それによりますと、基本給や残業代、ボーナスなどをあわせた働く人1人当たりの現金給与の総額は月の平均で34万8182円となり、おととしと比べて2.9%増え、33年ぶりの高い伸び率でした。 中でもボーナスなどの「特別に支払われた給与」が6万6192円と6.9%の増加となり、比較できる2001年以降、最も高い伸び率となりました。 現金給与の総額の内訳では ▽フルタイムが45万3445円 ▽パートタイムが11万1842円と、 いずれも統計を取り始めた1993年以降で最も高くなりました。 しかし、物価の上昇率が3.2%と高い水準で、物価の変動を反映した実質賃金は、おととしと比べて0.2%減少しました。実質賃金が前の年を下回るのは3年連続です。 また、去年12月分の速報値も公表され、現金給与の総額は前の年の同じ月と比べて4.8%増え、実質賃金も0.6%増えました。実質賃金は去年11月の速報値ではマイナ