リビア東部ベンガジ(Benghazi)の米領事館で、炎上する建物や車の前に立つ武装した男性(2012年9月11日撮影)。(c)AFP 【12月19日 AFP】リビア東部ベンガジ(Benghazi)で起きた米領事館襲撃事件の調査を行っていた調査委員会「Accountability Review Board」は18日夜、事件発生当時に国務省が敷いていた警備体制は「極めて不適切」だったとする報告書を発表した。 9月11日に発生した同事件では、数十人からなる武装グループが領事館を襲撃し、駐リビア米国大使を含む米国人4人が犠牲となった。 3か月の調査期間を経て発表された報告書では、国務省の警備体制を批判する一方、領事館襲撃計画に関する「差し迫った、具体的な」情報はなかったと結論付けられた。 報告書は、「国務省管轄の2局内における体系的な欠陥、さらにはリーダーシップと管理面での不備が上層部に存在したこ