ソフトウエアの開発にモデル図を使うと、ソース・コードの見通しが格段に良くなる。本稿では、米Google社が主導するオープンソースの携帯電話機向けプラットフォーム「Android」に向けて筆者が開発したメッセージ交換ソフト「Mame Talk」(http://sourceforge.jp/projects/mametalk/)を題材に、「マインドマップ(Mind Map)」と「UML(Unified Modeling Language)」によって効率よくソフトウエア開発を進められることを説明する。 スパゲッティ・コードを防止 仕様書をひたすら読みながら場当たり的にソフトウエアを開発していると、自分でも何を書いたか分からない複雑なソース・コード、いわゆる「スパゲッティ・コード」になることがある。そのようなソース・コードは読みづらく、メンテナンス性は低い。スパゲッティ・コードを作らないために