イスラエルは26日、武装組織フーシ派が拠点とするイエメンに空爆を実施した。標的は、複数の発電所や港、首都サヌアの国際空港で、空港内には当時、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長がいたが、無事だった。イスラエルは、フーシ派の軍事目標を狙ったものだとしている。

イスラエルの攻撃を受け、イエメン・ホデイダ上空に立ち込める煙。ソーシャルメディア利用者が投稿した動画から(2024年9月29日撮影)。(c)AFP PHOTO / UGC / ANONYMOUS 【9月30日 AFP】イエメンで30日、イスラエルによる空爆で4人が死亡し、30人以上が負傷した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthi)の管理下にあるメディアが報じた。イスラエル軍はこれに先立ち、イエメンのホデイダ(Hodeida)を含むフーシ派支配地域を攻撃したと発表していた。 アルマシラTVは、「現時点での被害」として、港湾従業員1人とエンジニア3人が死亡、33人が負傷したと伝えた。また、救急隊と救助隊が行方不明者の捜索を続けていると付け加えた。 イスラエル軍は先に、発電所や港などフーシ派の標的を攻撃したと明らかにした。 攻撃の前日には、フーシ派が、イスラエルのベングリオン国際空港(
(CNN) 米英軍は3日、イエメンの10カ所以上で、同国の反政府武装組織フーシの拠点少なくとも30施設を空と地上から攻撃した。米当局者2人が語った。 当局者の1人が語ったところによると、標的には司令部や地下の武器庫、フーシが国際航路の攻撃に使う武器などが含まれていた。米軍のミサイル駆逐艦「グレーブリー」と「カーニー」が巡航ミサイル「トマホーク」を撃ち込み、空母「アイゼンハワー」搭載のFA18戦闘機も参加したという。 米英両国はオーストラリア、バーレーン、カナダ、デンマーク、オランダ、ニュージーランドとの共同声明を発表。「われわれは引き続き紅海の緊張緩和と安定回復を目指す一方で、フーシ指導部に改めて警告する」と述べ、世界でも極めて重要な航路のひとつで続く脅威に対し、「引き続き躊躇(ちゅうちょ)なく人命と自由な通商の流れを守る」と宣言した。 当局者2人によると、バイデン米大統領が数日前に攻撃を
米国主導のイエメン空爆に対する抗議デモで、模造したミサイルを掲げるイエメン人ら/Mohammed Hamoud/Getty Images (CNN) 中東イエメンの反政府武装組織フーシの戦闘員が26日、アデン湾を航行中の石油タンカーに向けてミサイルを発射し、タンカーは炎上した。重要な海上輸送路であるアデン湾では攻撃が相次いでいる。 タンカーを運航する資源大手トラフィグラは同日、石油タンカーの「マーリン・ルアンダ」がミサイルによる攻撃を受けたと発表した。 トラフィグラは声明でこのタンカーについて「紅海を通航した後、アデン湾でミサイルによる攻撃を受けた」と説明。「船に積載された消火設備を動員して、右舷の貨物タンク1基で発生した火災の鎮火を図っている」と述べた。 イランを後ろ盾とするフーシは犯行声明を出し、「我が国(イエメン)に対する米英の侵略」への対抗とパレスチナ人の支持を目的にミサイルを発射
アメリカは17日、紅海周辺で船舶への攻撃を繰り返しているイエメンの武装組織フーシ派を、「国際テロ組織」に再指定すると発表した。フーシ派はこの発表後、紅海で米企業が所有する船舶をミサイルで攻撃した。
(CNN) 米当局者によると、米国はイエメンの反政府武装組織フーシに対する新たな攻撃を実施した。攻撃はこの1週間以内に4度目となる。 米国は先週、英国とともにフーシに対する大規模な攻撃を実施し、その後もフーシへの攻撃を続けている。中東ではパレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が地域に拡大するのではないかとの懸念が広がっている。 米中央軍によると、今回の攻撃の数時間前には、米国の商船がアデン湾でフーシの攻撃を受けた。死傷者はなく、船は損傷を受けたが航行を続けているという。米国の船が攻撃で被害を受けたのはこの1週間で2度目。 15日には、フーシが対艦弾道ミサイルで米国の船舶を攻撃した。昨年11月中旬からフーシが国際海上交通路への攻撃を開始して以来、米国の資産が被害を受けた初のケースになったとみられる。
イエメン・マーリブ南方の戦線で、反政府武装勢力フーシ派と戦う暫定政権側部隊の戦闘員(2021年11月10日撮影)。(c)AFP 【11月14日 AFP】イエメン内戦で暫定政権を支援するサウジアラビア主導の連合軍は13日、激戦が続くマーリブ(Marib)州とバイダ(Al-Bayda)州で直近24時間に複数回の空爆を行い、反政府武装勢力フーシ派(Huthi)の戦闘員186人を殺害したと発表した。 イエメン北部における政権側の最後の要衝都市マーリブをめぐる攻防戦では、連合軍は10月からほぼ連日、反政府勢力を撃退するため空爆を行っては多数を殺害したと発表している。 一連の空爆による死者は合わせて3000人を超えるが、イランの支援を受けるフーシ派は損害を明らかにすることはほとんどなく、AFPも死者数を独自に検証できていない。 反政府勢力は12日、物流の要の港湾都市ホデイダ(Hodeida)南方の広域
イエメン東部アルマハラ県にある巨大な穴「バラフートの井戸」。オマーン洞窟探検隊撮影・提供(2021年9月15日撮影)。(c)AFP PHOTO / HO / OMAN CAVE EXPLORATION TEAM (OCET) 【9月22日 AFP】悪魔の監獄との言い伝えが残り、ほとんど近づく者もいないイエメン東部の巨大な穴「バラフートの井戸(Well of Barhout)」の底に、オマーンの探検隊が到達した。人が下り立つのは初めてとみられる。 「地獄の井戸(Well of Hell)」とも呼ばれる穴は、アルマハラ(Al-Mahra)県の砂漠の真ん中に位置し、幅は約30メートル、深さは約112メートル。異臭を発しているという証言もある。 オマーン洞窟探検隊(OCET)が穴の底に下り、生きたヘビや動物の死骸、洞窟真珠を発見したが、悪魔の痕跡は見つけられなかった。 2人が地上に残り、ドイツ工科
【6月22日 AFP】イエメン東部に、悪魔の言い伝えがある謎に包まれた「バラフートの井戸(Well of Barhout)」が存在する。「地獄の井戸(Well of Hell)」とも呼ばれる巨大な穴の詳細は、いまだほとんど知られていない。 巨大な穴は、アルマハラ(Al-Mahra)県の砂漠の真ん中に位置しており、1300キロ離れた首都サヌアよりも、オマーンに近い場所にある。幅約30メートル、深さは100~250メートルの間だと考えられている。 地元の言い伝えでは、穴は悪魔の監獄として造られたものだとされている。なぜなら、底の方から悪臭が漂ってくるからだ。 イエメン当局も、穴の奥底に何があるかは分からないと話す。 同州の地質調査・鉱物資源当局責任者、サラ・バブヘア(Salah Babhair)氏は、穴があまりにも深い上、酸素がほとんどなく、空気も流れていないため、誰も底までたどり着いたことが
イエメン・ラスイサ港沖に停泊する浮体式海洋石油貯蔵積出設備「セイファー」。米宇宙技術会社マクサー・テクノロジーズ提供(2020年6月19日撮影、7月19日入手)。(c)AFP PHOTO / SATELLITE IMAGE ©2020 MAXAR TECHNOLOGIES 【8月18日 AFP】イエメン沖に放置され、腐食が進んでいる石油貯蔵施設の惨状が、今月に入ってレバノンの首都ベイルートや、インド洋の島国モーリシャスの沖合で相次いだ大惨事に比せられるほどの懸念を招いている。だが同国の反政府武装勢力フーシ派(Huthi)と国連(UN)双方の対応が、再び手詰まり感をみせている。 イエメン西部ホデイダ(Hodeida)港付近に2015年から放置されている浮体式海洋石油貯蔵積出設備「セイファー(Safer)」は45年前に建造された。内部には110万バレルの原油が貯蔵されており、破損したり爆発した
イエメンの首都サヌアで、イスラム教シーア派系の反政府武装組織フーシ派の支配下で開かれた部族会合でカラシニコフ銃を掲げるイエメン人ら(2019年9月21日撮影)。(c)MOHAMMED HUWAIS / AFP 【4月9日 AFP】中東イエメンの内戦で、サウジアラビア主導の連合軍は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため9日から2週間の停戦を発表した。 国連(UN)はこれに先立ち、アラブ諸国でも最貧国のイエメンの人々を新型ウイルスのパンデミック(世界的な流行)から守るためとして即時停戦を呼び掛けていたが、イスラム教シーア派(Shiite)系のイエメンの反政府武装組織フーシ派(Huthi)と連合軍側との戦闘は激化していた。 連合軍側の一方的な発表によると、停戦はグリニッジ標準時(GMT)9日午前9時(日本時間同午後6時)に発効する。 イエメン内戦では、港湾都市ホデイダ(Hodeida)
3月26日、イエメン北部を支配下に置く武装組織「フーシ派」の幹部は、サウジアラビアがイエメンへの空爆を中止しなければ、サウジにさらに多くのミサイルを撃ち込むと威嚇した。写真はフーシ派によるミサイルの破片で被害を受けた家。サウジアラビアのリヤドで撮影(2018年 ロイター/Faisal Al Nasser) [リヤド/サヌア 26日 ロイター] - イエメン北部を支配下に置く武装組織「フーシ派」の幹部は26日、サウジアラビアがイエメンへの空爆を中止しなければ、サウジにさらに多くのミサイルを撃ち込むと威嚇した。 サウジ軍によると、25日深夜にリヤド上空でミサイル3発を撃ち落としたが、破片が民家に落下しエジプト国籍の男性が死亡し2人が負傷した。リヤドでミサイルによる死者が出たのはサウジがイエメン内戦に介入してから初めて。
サウジアラビアの首都リヤドで、砂嵐に見舞われた市街地(2011年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/FAYEZ NURELDINE 【12月19日 AFP】(更新)サウジアラビア国営メディアは19日、イエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」が発射したミサイルを、首都リヤドの上空で迎撃したと発表した。また、フーシ派側もミサイル攻撃の標的について、リヤドにあるサルマン国王(King Salman)の公邸、ヤママ宮殿(Al-Yamama)だったと表明した。 フーシ派と戦争状態にあるサウジアラビア主導の連合軍は声明で、「弾道ミサイルがリヤド上空で迎撃された」と発表した。フーシ派によるリヤドに向けたミサイル攻撃はここ2か月で2回目。 現地のAFP特派員は、通例国王がヤママ宮殿で発表するサウジアラビアの来年度国家予算案の公表直前、グリニッジ標準時(G
イエメン・サヌア(CNN) サウジアラビア主導の有志連合軍がイエメンのシーア派反政府組織「フーシ」の拠点に空爆を続ける中、サウジ軍の空爆が1日、病院と仮設の診療所を直撃し、医療関係者や患者ら少なくとも58人が死亡、67人が負傷した。複数の地元当局者が明らかにした。 空爆を受けたのはイエメン南西部タイズ近郊の小さな町にある地域の中核病院。タイズを巡っては、「フーシ」が1カ月以上にわたり、国外に逃れたハディ暫定大統領を支持する勢力と衝突をくり返していた。 現地の複数の当局者によると、この病院はフーシの武装勢力には使用されておらず、死者の中に武装勢力のメンバーは含まれていなかった。死者と負傷者のほとんどは、医療関係者や患者だという。 空爆を受けた病院はこの地域で最大規模であり、患者も多い。仮設の診療所は病院に付属している。 フーシは3月、有志連合軍による空爆が始まる前に、タイズ国際空港を制圧して
(CNN) 米海軍が原子力空母「セオドア・ルーズベルト」とミサイル巡洋艦「ノルマンディー」を新たにイエメン沖に展開したことが21日までに分かった。 米当局者がCNNに語ったところによれば、イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」へ武器を運んでいるとされるイラン船への監視を強化するのが狙い。周辺諸国に安心感を与える意味もあるという。 米海軍がイエメン沖に展開する艦船は計9隻となる。中東地域を担当する米海軍第5艦隊の司令官は、アラビア海とイエメン南方アデン湾で「すべての海運活動を注意深く監視している」と述べたが、監視対象となる船の数や種類、想定される目的地や積載物には言及しなかった。 この海域にはすでに、サウジアラビアやエジプトなど有志連合軍が艦船を送り込み、イエメンへ向かっているとされる7~9隻のイラン船団が同国領海に入った時点で臨検を実施する構えだ。 一方、イラン海軍の司令官は米国
(CNN) サウジアラビア国防省は11日、イエメンでイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」を標的とした空爆を開始して以来、フーシ派の戦闘員500人以上を殺害したと発表した。国営サウジ通信が伝えた。 サウジ軍司令官によると、サウジが主導する中東9カ国の軍は3月26日以来、1200回の空爆を実施した。空爆はフーシ派のイエメン南部への進攻を阻止する狙いで行ったとしている。 10日にはサウジとイエメンの国境付近で衝突があり、国境越しに砲撃してきたフーシ派に対してサウジの部隊が応戦。サウジ通信によれば、砲撃を受けてサウジ兵3人が死亡、2人が負傷した。 イエメン保健省の11日の発表によれば、市民の死者は385人、負傷者は342人に上っている。一方、世界保健機関(WHO)の統計では、武装組織の戦闘員なども含めて死者648人、負傷者2191人としている。 イエメンではフーシ派の攻勢で1月にハディ大統領が実
サヌア(CNN) イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」への空爆を主導しているサウジアラビアは、地上部隊の派遣も辞さない構えを示している。地上戦に突入した場合、戦闘はさらに長期化する恐れがある。 サウジが主導するスンニ派主体の連合軍は30日も、イエメン国内のフーシ派拠点に対する空爆を続けた。連合軍に参加しているのはサウジとアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、バーレーン、カタール、ヨルダン、モロッコ、エジプト、スーダンの計9カ国。米国は後方支援や情報提供の分野で協力している。 フーシ派はシーア派の大国、イランの支援を受けているとされ、ハディ政権との争いはイラン対サウジの代理戦争の様相を呈している。 サウジとエジプトは、かねて地上戦の可能性に言及してきた。イエメンのヤシン外相は28日、連合軍の地上部隊が数日以内にイエメン入りするとの見方を示した。
3月29日、アラブ連盟首脳会議は、イエメンなど危機に直面している国に軍事介入するための「合同軍創設に向けた協調や取り組み」を推進するとした共同声明を公表して閉幕した。写真はエジプトのシュクリ外相。シャルムエルシェイクで撮影(2015年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh) [シャルムエルシェイク(エジプト) 29日 ロイター] - アラブ連盟首脳会議は、イエメンなど危機に直面している国に軍事介入するための「合同軍創設に向けた協調や取り組み」を推進するとした共同声明を公表して閉幕した。合同軍の組織編成には数カ月かかる見通し。同様の構想が過去にも浮上したことはあるが、実現には至っていない。 エジプトのシュクリ外相は会議の会場となった同国シャルムエルシェイクで記者会見し、参加は任意だとしたうえで、見解に相違が生じた場合は柔軟に対応する方針を示した。少なくとも2カ国が合同軍への参加を表
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