いよかんやはっさくなどの晩柑の旬は過ぎましたが、この時期は甘夏や夏みかんなどの柑橘系類がスーパーなどの店頭に並びます。 甘夏と夏みかん、見た目も旬の時期も近いですが、何が違うのでしょうか。詳しい話を、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。 「現在『夏みかん』と呼ばれるものは、1700年ごろに山口県長門市に漂着した果実の種を栽培してできたものと言われています。その後、明治時代に山口県萩周辺で栽培が盛んになり、その後、全国に広まって代表的な晩生のかんきつ類となりました。 『夏みかん』は、英語表記は“Summer Oranges”ですが、正式な和名を『ナツダイダイ』と言います。これは、実を収穫せずに置いておくと、次の年は前年の実がまだ付いているのにまた新たな実をつけるという変わった性質があり、『実りが代々続く』という意味で名づけられたと言われています。 一方、『甘夏』は、1935年頃、大分
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