神戸市は9日、市立王子動物園(灘区)のジャイアントパンダの「コウコウ(興興)」(オス、14歳)が死んだと発表した。 同市によると、同日午前9時頃、「タンタン(旦旦)」(メス、14歳)に発情の兆候が見られたことから、コウコウに麻酔をして精子を採取。その後、麻酔から覚める途中で心肺停止状態となり、正午頃、死亡が確認された。 コウコウは2002年12月に来園。ともに中国からレンタルされたタンタンとは人工授精で2008年に赤ちゃんが生まれたが、生後3日で死亡した。市は今年6月、10年のレンタル期限をさらに5年延長する契約を中国野生動物保護協会と結んでいた。