなる美味さです」※虫混入時の謝罪の言葉。災い転じて福となりませんでした。 上司戦争中はこういう虫をべたもんです」※虫混入時の謝罪の言葉。ちなみに当人は戦後生まれ(1946〜2014)だったりする。 上司「お茶に茶っ葉が入っていて文句を言う人はいないでしょう…」※顧客への斬新な宣戦

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  • マザコンとバカにされても構わない。 - Everything you've ever Dreamed

    一匹狼といえば聞こえがいいが、ただの部下無しのひとり営業課長なので比較的自由に行動が出来る。その自由を活かして営業活動中、時間が空いたとき、折を見て実家の様子を覗きに行っている。僕のマンションから車で30分もかからないところにある実家で70才になる母親はひとり暮らしをしている。超高齢化社会を迎えているせいか、最近、一人暮らしのお年寄りを狙った犯罪のニュースを見かけるようになった。そんなニュースを見るたびに僕は不安でたまらなくなる。母親は、幸いなことに持病もなく健康だが年齢も年齢、万が一が今日明日にでもやってくるかもしれない。僕がたびたび実家に立ち寄るようにしているのは母親が心配だからであり、自分の不安を緩和するためでもある。 四六時中見守ることは不可能なので、万が一のときや不測の事態には間に合わないだろうことはわかっている。警備会社と契約もしているけど万全ではないだろう。この世界に完璧なも

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  • 俺らのインターネット、その終わり - Everything you've ever Dreamed

    何が契機でそんな話になったのか知らないけれど年末年始からインターネットが窮屈で不自由になった、面白くなくなったという話を目にするようになった。1998年からインターネットで文章を書いている僕からみれば、インターネットは当時から今と変わらず窮屈で、不自由で退屈なものだった。ただ、今と違うのは、何かおもしろいことをやろうという熱みたいなものがそこにはあって、窮屈さや不自由さみたいなものが中和されていたところだ。自由で、楽しいインターネット。楽園としての俺らのインターネット。そんなスローガンがあの頃、インターネットに集まった人たちにはあったと思う。 もちろん、インターネットは現実と隣り合わせにあるので、今と若干毛色は違ったけれども、現実と同じように窮屈さや不自由さ、それから金の匂いもあった。オフ会やネットバトルやHP、掲示板設置管理の煩わしさ、バナー広告。確かにそれらはあったけれども今よりずっと

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  • 2014年買わなきゃよかったものを紹介するよ - Everything you've ever Dreamed

    終わり良ければ全て良しという浅ましさから、年末になると社会に貢献しようと買ってよかったモノを紹介する人が自然発生するけれど、いいものは独占したい、感動や喜びをシェアするのが嫌いな偏屈な僕にそんな真似は出来ないので、逆に買わなきゃ良かったものを発表することで社会に貢献したいと思う。なお、一部大人の事情で明確になっていないブツもあるけれど、そのあたりはみなさんのご想像にお任せしたい。 1.某100円ショップで買ったボールペン/インクが詰まるなどして最後まで使いきれない事案が多発。手も汚れる。都合千円ほど投資してみた時点で、それだけ出すのならいいペンを買えばいいことに気づいた。全ての100均ペンがそうでないはず。粗悪なペンに当たる僕の運の無さが悪い。買わなきゃよかった。 2.モレスキンノート/キテる感のある人、クリエイティブな人が使っていると聞いて購入。開いたら白紙で驚愕。DIY精神に欠けている

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  • 昨夜、妻との関係が劇的に変わった。 - Everything you've ever Dreamed

    昨夜、コタツに入ってテレビを見ているが「やっぱり子供いないと寂しいかな…」と呟いたとき、僕は「いざ鎌倉」の気概をもって、コタツの中でいつでも脱ぎ捨てられるようにパンツの腰ゴムに指を掛け、神風が僕の不能を吹き飛ばしてくれる奇跡を祈った。 僕ら夫婦が熟考ののちに妊活をとりやめてからまだ一カ月くらいだ。そんな時期でのの翻意だけれども、想定内であった。先日訪れた八景島シーパラダイス水族館にいた可愛い動物の子供たち。そこを訪れていた賑やかな親子連れ。「101匹わんちゃん」DVD。それら僕が周到に準備したものにが触発されたのは間違いない。 僕たちの妊活の失敗は最初から《子供をつくる》《子供をつくらねば》という強すぎる意気込みに駆られ過ぎて、イヤラシイ意味の二人で努力することなく、最初から医者の手を借りるなどして、己に高いハードルを課し、精神的肉体的な負担で疲れ切ってしまったからだと思う。それなら

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  • 上司が生きていた。 - Everything you've ever Dreamed

    前編→上司が亡くなった。 - Everything you've ever Dreamed 亡くなったはずの部長が生きている。そんな気がしてならない。通夜や葬儀は行われていないし、誰も死の状況や遺骨を確認していないからだ。今でも部長が遺していったものが発掘され続けているからだ。 「俺は他人にだけ厳しすぎた…部下は誰も俺の葬式には来ないだろう…」「俺を偶像崇拝しろ」そんな部長の生前の予言めいた言葉は現実となってしまった。予言より現実は厳しいものになってしまった。部下同僚のみならず仕事関係や親族からも縁を切られ、都内の寺で無縁仏になられた部長。 仕事上の関係から疎まれたのは「信頼は金で買うもんだ…未契約の、金銭の授受のない御社になぜ信頼されるような言動を求められなければならない?失礼ながら資主義を学ばれた方がよろしいのでは…」「見積時点の想定より2割ほど苦労したから2割増しで請求をしただけ…

    上司が生きていた。 - Everything you've ever Dreamed
  • ペヤングと私 - Everything you've ever Dreamed

    ペヤングソース焼きそばが街から消えた。もし、このままペヤングと歩んできた時間までもが永遠に失われてしまうとしたら、とても悲しい。 ペヤングに目覚めたのは1989年の夏で、そのとき僕は神奈川の片田舎にある古い県立高校の一年生だった。周りにいた多くの友人がそうであったように僕もカップラーメンが大好きだったのだけれど、ペヤングのあの四角いルックスだけはどう対峙すればいいのか解を見つけられずにいた。 カップラーメンとどう向き合えばいいのか。それは極めて個人的な嗜好の問題で、誰かにこうすればいい、ああしたほうがいいと教えられる種類のものじゃない。ただ、乱暴な言い方をするならば、ペヤングをべたことがある人とない人、ペヤングを知っている人と知らない人に世界は二分されていたのだ。当時まだ存在していたベルリンの壁によって世界が東西に分けられていたように。 今だからいえることだが、僕はあれこれ迷わずにベルリ

    ペヤングと私 - Everything you've ever Dreamed
  • 上司が亡くなった。 - Everything you've ever Dreamed

    「俺はチャンスをピンチに変える男だ…」「責任を取るためにお前ら部下がいるんだろう?」「なるへそ」が口癖で、在職時はその激しい言動で僕ら部下の心を熱くかき乱し、誰からも惜しまれずに2年前に自称寿退職された部長が人知れず亡くなっていた。 部長の死去に地球上で最も落胆しているのは僕だろう。なぜならクレーム処理に出向いた部長が「ミスの原因は…強いて言えば人間の業…ですかね…」「腹を切って話をしましょうや…」と言って新たなトラブルを起こすたびに僕が火消しを任されるなど、仕事の上で散々お世話をしたこともさることながら、結婚パーティーで締めのスピーチをしていただいたように公私共に大変に世話をしたからだ。 あのスピーチは今も語り草だ。「え〜最後になりましたが、長年連れ添った女房との協議離婚が先日成立したことを皆様にご報告させていただき新郎新婦へのお祝いの言葉にかえさせていただきます…」その後の僕ら夫婦の妊

    上司が亡くなった。 - Everything you've ever Dreamed