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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (104)

  • 結婚二年、初めて妻がしてくれた。- Everything You’ve Ever Dreamed

    過日。新宿で友人と酒、がぶがぶ飲んで、我が家に帰ってくるとの姿がない。午前零時。外出する時間ではない。風呂場の灯りが点いたままになっていた。お湯も張ったままだ。カゴには脱いだままの下着。不穏な状況に触発されて頭に《意味深なシャワー》《間男》《元モー娘。矢口》…次々と不吉な言葉が浮かぶ。どこだ?僕の不安をよそに、あっけなくは見つかった。はトイレにいた。 我が家のトイレのドアは立て付けが悪く、時々、開かなくなる。もまた、入ったはいいもののドアが開かなくなり、トイレにとじこめられていた。「今、すぐに開けるから」外から開けるのはたやすい。ドアの隙間に薄いカードのようなものを差し入れ引っ掛けるようにして押せばいい。なのに「開けなくていいです」。声に悲壮感すら漂わせて。怪しい。やはり間男を匿っているのか。「いや、もうこんな時間だし、飲酒してきたのでトイレが閉店していると都合悪いからさ」「裸な

    結婚二年、初めて妻がしてくれた。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 「ご飯にする?それともお味噌汁にする?」と妻がきいてきます。- Everything You’ve Ever Dreamed

    結婚して丸二年になる嫁さんが、事の前、僕に「ご飯にする?それともお味噌汁にする?」ときくようになって久しい。全体的に謎である。ご飯と味噌汁を二項対立のようにとらえているのも妙だ。ご飯が事全体を指すのか、白米(炊飯済)を指しているのかもよくわからない。実際、僕が「ご飯」といっても「味噌汁」といっても卓に並ぶ事が変わるわけではない(代替の事は用意されていない)。 きっと、抽象的で深遠な意味が含まれているのだろう。全部言葉にしなければいけないというわけではないけれど、肝心な事ははっきりとした言葉にしてもらいたい。僕がいかなる答えを出したあとでも同じようにふふふと笑う嫁さんも正直不気味だ。2カ月間。ほぼ毎日。「ご飯がいい?味噌汁がいい?」→答え→うふふ、というやり取りは続いた。 耐えられなくなった僕は嫁さんに質問の真意をたずねてみた。すると「答えはあなたの心の中にあります」とジェダイマス

    「ご飯にする?それともお味噌汁にする?」と妻がきいてきます。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 日本よ。これがリアル『半沢直樹』だ。- Everything You’ve Ever Dreamed

    暑くて眠れないので話題のドラマ『半沢直樹』と弊社を比較してみました。 1. 半沢直樹→上司はクソだが日語は通じる。同じ土俵に立てる。つまり倍返しが出来る。 ウチ→上司が「刺身が生なんだが!」と意味不明な日語を絶叫。別次元すぎて倍返しも何もない。 2. 半沢直樹→クソ上司にチームで対抗する。「あなたには私みたいなバカな部下はいないでしょう」熱いハートを持ったバカな部下。 ウチ→クソ上司にチームで対抗する以前にチームが瓦解。業務中の居眠りを注意すると謝ることもなく「仕事してると夜更かししないと遊べないじゃないですか!」と逆ギレるバカなだけな部下。 3. 半沢直樹→口ぐせ「倍返しだ」 ウチ→上司の口ぐせ「なるへそ」 4. 半沢直樹→監査委員会の策略で窮地に立たされるも部下の忠誠心で危機を脱出。「弁明も出来ないのか情けない男だ」と見栄を切る。 ウチ→会社の駐車場の扉に車で突撃する事故を起こした

    日本よ。これがリアル『半沢直樹』だ。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 妻はジブリが嫌い。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    未明から降りしきっていた下痢は、まるで僕の不安を晴らすように正午にはすっかり上がっていた。奇跡だ。 「「風立ちぬ」を観に行かないか?」僕はにいった。数日前のことだ。席は押さえてあった。「ノン!」即座に断られた。はジブリ作品が嫌いだった。テレビ放送も観たことがない。僕も観させてもらえない。嫌う理由は、絵とかストーリーはファンタジックで一見素晴らしいけれど、それをおっさんたちが汗を流して作っているのだと思うとキモイから、美しくない、というものだった。僕にはの大好きな少女革命ウテナもおっさんがつくったものだとは言えなかった。「風立ちぬ」は義理の父と見に行った。号泣する義理の父の姿は確かに美しくはなかった。 尿に血が混じった。「先っちょから血が噴出してたよ」僕が告げても「女の子みたいですねー」と努めて明るく振る舞ってくれたには感謝してる。夕飯の赤飯、とても美味しかった。それから極度の緊張と

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  • 「追い出し部屋」に飛ばされたことありますか。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    上司と折り合いが悪く、キャリア・トライ・プログラムという謎の名目のもと、今でいう追い出し部屋に異動させられたことがある。十年ほど昔のことだ。上司が、目をつけた人間を他業種関連会社の別職種に異動させ、追い出すというシステムの存在は噂だけでしか聞いたことがなかったので、実際、辞令を受けたときには、漫画みたいだな、と笑ってしまったのを覚えている。その仕組みは帰ってこられないことを揶揄して《アルカトラズ》という無駄にカッコいいあだ名がついていた。《アルカトラズ》行きは告げられた次の日からであった。人事担当者からは、営業のノウハウを活かせるところだよ、とだけ説明されていた。 アルカトラズは港にある物流倉庫だった。やってくるトラックやコンテナを受け付けて積荷をおろしフォークリフトで所定の場所に保管していく。事務所で倉庫業務をしながらテレアポ営業で新規獲得をするのが僕に与えられた仕事だった。パソコンもイ

    「追い出し部屋」に飛ばされたことありますか。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 俺立ちぬ - Everything You’ve Ever Dreamed

    不妊治療を続けるなかで受けた精液検査の結果通知、「精子生きてますねー」というドクターの言葉で無精子症の不安に咲いた希望の花は、「たまごクラブ」から「ひよこクラブ」へと繋がっていく喜びの果実は、「精液が少ない」「精子が少ないうえに元気ない」「ご主人EDなんですか…」僕の三重苦をドクターが口にするたびに萎み、終にはすっかり枯れ果ててしまった。 僕の年齢(39才)の平均精液量は1.5ml。僕の精液は0.3mlしかなかった。EDでもあるし自然妊娠はほぼ不可能。こうして、出会い以来一度の行為もない完璧なセックスレスを原因とする、いわば必然の不妊の治療は、人工受精をおこなうに到った。 の体調に合わせて精液を注入。僕の、質、量ともに控えめな精液を洗浄、選別し、エリート精子部隊を注入するのである。一週間程度の禁欲を課された。「一週間、我慢ですよ」ドクターの言葉には笑顔で返した。五年に渡るED、と一度も

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  • 意識が高い人が集うパーティーに参加した。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    気が乗らなかったが用事もあるし是非是非と執拗に誘われたしで足を運んだパーティー、もやもやした気分は会場のドアを開けた瞬間に溢れ出てきた大音量のGReeeeNではっきりと後悔に変わった。 知り合い主催の起業パーティー。集まったのはガラがあまりよろしくない二十代の男性と派手な女性、約三十人。いいところもあった。ムスコの立身に感極まった御母堂のほうれい線を流れる涙。会場のいたるところで交わされるハグ。ウィース!というノリのいい歓声。けれどもパーティーの主役が語るビジョンがそれら希少な美点のすべてを台無しにしていた。主催者はスピーチで今回の起業についてこう語りだした。 「大好きな町だけで、大好きな友達だけと…大好きなことだけを…」冒頭からおかしい。壁に映し出される「3D」の文字。「大好きなこの街、この街でしか作り出せないプロダクト。それを近日開設予定の公式ブログで世界に発信していく。私たちは湘南主

    意識が高い人が集うパーティーに参加した。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 精液検査してみた。- Everything You’ve Ever Dreamed

    私事で恐縮だが先ほど病院に精液を出してきた。精液検査である。結果は日中。難産だった。先週末。不妊治療を受けて帰ってきた嫁さんから「精液の検査。これいっぱいになるまで入れるように」と言われ渡された容器を目にしたときの絶望感を、僕は死ぬまで忘れないだろう。 …無理じゃね? その狂気じみた大きさと、家庭的かつ機能的な出で立ちに見え隠れする冷酷さの前に僕は絶対無理…と愕然とするほかなかった。たった一回で…。これを…。満たす…。追い討ちをかける嫁さんの声「用手法を用いること。採取後出来るだけ早いうちに持参すること。水などで薄めないこと。直射日光を避けること。エサを与えないこと」。ヤシマ作戦をシンジ君に伝えたときのアヤナミレイのように必要以上に事務的な声だった。用手法とはマスターベーションのことであった。後進のために「「手」は君の手でもいいんじゃない?」という僕の提案が黙殺されたことを付け加えておく

    精液検査してみた。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • さよならオッパイ - Everything You’ve Ever Dreamed

    風呂が壊れた。具体的にはお湯は張れるが追い焚きができなくなった。温かいお湯に入るためには早めに帰宅しなければならない。キャバクラに行けない。悲しい。しかしこれは天恵かもしれない。ポジティブに考えるならば。 話は遡るが嫁さんに「一緒に風呂に入ろう」と誘いはじめてから一ヶ月になる。そのささやかな願いはいまだに叶えられていない。嫁さんは元レイヤー現歴女西軍派のFカップ。しかしその嫁さんが僕との入浴を拒む理由が皆目わからない。ただ「分をわきまえよ」の一点張りなのである。だが、昼夜かまわず電子メールやラインのファンシーなスタンプを駆使して執拗に尋ねた結果、嫁さんは苦悶の表情を浮かべて以下のような理由を挙げた。「水着がない」「見(せ)たくない」。実のところ、嫁さんが水着を数着所有しているのは探索により確認済みである。しかしながら湯船に浸かり「水着着ていいから入ってきたまえ」と誘っても「ゼッケンの字が水

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  • ボクの会社にモンスタークレーマーがやってきた。

    「お願いします。課長しか頼れる人がいないんです」。数日前の昼休み。社休憩室。事業部の有望若手社員Nの声は切迫していた。有望な若者は好きではない。冷やかし半分で理由を訊く。ある顧客が厄介で、対応した事業部の連中は皆討ち取られ、なかには精神をおかしくし出社するなり吐き気を催すものが出始めるなど被害は増すばかり、ほとほと参ってしまった、Nによるとそういうことらしい。件の人物は畏敬の念をこめてこう呼ばれていた。《営業キラー》。 巻き込まれたら面倒くさいし、事業部とは普段それほど良好な関係を築いているわけでもないので、これも修練の場だと思って頑張ってくれ、と言い立ち去ろうとした。するとNは、この問題が解決できたら、と前置きしてから、関係各位に迷惑がかかるのでここでは学校名は伏せ仮にFとさせていただくが横浜市に拠を置く格的女子大学、フェリス女子学院大学に通学する女子大生とコンパを開催するので課長

    ボクの会社にモンスタークレーマーがやってきた。
  • 「全社一丸となってブラック企業を目指します」と社長は仰った。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    皆から惜しまれずに定年退職した営業部長が遺していった負の遺産のおかげで苦悩している。すなわち「ブラック企業イコール黒字優良企業」という誤った認識知識である。今は亡き営業部長が社内外屋内外構わず「わが社はブラック」と叫んでいたおかげで社長以下上層部(ご親族一同)に誤った認識知識が浸透してしまったらしい。 おかげで部長亡きあと、社長は「あのさ〜もっとブラック感を出していかないと〜」とか「ブラックについて来られない者はもう結構」と仰るようになり、呼応した各部署が「全事業のブラック体質強化に向けて即戦力募集」なる謎求人を出す寸前までいったり(人事部)、「安心と信頼の証。県内有数のブラック企業」なるキラーフレーズが公式ホームページ上で踊る寸前までいったり(企画部)などした。これらの社内テロ行為はそれぞれ決裁の際に社長から「あのさーあまり黒字をアッピールするとロクデナシしか来ないよー」→却下。「いいん

    「全社一丸となってブラック企業を目指します」と社長は仰った。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • パワハラで訴えられた。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    パワハラなんて僕には関係ない、別の惑星の話だと思っていたらパワハラで訴えられた。理不尽で納得がいかない。悔しい。 僕をパワハラで訴えたのは業務上ほとんど接点がない、昨年同業他社からやってきた女性である。僕は彼女のことをほとんど知らなくて、少々年上の、会議でよく発言をする人、という印象しかない。顔を合わせれば挨拶を交わす程度の関係。2月末。昼休み。たまたま休憩スペースで二人きりになったときに共通の話題「風邪でダウン明け」で盛り上がった。直後、彼女は総務にパワハラを訴え、僕からの謝罪と改善がなされるまでは出社できないとして以降数日間にわたって社に姿を現さなくなる。意味がわからない。 総務部長から、きっかけとなったやりとりについてヒアリングされても「風邪をこじらせて風呂に入っていないんですよ。洗面台で頭は洗っているけれどなんだか洗いきれていない感じがする」「課長もですか。私も風邪をひいていてお風

    パワハラで訴えられた。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • トイレにとじこめられてます。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    私事で恐縮だが一身上の都合で日午後7時くらいから自宅マンションのトイレに閉じ込められている。鍵がいかれたようだ。回してもツメみたいなのが引っ込まない。ドアの隙間はきっちりしていて向こう側の明かりもみえない。窓もない。iPhoneだけある。 別居中のに助けを求めれば解決だと思うが躊躇している。躊躇している理由は僕のちっぽけな自尊心である。つまりそれはリビングで視聴していたDVD。視聴自体もまあ今そこにある危機の1つであるが、問題はジャンルといいますか、タイトルを挙げることも大人の事情で申し上げられないので皆さんの想像にお任せして説明は省かせていただきます。 また、不幸は連鎖するものでございまして最近の僕は全裸で自宅トイレに入ることで魂の解放と安らぎを得ることがマイブーム。そう。つまり今、僕は全裸。 (ドアノブに映る裸の男) リビングで流れる変態作品、テーブルの上にある伸び切って実にアレな

    トイレにとじこめられてます。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 自己都合で退職した元同僚が養育費を求めてストーカーまがいの行為をしてきたので秘奥義を繰り出した。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    僕は小さな品会社の営業課長。ここのところ「自分探し」を理由に自己都合退職したゆとり世代の元同僚(必要悪君)から、縁を切ったはずなのに、トモダチ以上ストーカー未満の行為をされ続けていて甚だ迷惑している。先月のことである。必要悪君から連絡があった。一連の騒動でケータイは着信拒否。なので一身上の都合で現在と別居中の僕が一人暮らしをしているマンションの固定電話に連絡があった。「なぜこの番号を?」疑問をぶつけると「人脈を大切にしますからね、俺は」と必要悪君は言う。初っぱなから噛み合わず、きっつー、って唖然としていると、畳み掛けるように、元課長はやっぱ独身だったんすねー結婚できるタイプには見えなかったもんな〜と聞き捨てならないことを言うのを、ぐっ、とこらえて聞き捨てていると、驚くべきことを彼は言った。「元課長、養育費をください」 元課長、養育費をください。彼は、まるで大事なことのように正確な日

    自己都合で退職した元同僚が養育費を求めてストーカーまがいの行為をしてきたので秘奥義を繰り出した。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 上司の言葉をまとめてみたよ THE LAST MESSAGE - Everything You’ve Ever Dreamed

    先日惜しまれずに定年退職した部長の退職直前のソウルフルな言葉をまとめてみた。これらの言葉たちから放たれる特濃な、焦り、諦め、差別意識、貯蓄ゼロ、先入観、絶望…それらを感じとり人生の締めくくりについて考えるヒントにしていただければ幸いである。 「今度会うときは………客だ…」 ※退職日の訓辞の締め。終わりの始まり。 ※涙なしでは読めない退職の挨拶(総論) 「日は私のために朝一番から朝礼にお集まりくださりありがとうございます。私は今月末をもって寿退社することになりました。10年という気がふれそうな長い年月のあいだ、私のような一匹狼タイプにやりたくもない管理職を与えてくだすった会社には心より哀悼の意を表します。ありがとう。 (中略) また最後まで退職金がないという嘘をついて無用な緊張感を与えてくれた皆様には潔く感謝いたします。ありがとう。 (中略) 日、無事に定年を迎えられたのも要は私の努力の

    上司の言葉をまとめてみたよ THE LAST MESSAGE - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 会社という無理ゲー - Everything You’ve Ever Dreamed

    私事で恐縮であるが先月末をもって約十年間大変お世話してきた部長が惜しまれずに定年退職となった。なお、人の希望に背き送別会の類いは催されない。それに伴い日二月一日付けで営業一課、二課、四課は社長直属となる。三課が存在しないのは社長がアンチ長嶋茂雄だからだ。 社長は気難しい上に新しいもの好き。先日もプライベートでツイッターを開始。社長ツイッターアカウント取得情報を得た総務課長の動きは早かった。稼働数時間後には全社スタッフに極秘通達メールが出された。内容は「社長がプライベートでツイッターをはじめられた。従業員各員は即フォローをすること。身分が露見しないように注意すること。なお、フォローによりなんらかの不都合が生じても会社は関知しない。但し社長のプライドを考慮して社長よりフォロワーが多い者についてはフォロー免除とする」 社長のフォロワー2。あまりにも無理ゲーすぎた。 ウチの総務は対社長の作戦

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  • ラジコンカーで女子大生の【ごっくんボディー】コースを攻めたら僕のインポテンツも治るんじゃないの? - Everything You’ve Ever Dreamed

    ナオちゃん(仮名)は東京の大学でロシア文学専攻をしている女子大生、たまたま体験入店していたキャバクラで僕(仮性)についた二十歳のセクシーガールだ。初夏。あの晩。あのキャバクラはイベント【ワイシャツナイト】であった。バイトをしないと生活していけないの…しなしなしたあとにワイシャツ姿のナオちゃんが 「課長〜車買って〜」 くねくねおねだりしてきたので、ワイセツな気持ち半分、もう会うこともないし…そんなヤリ逃げ的な気楽さ半分から 「タミヤでいいかい?」 と言ったのがこの不思議な話のはじまりだ。そんな僕のギャグに対してナオちゃんは、なんと、 「ウソ!外車?嬉しいっ!」 と予想外にも真顔で喜んだのである。ラジコンは偉大だ。 その後もナオちゃんからは時々メールをもらった。「他のお客さんにタミヤ買ってもらっちゃうから」「流行りの電気自動車なんだね、タミヤ」「当はタミヤ買うほどお金がないんじゃないの?」キ

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  • 僕のマスオさん生活が3ヶ月で終わった。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    「君はよくロック、ロック、ロックンロールと口癖のように言うが、あれはロックや若気の至りというよりも…」朝の卓、同居してる義理の父は僕に言った。穏やかな声だ。「小便臭い子供のやることではないかな?婿殿」。師走。泥酔の挙げ句の狼藉、酒バイオレンス。の連続。どうしてがぶがぶ酒を飲むと障子に北斗百裂拳をお見舞いしたくなるのだろうか?「婿ではありません」と突っ込みをいれる空気はなかった。「確かにそうですね」僕は言った。と義母は時代劇の録画を観ながら成り行きを見守っている。胃が痛い。それから、義理の父は予め決められた場所に言葉を置くようにして言った。「早々に、出ていってほしい」。「わかりました」。障子に開いた孔から射し込むお日様が眩しかった。 こうしたやりとりを経て僕はの家を出ることになった。マスオさん生活は3ヶ月で終わった。誤算がふたつ。ひとつは知り合いの不動産屋の扱っているイイ感じの物件がち

    僕のマスオさん生活が3ヶ月で終わった。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 上司の言葉をまとめてみたよ・ベスト&レアトラック - Everything You’ve Ever Dreamed

    長年お世話してきた部長が年明けに定年退職する。ここに太字でおさめられた言葉は、彼が放ってきた最新の言葉と印象に残る強烈な言葉である(ベスト&レア)。先の見えない時代を生き抜くヒントにしてもらえれば幸である。 ■ブラック企業=黒字好調企業と誤解した部長が放つ珠玉の言葉たちとか ※営業ミーティングにおいて 「ウチは業界屈指のブラック企業だ!創業以来半世紀、常にブラックであり続ける会社はなかなかお目にかかれない…それが俺が勇退するときにかぎって赤字…そんなレッドカーペットはいらねえ…死ぬ気で契約を取ってこい。」 ※ブラック企業イコール黒字企業だと思い込んだ上司が電話で、得意先に。 「オタクもウチと同じブラック企業でしょうが〜。もしかしてウチよりもブラックなのでは?(苦笑)」 胃薬が足りない ※トイレのマナーにブチ切れて立ち上がった【部長ブログ】 「和式をつかえ」 4年前より更新停止。 ※顧客から

    上司の言葉をまとめてみたよ・ベスト&レアトラック - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 自己都合で退職した元同僚が上司にガチで復職を直訴してきて驚いた。- Everything You’ve Ever Dreamed

    (「自己都合で退職した元同僚が半年間のプー経験を売りに在籍時以上の待遇を求めて復帰を希望してきて驚いた。」 http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20120612#1339503482 「自己都合で退職した元同僚が想定外の助けを求めてきて驚いた。」 http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20120902#1346588487 「自己都合で退職した元同僚の自分都合のワンダーな悩みを聞かされた。」 http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20121113#1352757680 のエピローグです。) 僕は小さな品会社の営業課長。不幸な偶然が重なって昨夏「自分探し」を理由に自己都合で退職したゆとり世代の元同僚(自称必要悪君)と団塊世代の部長と僕の三人で飲むことになった。気が合わない者同志なので会話がはずまない。海岸

    自己都合で退職した元同僚が上司にガチで復職を直訴してきて驚いた。- Everything You’ve Ever Dreamed