(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「オポチュニティー」が、火星を襲った巨大な砂嵐に巻き込まれ、通信が途絶した状態が続いている。NASAのジェット推進研究所が13日に明らかにした。 太陽光発電で稼働しているオポチュニティーは、砂嵐で太陽光が遮られたためにバッテリー残量が低下して休眠状態に入り、米国時間の10日午前を最後に通信が途絶えた。 オポチュニティーは15年前から観測を続けており、2007年にも砂嵐に巻き込まれたが、この時の砂嵐は今回に比べれば規模が小さかった。 オポチュニティーのプロジェクト責任者ジョン・カラス氏は現在の状況について次のように形容する。「愛する人が病院で昏睡(こんすい)状態に陥っているようなもの。医師には時間がかかると告げられていて、生命の兆候は良好な状態にある。ただ待つしかない。もしこれが97歳の祖母だったら心配な状況で、実際に私たちは心配している。まだ
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