freeeのAIチームが作り上げた、チームの力を最大限に生かすための機械学習基盤とは:特集:2020年、AI活用の成否を分かつ技術とは(3)(1/2 ページ) 「最新の進化を取り入れ、freeeという企業の今のステージに適した機械学習基盤を目指した」。freeeのAIラボで機械学習基盤の構築を主導している田中浩之氏はこう話す。では、freeeの今に適した機械学習基盤とは、どのようなものなのか。 freeeで機械学習/AIによる推論サービスを担当しているAIラボでは、チームで利用する機械学習インフラ基盤を構築し、2019年後半に運用を開始した。基盤構築の中心となっている田中浩之氏は、自身が以前、自然言語処理の研究を始めたころを振り返り、機械学習を支援する技術が驚くべき進歩を遂げたと話す。 「当時はC言語で一からアルゴリズムを書いていた。今はそのようなことがなくなり、1日あるいは半日でプロトタ