東日本大震災の際の津波被害によって発生したがれき量(災害廃棄物推計量)と津波堆積物推計量を沿岸市町村別に、北から南に並べた図を作成した。データは環境省のHPに掲載された「沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況」による。2011年7月の状況については図録4363ex参照。 東北3県のがれき推計量は、約2,247万トン(岩手県約449万トン、宮城県約1,570万トン、福島県約225万トン)であり、これは阪神・淡路大震災の1.6倍、全国の年間一般廃棄物総量の2分の1に相当するとされていたが(東京新聞2011.6.25)、現在では、以下のように、津波堆積物を含む災害廃棄物等は約2,765万トン、うち災害廃棄物(がれき量)は1,811万トンとされていおり、がれき量そのものは当初の推計より少なかったことになる。