[東京 16日 ロイター] 民主党の鳩山由紀夫代表は16日午後、衆参両院の本会議で首相に指名され、新官房長官の平野博文氏が同日夕に閣僚名簿を発表した。副総理兼国家戦略局担当相に菅直人・民主党代表代行、財務相に藤井裕久・同最高顧問が起用される。 平野氏は鳩山内閣を「全員野球の布陣」と述べ、同党がマニフェスト(政権公約)に掲げた政策の実現に政治主導で取り組む決意を表明した。 鳩山内閣は、社民党の福島瑞穂党首、国民新党の亀井静香代表の両党首と民主党の菅代表代行のほか、岡田克也・前幹事長が外相、直嶋正行・前政調会長が経済産業相、前原誠司元代表が国土交通相に就任し、党幹部が軒並み入閣する重量級の態勢になった。 平野新長官は、新設の国家戦略担当相の役割について「財務省主導の予算編成ではなく、予算の骨格を企画、起案し、財務省に指示する戦略スタッフの機能だ」と説明した。 市場からは「適材適所の布陣」(大和